研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
海藻グラシラリアの品質を高める加工技術と排水処理の取り組み — インドネシア・シドアルジョ県ジャボン地区での報告
インドネシア東ジャワ州シドアルジョ県のジャボン地区は、グラシラリア属(Gracilaria sp.)という海藻の養殖の中心地です。しかし著者らは、この地域の海藻が主に原料のまま販売され、しかも不純物が多く混ざっているため、経済的な価値が低いままにとどまっていると指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:39
食品選びの環境影響をどう捉えているか——ポルトガルとブラジルの都市で行われた消費者意識の調査
都市の食のしくみは、まちの持続可能性を左右する重要な要素です。しかし研究チームは、消費者が自分の食品選択による環境への影響を誤って見積もることが多いと指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:32
発酵に関わる乳酸菌がつくるうま味ペプチドの受容メカニズムを探る研究
味噌などの大豆発酵食品づくりでは、塩分の高い環境でも育つ乳酸菌Tetragenococcus halophilusが重要な働きをしています。研究チームは、この菌が自分の内部でつくり出すペプチド(アミノ酸がいくつかつながった短い分子)の代謝が、発酵食品の風味形成に関わっているのではないかと考えました。
公開日: 2026年09月27日 06:26
カカオ由来の酵母を比較する研究——糖の消費と香り成分のちがいを調べる
チョコレートの風味は、カカオ豆の発酵の段階でつくられる「前駆物質」と呼ばれる化学成分に大きく左右されます。この発酵には酵母をはじめとする微生物が関わっていますが、研究チームは、カカオに由来する個々の酵母株がそれぞれどのような働きをしているのかは、まだ十分に解明されていないと述べています。
公開日: 2026年09月27日 06:22
牛乳の脂肪球膜からコレステロールを除き植物ステロールに置き換えると何が起きるか
牛乳の中で脂肪は「脂肪球」という小さな粒として存在し、その表面は乳脂肪球膜(MFGM)と呼ばれる薄い膜で覆われています。この膜にはコレステロールが含まれており、膜の中で脂質が規則正しく並んだ領域(液体秩序ドメイン)をつくる役割を担うと考えられています。
公開日: 2026年09月27日 06:18
リョクトウ由来のタンパク質繊維で乳タンパク質ゲルを強くする——中性条件での複合ゲル研究
食品の多くは、タンパク質が加熱によって網目状の構造をつくり、水を抱え込んで固まる「ゲル」としての性質を利用しています。乳由来のホエイタンパク質分離物(WPI、乳清タンパク質を精製したもの)は、そうしたゲルをつくる代表的な素材です。ただし中性(pH7)付近の条件では、WPIだけを加熱してできるゲルは構…
公開日: 2026年09月27日 06:12
陸上養殖の病原体増殖をたどる——ヒラメ飼育システムの水質と因果推論による研究紹介
陸上に設けた水槽で魚を高密度に育てる集約的な養殖では、魚の排泄物や餌の残りに由来する代謝廃棄物がたまり、それをきっかけに病気が広がることが安定操業の大きな課題になっています。著者らは、病原体が増えるきっかけとなる環境側のしくみがまだよく分かっていない点を出発点としました。
公開日: 2026年09月27日 06:06
乳用子牛から分離されたビフィズス菌株の消化管耐性とサルモネラ抑制作用に関する研究
家畜の腸炎や肺炎、敗血症といった感染症を防ぎ、抑えるための手段として、抗生物質に代わるプロバイオティクスへの関心が高まっています。プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届いて健康に役立つと期待される微生物のことです。
公開日: 2026年09月27日 05:59
アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究
収穫後のリンゴは、さまざまな要因によって大規模な損失が生じており、産業にとって大きな課題となっています。一方で、消費者の間では天然素材を使った環境にやさしい保存方法への関心が高まっています。
公開日: 2026年09月27日 05:54
アンデス産ブルーベリー「マチャマチャ」を加えたヨーグルトの開発――抗酸化性と嗜好性を調べた研究
ペルーの高地アンデス地域で「マチャマチャ」と呼ばれる果実、ワクシニウム・フロリブンダム(Vaccinium floribundum Kunth、アンデス産ブルーベリー)は、独特の色合いや生体活性成分、栄養価などから高く評価されてきました。著者らは、この果実で作ったジェリーを加えた機能性ヨーグルトを開…
公開日: 2026年09月27日 05:34
発酵食品タルハナから分離されたバチルス属菌の安全性とプロバイオティクスとしての可能性を調べた研究
タルハナは、トルコで数百年にわたり広く食べられてきた発酵食品です。その発酵を主に担っている微生物は乳酸菌であることが知られていますが、研究チームは今回、あえて別の菌に注目しました。タルハナの試料からバチルス属(Bacillus)の菌株を分離し、種類を同定したうえで、プロバイオティクスとしての性質の一…
公開日: 2026年09月27日 05:29
マレーシア産ケルルットハニーとトゥアランハニーの成分と抗酸化能を比べた研究
はちみつは栄養面と健康面の両方で価値があるとされ、安全に安心して食べるためには品質を確かめることが大切です。研究チームは、マレーシア産の2種類のはちみつ、ケルルットハニーとトゥアランハニーについて、物理化学的な性質、ミネラル組成、抗酸化能を調べることを目的としたと述べています。
公開日: 2026年09月27日 05:22