研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
天然の深共晶溶媒でリンゴとナシの果実丸ごとからポリフェノールを取り出す試み
リンゴとナシは広く食べられている果物で、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分を多く含みます。これまでの抽出研究は、果汁を搾った後の搾りかすなどの副産物に注目したものが中心で、環境負荷の小さい「グリーン溶媒」を使って果実全体から抽出する方法は、あまり調べられていませんでした。
公開日: 2026年10月10日 05:49
コールドプラズマによる大豆粉の前処理が、大豆たんぱく質の香り成分と性質に与える影響
大豆から取り出したたんぱく質(分離大豆たんぱく質)は、パン・菓子、飲料、乳児向け食品、植物由来の肉や乳製品の代替品などに広く使われています。一方で、原料の大豆粉にはリポキシゲナーゼとリパーゼという酵素が残っています。リパーゼは脂質を分解して脂肪酸を切り出し、リポキシゲナーゼはその脂肪酸を酸化します。…
公開日: 2026年10月10日 05:46
電気の通りやすさで発酵の変化をとらえる「電子舌」をカカオとクプアスの果肉飲料で検証した研究
カカオの豆を包む甘酸っぱい果肉や、近縁種クプアスの果肉は、酵母で発酵させると果実酒のような飲料の原料になります。発酵が進むと糖が減り、アルコールや有機酸などが増えていきます。こうした成分の変化を正確に測るには、液体クロマトグラフィー(HPLC)という分析法が一般的です。ただしHPLCは、試料の前処理…
公開日: 2026年10月10日 05:42
熟成肉の「外皮」を4割配合したパティは陳列中にどう変わるか:イタリアの研究チームによる品質・微生物・官能の評価
ドライエイジング(乾燥熟成)は、包装しない牛肉を温度・湿度・風量を管理した冷蔵環境に置いて熟成させる伝統的な方法です。うま味が凝縮し、ナッツやローストを思わせる香りが生まれるため、高級品として扱われます。一方で、熟成中に水分が抜けて重量が減るうえ、表面には乾燥と微生物の働きで硬く黒っぽい「外皮(クラ…
公開日: 2026年10月10日 05:38
タイガーナッツを加えたヨーグルトの栄養成分と食味を調べた研究
ヨーグルトは、乳酸菌が牛乳などに含まれる乳糖を発酵させて作る食品で、たんぱく質やカルシウムの供給源として親しまれています。一方で、研究チームは、ヨーグルトには貧血の予防に重要な鉄分が乏しいことを課題に挙げています。
公開日: 2026年10月09日 20:49
Googleマップの口コミから見る東スラバヤの飲食系小規模事業者への消費者の好み
飲食店を選ぶとき、Googleマップの星の数や口コミを参考にする人は多いでしょう。こうしたオンラインの口コミには、消費者が何を評価し、何に不満を持つかという情報が大量に含まれています。しかし研究チームによると、インドネシアの零細・中小企業(現地でUMKMと呼ばれる小規模事業者)は、分析の技能や設備が…
公開日: 2026年10月09日 20:43
断食月の栄養教育とデーツミルク作りの実演:インドネシアの高校生を対象にした地域貢献活動の報告
著者らは、インドネシア・プカンバルにあるアン・ナミロ高校の生徒を対象に、ラマダン(イスラム教の断食月)中の栄養についての教育活動を行い、その結果を報告しました。
公開日: 2026年10月09日 20:38
初経の低年齢化と生活習慣をアーユルヴェーダの視点から調べた女子生徒100人の観察研究
初めての月経(初経)を迎える年齢は、世代を追うごとに早まる傾向にあり、著者らはこれを世界的な健康上の重要課題と位置づけています。この研究は、インドの伝統医学アーユルヴェーダの考え方を手がかりに、この傾向を捉えようとしたものです。
公開日: 2026年10月09日 20:33
ナイルティラピア稚魚の顔の潰瘍「慢性びらん性皮膚症」と外部寄生虫の関連を調べた研究
ナイルティラピアはタイの淡水養殖で最も多く生産されている魚で、世界的にも生産量が大きく伸びている重要な養殖魚です。研究チームが注目したのは、この魚の頭部、とくに目の後ろあたりに傷がえぐれたような潰瘍ができる「慢性びらん性皮膚症(CED)」と呼ばれる病気です。
公開日: 2026年10月09日 20:27
ダウン症のある子どもの「食べにくさ」はどのように栄養のリスクにつながるのか:文献レビューによる整理
ダウン症は、21番染色体の全部または一部が1本多いことで生じます。ダウン症のある子どもには、筋肉の張りが弱い状態(筋緊張低下)、心臓や呼吸器、消化管の病気、口の動きや感覚の違い、食べる技能の発達の遅れなどがさまざまな組み合わせで見られます。著者らは、これらが互いに影響し合うことで、授乳や食事に難しさ…
公開日: 2026年10月09日 20:19
ルーマニアで育成されたインゲンマメ3系統のさやを2年間分析し、栄養成分とDNAの特徴を比べた研究
インゲンマメは世界で最も多く食べられているマメ科作物の一つです。乾燥した豆だけでなく、若いさやも「さやいんげん」として野菜に使われます。たんぱく質、食物繊維、ミネラル、ポリフェノールなどを含むため、食品の原料としても関心が高まっています。
公開日: 2026年10月09日 20:16
ラベンダーはなぜ料理にあまり使われないのか:香りの印象と文化から考える総説
ローズマリー、タイム、オレガノ、セージ、ミントなど、地中海地域のハーブの多くは料理に広く使われています。ラベンダーも同じ地域のハーブですが、料理での使用は比較的まれです。近年は料理への関心が高まり、デザートや焼き菓子、飲み物などへの利用が紹介されています。それでも、ほかの地中海ハーブほどには定着して…
公開日: 2026年10月09日 20:10