研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
傷ついたイチゴにエチレンが加わると何が起こるか:棚持ち期間中の品質・代謝・遺伝子発現の変化
イチゴは見た目や香り、味に優れる一方、収穫後に傷みやすい果物です。果肉が柔らかく皮が薄いため、軽くぶつかったり押されたりするだけで傷がつきます。傷ができると水分が抜けやすくなり、軟化が進み、店頭や家庭で品質を保てる期間(棚持ち期間)が短くなります。
公開日: 2026年10月19日 05:35
12週間の持久運動と時間制限食で、気分とトリプトファン代謝はどう変わったか
食事の内容だけでなく、食べる時間帯も健康に関わるのではないかという考えから、1日の食事を一定の時間内に収める「時間制限食(TRE)」が注目されています。この方法は定期的な運動と組み合わせて研究されることも増えていますが、そうした生活習慣の変化に伴って、心の状態と体内の物質の変化がどう関係するのかは、…
公開日: 2026年10月19日 05:26
脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究
脳卒中のあとには、飲み込む力が弱まる「嚥下障害」がよく起こります。嚥下障害があると、食べ物や飲み物が気管に入って起こる誤嚥性肺炎の危険が高まり、食事量が減って脱水や低栄養にもつながりやすくなります。そこで病院では、食べ物のかたさや粘り、まとまりやすさを調整した「嚥下調整食」がよく処方されます。
公開日: 2026年10月19日 05:21
乳製品の消費を妨げる要因と情報の役割:ポーランドの医師への調査
乳製品は、良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどを含む食品として食生活で重要な位置を占めてきました。一方で論文によると、多くの先進国では飲用牛乳の消費が減っており、健康や環境、動物福祉への関心の高まりや、植物性の代替飲料への関心の広がりが、乳製品を控える理由になり得ると指摘されています。
公開日: 2026年10月19日 05:16
ラガービール酵母を12回続けて再利用したとき、アミノ酸の使われ方はどう変わるか
ビールの発酵では、酵母が麦汁に含まれるアミノ酸を主な窒素源として取り込みます。アミノ酸は酵母の増殖や発酵の進み方に関わるだけでなく、ビールの香りや味に影響する高級アルコールやエステルといった成分のもとにもなります。
公開日: 2026年10月19日 05:09
緑色のスサビノリ変異株「Y-G001」の生育・色素・うま味成分を調べた研究
海苔の原料となる紅藻スサビノリ(学名 Neopyropia yezoensis)は、中国・日本・韓国で広く養殖されています。中国では、収穫した藻体を洗って刻み、乾燥させて紙状の板海苔にします。板海苔は色・つや・形・風味で等級が決まり、その等級が価格を左右します。中国ではこれまで、成長が速く収量の多い…
公開日: 2026年10月19日 05:01
ルーマニア産雌雄同株ヘンプ6品種の種子に含まれる栄養成分と抗酸化成分の比較
ヘンプ(産業用大麻、Cannabis sativa L.)の種子は、たんぱく質や脂質、食物繊維、ミネラルなどを多く含む植物性の食品素材として利用が広がっています。欧州連合で栽培が認められている産業用ヘンプは、精神作用をもつ成分THCの含有量が低い品種に限られます。著者らによれば、種子の成分は品種によ…
公開日: 2026年10月19日 04:52
2種のゴミムシダマシ幼虫の消化物が腸の培養細胞に与える影響を調べた研究
持続可能なたんぱく源として、食用昆虫を飼料や食品に使うことへの関心が高まっています。昆虫は、従来の家畜に比べて少ない水・飼料・土地で生産でき、温室効果ガスの排出も少ないとされています。一方で、昆虫を食べたときに消化の過程で生じる成分が、腸の表面を覆う細胞にどう作用するのかは、まだ十分に分かっていませ…
公開日: 2026年10月19日 04:46
ヒマラヤの伝統的な酒造りの種「ダエリ」の成分と微生物を調べた研究
インド北西部ヒマラヤ地域には、地域の人々が受け継いできた発酵食品や酒が数多くあります。その一つが、ヒマーチャル・プラデーシュ州バルマウル地方のガッディ族がつくる米の酒「スール」です。スールは集まりや季節の祭り、儀礼の場で飲まれ、地域の暮らしと深く結びついています。
公開日: 2026年10月18日 21:30
アヒルの卵の成分は飼い方と産地で変わるか:インドネシア・スンバン郡での比較研究
インドネシアでは、手ごろな価格の動物性たんぱく源として卵が広く食べられています。なかでもアヒルの卵は、黄身のざらりとした食感から塩漬け卵などの加工品の原料として重宝されています。卵の成分は、品種や環境、飼い方、えさによって変わり得ると考えられています。
公開日: 2026年10月18日 20:13
ビタミンD・マグネシウム・亜鉛と歯科インプラントの骨結合:既存研究を整理した総説
歯を失った部分を補う歯科インプラントは、あごの骨に埋め込んだ人工の歯根が骨としっかり結びつくことで機能します。生きた骨とインプラントの表面が直接接して一体化するこの過程を「骨結合(オッセオインテグレーション)」と呼び、治療がうまくいくための基本条件とされています。
公開日: 2026年10月18日 20:08
ユーラシアで北ほど背が高い傾向を、遺伝・栄養・気温の組み合わせから説明する理論的枠組み
ユーラシア大陸では、高緯度、つまり北の地域ほど人々の平均身長が高いという傾向が知られています。しかし著者らによると、なぜこのような地理的な差が生じるのかについては、さまざまな説明がばらばらに語られ、十分に整理されてきませんでした。
公開日: 2026年10月18日 20:04