研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
腸内細菌に良いとされる食事パターンと『概日リズム症候群』の関連を調べた大規模研究
睡眠のリズムが乱れがちな現代生活と、生活習慣病との関係が近年注目されています。「概日リズム症候群(Circadian Syndrome, CircS)」とは、肥満や高血圧、脂質異常などの代謝の問題に加え、睡眠や気分に関する不調も併せ持つ状態をまとめて捉える、比較的新しい疫学的な考え方です。これまでの…
取得日: 2026年08月22日 05:08
ベナンのオクラ栽培、農家によって何が違う?全国調査で見えた3つの営農タイプと共通の悩み
オクラは西アフリカの食卓に欠かせない野菜のひとつで、食料安全保障の面でも重要な作物とされています。ところがベナンでは、そのオクラの平均収量が同国内でも特に低い部類にとどまっており、実際に農家がどのように栽培を行っているのか、その実態は十分に把握されていませんでした。今回紹介する研究は、ベナン全国の農…
取得日: 2026年08月22日 04:52
カシス果実の抽出物、口腔内細菌への効果を検証した研究
赤紫色の小さな実をつけるカシス(ブラックカラント)は、ジャムやジュース、お菓子の香り付けなどでおなじみの果実です。実はこのカシス、これまでの研究でベリー類のジュースが強い殺菌力を持つ可能性が報告されてきました。今回紹介する論文は、そうした知見をさらに掘り下げ、カシス果実から作られたさまざまな抽出物が…
取得日: 2026年08月22日 04:52
食事や栄養状態は顎関節症に関係するのか?システマティックレビューが示した現状
顎が痛む、口が開けにくい、あごを動かすとカクカク音がする——こうした症状は「顎関節症(TMD)」と呼ばれ、多くの人が一度は経験する身近な不調です。ストレスや噛み合わせとの関連が語られることが多い一方で、近年は生活習慣、特に「食事」との関係にも関心が寄せられています。今回紹介する研究は、食事や栄養状態…
取得日: 2026年08月22日 04:50
食事の脂肪と乳がんリスク、研究デザインで結果が分かれる? 症例対照研究とコホート研究のメタ解析
「脂肪の多い食事は乳がんのリスクを高めるのではないか」という疑問は、長年にわたって栄養学や疫学の分野で議論されてきました。バターや揚げ物、脂身の多い肉など、脂肪を多く含む食品は身近にあるだけに、多くの人が気になるテーマではないでしょうか。実はこれまでの研究では、調査の方法によって結果が一致しないとい…
取得日: 2026年08月22日 04:50
サケの飼料に使う『つなぎ』成分、糞の量や消化にも影響か 大西洋サケでの検討
養殖魚のエサ(配合飼料)は、粉末原料を粒状(ペレット)に固めて作られます。運搬や取り扱いの際にペレットが崩れたり、水の中でふやけて崩壊したりしないよう、飼料には『バインダー』と呼ばれるつなぎ成分がよく加えられます。今回紹介する研究は、このバインダーが単にペレットの丈夫さを保つだけでなく、魚の糞の性質…
取得日: 2026年08月22日 04:50
水銀の耐容摂取量、米国の新しい評価とEUの基準は今も一致するのか——EFSAが検証
私たちは魚介類などを通じて、ごく微量の水銀を口にする機会があります。こうした食品からの水銀摂取について、欧州では「これ以上は摂り続けないほうがよい」という目安となる量が定められています。一方、アメリカでも独自に水銀の健康影響に関する評価が行われており、その内容が最新の知見を反映して更新されると、欧州…
取得日: 2026年08月22日 04:50
葉緑体は食品原料になるのか──光合成器官の栄養価と食への応用可能性を探るレビュー
葉緑体といえば、学校の理科で「光合成を行う場所」として習った記憶がある人も多いのではないでしょうか。太陽の光エネルギーを、糖という化学エネルギーに変換する、植物にとって欠かせない小さな器官です。今回紹介するのは、この身近でありながら食品としてはほとんど意識されてこなかった葉緑体を、食品原料として活用…
取得日: 2026年08月22日 04:50
「三姉妹農法」由来の伝統食と肥満研究:ミルパ食が体に働く仕組みを整理したレビュー
トウモロコシと豆、カボチャを一緒に育てる「三姉妹(three sisters)」農法を知っていますか。これはメソアメリカ(中南米)に古くから伝わる伝統的な混作の知恵で、この農法から生まれた食事パターンは「ミルパ食」と呼ばれています。トウモロコシ、豆類、カボチャ、唐辛子を中心とする、植物性食品が主体で…
取得日: 2026年08月22日 04:50
ホエイプロテインのナノ粒子でチコリの機能性成分を守る——発酵乳Rayebの保存性を探った研究
チコリという植物をご存じでしょうか。青い花を咲かせるキク科の植物で、根がコーヒーの代用品として使われることもありますが、葉や茎などの地上部にもポリフェノールをはじめとする植物由来の機能性成分が含まれていると考えられています。こうした植物成分を食品に加えて機能性を高めようとする研究は世界中で行われてい…
取得日: 2026年08月22日 04:26
幼少期の砂糖摂取制限と成人期の不安・うつリスク:英国バイオバンクを用いたコホート研究
「幼い頃の食生活が、大人になってからの心の健康に影響するかもしれない」——そんな仮説を検証したユニークな研究が報告されました。手がかりとなったのは、かつて英国で実施されていた「砂糖配給制」です。第二次世界大戦後のイギリスでは食料が配給制となっており、砂糖もその対象でした。生まれた時期によって、人生の…
取得日: 2026年08月22日 04:23
重度の栄養不良だった小学1年生に給食プログラムを実施したら何が起きたか——フィリピンの学校での実践報告
子どもの成長にとって、栄養状態と学びの力は切り離せない関係にあると言われています。栄養が不足した状態が続けば、体の発達だけでなく学校での学習にも影響が及ぶのではないか——そうした問題意識のもと、フィリピンのダスマリニャス小学校で行われた学校給食プログラムの実践研究を紹介します。今回取り上げるのは、2…
取得日: 2026年08月22日 04:23