研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
陸上養殖の病原体増殖をたどる——ヒラメ飼育システムの水質と因果推論による研究紹介
陸上に設けた水槽で魚を高密度に育てる集約的な養殖では、魚の排泄物や餌の残りに由来する代謝廃棄物がたまり、それをきっかけに病気が広がることが安定操業の大きな課題になっています。著者らは、病原体が増えるきっかけとなる環境側のしくみがまだよく分かっていない点を出発点としました。
公開日: 2026年09月27日 06:06
乳用子牛から分離されたビフィズス菌株の消化管耐性とサルモネラ抑制作用に関する研究
家畜の腸炎や肺炎、敗血症といった感染症を防ぎ、抑えるための手段として、抗生物質に代わるプロバイオティクスへの関心が高まっています。プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届いて健康に役立つと期待される微生物のことです。
公開日: 2026年09月27日 05:59
アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究
収穫後のリンゴは、さまざまな要因によって大規模な損失が生じており、産業にとって大きな課題となっています。一方で、消費者の間では天然素材を使った環境にやさしい保存方法への関心が高まっています。
公開日: 2026年09月27日 05:54
アンデス産ブルーベリー「マチャマチャ」を加えたヨーグルトの開発――抗酸化性と嗜好性を調べた研究
ペルーの高地アンデス地域で「マチャマチャ」と呼ばれる果実、ワクシニウム・フロリブンダム(Vaccinium floribundum Kunth、アンデス産ブルーベリー)は、独特の色合いや生体活性成分、栄養価などから高く評価されてきました。著者らは、この果実で作ったジェリーを加えた機能性ヨーグルトを開…
公開日: 2026年09月27日 05:34
発酵食品タルハナから分離されたバチルス属菌の安全性とプロバイオティクスとしての可能性を調べた研究
タルハナは、トルコで数百年にわたり広く食べられてきた発酵食品です。その発酵を主に担っている微生物は乳酸菌であることが知られていますが、研究チームは今回、あえて別の菌に注目しました。タルハナの試料からバチルス属(Bacillus)の菌株を分離し、種類を同定したうえで、プロバイオティクスとしての性質の一…
公開日: 2026年09月27日 05:29
マレーシア産ケルルットハニーとトゥアランハニーの成分と抗酸化能を比べた研究
はちみつは栄養面と健康面の両方で価値があるとされ、安全に安心して食べるためには品質を確かめることが大切です。研究チームは、マレーシア産の2種類のはちみつ、ケルルットハニーとトゥアランハニーについて、物理化学的な性質、ミネラル組成、抗酸化能を調べることを目的としたと述べています。
公開日: 2026年09月27日 05:22
アジアの食文化に地中海食の原則を取り入れる「アジア型地中海食」の提案
著者らは、アジアの国々が急速な高齢化と生活様式の変化に直面し、食事に関わる非感染性疾患(NCDs、感染によらない慢性的な病気。2型糖尿病、心血管疾患、脳卒中、がんなど)の負担が増していると指摘しています。世界保健機関(WHO)は、生涯を通じてバランスのとれた食事を保つことが栄養不良やNCDsから身を…
公開日: 2026年09月27日 05:18
食事の質と「エピジェネティック年齢」の関係を一卵性双生児で検証した縦断研究
健康的な食習慣は、心血管疾患やがんなどの病気のリスクを下げ、寿命にも関わると考えられてきました。近年は、老化の進み具合を血液から推定する指標として「エピジェネティック・クロック(エピジェネティック時計)」が使われています。これはDNAメチル化と呼ばれる化学的な修飾のパターンから生物学的な年齢を推定す…
公開日: 2026年09月26日 23:30
健康的な食事と身体活動が2型糖尿病の予防に果たす役割をまとめた総説
この論文は、健康的な食事と定期的な身体活動が2型糖尿病の予防にどのような役割を果たすのかを整理することを目的としています。2型糖尿病は、血糖値を調節するしくみがうまく働かなくなることで血糖が高い状態が続く病気で、生活習慣とのかかわりが深いことが知られています。
公開日: 2026年09月26日 23:22
食事の傾向と心臓の不調が起きやすい時間帯を調べた横断研究の紹介
心血管疾患は世界の死亡原因の第一位であり、虚血性心疾患、心不全、不整脈、電気信号の伝わり方が乱れる伝導障害などを含みます。著者らは、2022年に世界でおよそ1,980万人の死亡が心血管疾患に関係していたと述べ、人口の高齢化や危険因子の増加が背景にあると説明しています。
公開日: 2026年09月26日 23:17
インドの家族における食文化の変化と栄養課題を論じた研究
この論文は、インドの家族のあいだで食文化がどのように変わってきたのかを整理し、その変化が栄養と健康にどのような意味を持つのかを家政学(ホームサイエンス)の視点から検討することを目的としています。
公開日: 2026年09月26日 23:08
食べ物は「隠れた毒」になりうるか――アーユルヴェーダのドゥーシーヴィシャ概念から現代の食を読み解く
アーユルヴェーダでは、食べ物(アンナ)は生命を支える基本的な柱の一つとされてきました。適切な食は健康と長寿を支えますが、不適切な食、汚染された食、あるいは体に合わない組み合わせの食は、逆に病気の原因になりうる――この論考は、そうした古典的な考え方を出発点としています。
公開日: 2026年09月26日 23:04