研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
植物性食品中心の食事の「質」と死亡リスクとの関連:心臓・腎臓・代謝の早期段階にある中国の高齢者を対象とした追跡研究
心臓や血管の病気、腎臓の病気、肥満や糖尿病などの代謝の異常は互いに影響し合います。米国心臓協会(AHA)はこれらをまとめて「心血管・腎・代謝(CKM)症候群」ととらえ、進み具合を段階で分ける考え方を示しています。研究チームによると、はっきりした心臓病が現れる前の早い段階(ステージ0〜2)でも、段階が…
公開日: 2026年10月17日 21:50
砂糖のとりすぎと関節リウマチの関係を整理した総説:全身の炎症という視点から
関節リウマチは、免疫の仕組みが誤って自分の体を攻撃する「自己免疫疾患」の一つです。関節の内側を覆う滑膜という組織に慢性的な炎症が続き、軟骨や骨が少しずつ壊され、日常の動作が難しくなることがあります。発症しやすさには遺伝的な素因が関わりますが、喫煙や肥満、食事などの環境・生活習慣も、炎症の始まりや進み…
公開日: 2026年10月17日 21:45
赤肉種と白肉種のドラゴンフルーツ果肉に含まれる成分を比べた研究
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)はサボテン科の熱帯果実で、ビタミンCや食物繊維、色素成分などを含み、抗酸化作用が高い果物として知られています。著者らは、こうした果実にどのような植物由来の化学成分(フィトケミカル)が含まれているかを明らかにすることが、健康に役立つ食品素材としての可能性を考えるうえで重要だと…
公開日: 2026年10月17日 21:39
食べ物への依存的な食行動を面接で評価する「FASI」のイタリア語版を摂食障害の患者で検証した研究
「フードアディクション(食べ物依存)」とは、主に超加工食品について、強い渇望、食べる量が増えていく、抑えがきかない、悪影響があっても食べ続けるといった、依存症に似た食べ方のパターンを指す考え方です。これを独立した病気として扱うべきかはまだ議論が続いています。一方で、むちゃ食い障害や神経性過食症などの…
公開日: 2026年10月17日 21:33
ファブリー病の食事療法をめぐる文献レビュー:腎臓と全身の視点から
ファブリー病は、GLAという遺伝子の病的な変異によって、細胞内の小器官リソソームで働く酵素α-ガラクトシダーゼAの活性が低下または欠損する、まれな遺伝性の病気です。X染色体に関連して受け継がれます。この酵素が十分に働かないと、グロボトリアオシルセラミド(Gb3)や、そこから派生するlyso-Gb3と…
公開日: 2026年10月17日 21:22
似た食品でも体への負担は異なる:慢性腎臓病の食事療法を見直す総説
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長い期間にわたって低下していく病気です。治療では食事療法が重要な柱とされてきました。従来の食事指導は、たんぱく質、ナトリウム(食塩)、カリウム、リンの摂取量を減らすことが中心でした。「勧められる食品」と「避けるべき食品」を決まった一覧で示す方法もよく使われてきまし…
公開日: 2026年10月17日 21:18
アルジュナ、シナモン、カルダモン、緑茶を組み合わせたハーブティーと心血管の健康:既存研究をまとめた論文の紹介
心臓や血管の病気(心血管疾患)は、今も世界的に大きな健康問題です。著者らは、インドの伝統医学アーユルヴェーダで心臓によいとされてきたアルジュナ(学名 Terminalia arjuna)という木の樹皮に注目しました。この論文の目的は、アルジュナ樹皮に緑茶、カルダモン、シナモンを加えた複数のハーブのブ…
公開日: 2026年10月17日 20:46
使用済みのキノコ培地をどう生かすか:循環型経済の視点から既存研究を整理した総説
キノコは、良質なたんぱく質を比較的少ない環境負荷で得られる食品として、世界中で消費が伸びています。論文によると、世界のキノコ生産量は1990年から2020年までの30年間で約13.8倍の4280万トンに増えました。生産の大部分はアジアに集中し、中国が市場の約9割を占めますが、欧州や北米でも産業化が進…
公開日: 2026年10月17日 20:43
高齢者のフレイルと三大栄養素のバランス:エネルギー摂取が足りているかで関連は異なるか
フレイルとは、加齢に伴って体の予備力が落ち、ちょっとした負担でも健康を崩しやすくなった状態を指します。転倒や入院、要介護、死亡と関連することが知られています。一方で、避けられない老化そのものではなく、予防や改善の余地があると考えられています。そのため、食事のように変えられる要因との関係に関心が集まっ…
公開日: 2026年10月17日 19:50
黒コショウ抽出物ピペリンはサプリメントに必要か 「吸収促進」をうたう配合の根拠を問う日本からの論考
サプリメントのラベルでは「吸収が高まる」「体内利用率が向上」といった表現が増えています。その根拠として多く使われているのが、黒コショウ抽出物とその主成分であるピペリンです。ピペリンは、一緒にとった成分の体内利用を高める「バイオエンハンサー」として販売されています。代表例はウコンの成分クルクミンとの組…
公開日: 2026年10月17日 19:46
2025〜2030年版「アメリカ人のための食生活指針」をめぐる賛否を整理した論文
米国では、国民向けの栄養に関する公式な推奨として「アメリカ人のための食生活指針」が定期的に改訂されています。2025〜2030年版の指針には、栄養の専門家から評価された推奨がある一方で、裏付けとなる根拠が乏しいとして疑問視された推奨もありました。
公開日: 2026年10月17日 19:38
インドネシアの無償栄養給食政策における運営と統治の課題を整理した研究
学校給食は、子どもの健康だけでなく、教育への参加や家庭の暮らし、地域の食料供給にも関わる政策です。インドネシアでは「無償栄養給食(Makan Bergizi Gratis、略称MBG)」と呼ばれる大規模な学校給食政策が進められており、2024年の大統領令で国家栄養庁が設立され、2025年の大統領令で…
公開日: 2026年10月17日 19:34