研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
超加工食品の摂取量と死亡リスクの関連を米国の長期追跡研究で調べた研究
超加工食品とは、工業的な加工を多く経て作られた食品のことです。手軽さやおいしさ、積極的な宣伝を背景に、米国をはじめ世界中で消費が大きく増えています。これまでの研究では、超加工食品の摂取が心臓や代謝に関わる好ましくない健康状態と関連することが報告されてきました。しかし死亡との関係を調べた研究はまだ限ら…
公開日: 2026年10月14日 05:03
甘いものへの「依存的な食べ方」を6項目で測る簡易尺度の開発と、英語・スペイン語・ハンガリー語での検証
砂糖や甘味を加えた加工食品の摂り過ぎは、肥満や2型糖尿病、心血管疾患などとの関連が指摘されてきた公衆衛生上の課題です。甘いものをやめられない、強く欲しくなるといった、依存に似た食べ方を訴える人も少なくありません。著者らは、体重管理や栄養指導、糖尿病、摂食障害の診療の場で、患者が「食べ物全般」ではなく…
公開日: 2026年10月14日 04:59
高血圧と酸化ストレス・炎症に対する食事と生理活性成分の役割を整理したレビュー
全身性の動脈性高血圧は、世界的に早すぎる死の主要な原因の一つであり、心臓や血管、脳血管、腎臓の病気のリスクを大きく高めると、著者らは説明しています。年齢や遺伝のように変えられない要因も発症に関わりますが、予防や管理には生活習慣の見直しが重要だとされています。
公開日: 2026年10月14日 04:54
有色米の加工に超音波をどう使えるか――アントシアニンの保持と抽出をめぐる総説
黒米や赤米のような有色米には、アントシアニンと呼ばれる色素をはじめ、ポリフェノールの仲間である生理活性成分が含まれています。アントシアニンは植物の赤や紫の色のもとになる色素です。
公開日: 2026年10月14日 04:51
プロバイオティクスの利用と心の状態・物忘れ・おなかの症状の関係を地域の成人で調べた横断研究
腸と脳は神経やホルモンなどを通じて互いに影響し合っていると考えられており、この結びつきは「腸脳相関」と呼ばれます。研究チームはこの考え方を背景に、プロバイオティクスの利用が気分、認知、消化器の状態とどう関係しているかを調べました。プロバイオティクスとは、適切な量をとったときに健康上の利益をもたらす生…
公開日: 2026年10月14日 04:48
経口補水液の開発を見直す:スポーツ栄養の進歩を医療の水分補給へ生かす可能性を探った総説
経口補水液(ORS)は、体の水分と電解質(ナトリウムなど体液中のミネラル)を補うために作られた飲み物です。これを少量ずつ口から飲んで脱水を治療する方法は「経口補水療法(ORT)」と呼ばれます。点滴に比べて手軽で体への負担が少なく、自分でも行えるうえ、費用も一般に安く済みます。論文によると、これまでの…
公開日: 2026年10月14日 04:45
高麗人参(オタネニンジン)は認知機能を支える候補になり得るか――前臨床研究と臨床研究の知見を整理した文献レビュー
記憶力、注意力、情報を処理する速さ、計画を立てて行動を組み立てる力(実行機能)などをまとめて「認知機能」と呼びます。学習や仕事、日々の生活の質を左右する大切な能力です。近年は脳の健康を支える手段として天然素材への関心が高まっており、その代表として多く研究されてきた植物がオタネニンジン(Panax g…
公開日: 2026年10月14日 04:41
発芽緑豆をマイクロ波で加熱したフレークを小規模生産した場合の採算性の試算
豆類は比較的安価な植物性たんぱく質の供給源です。しかし、緑豆(学名 Vigna radiata L.)は、粒のまま、ダール(豆を煮込んだ料理)、もやしとして食べられることが多く、長時間水に浸して煮る手間がかかります。
公開日: 2026年10月13日 22:21
ビーツとスイートバジルの「ペスティル」は脂質異常のラットの血中脂質にどう影響したか
血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態、あるいは「善玉」と呼ばれるHDLコレステロールが少ない状態は高脂血症(脂質異常)と呼ばれ、心臓や血管の病気の大きな危険因子とされています。研究チームは、植物性の食品を使った食事面での対策に注目しました。
公開日: 2026年10月13日 22:16
果物・野菜の加工残さに含まれる健康機能成分の可能性を整理した総説
世界で果物や野菜の生産が増えるにつれ、収穫、加工、流通、消費後の各段階で、皮、種、搾りかす、さやなどの残さが大量に出るようになりました。著者らによると、これらの多くは廃棄物として扱われ、埋め立て地に運ばれることも少なくありません。その結果、環境への負荷となるだけでなく、価値を持つかもしれない資源を失…
公開日: 2026年10月13日 22:03
レバノンの高齢者における動物性・植物性たんぱく質の摂取量と骨格筋量の少なさの関連
年齢とともに筋肉の量や力、体を動かす能力が落ちていく状態はサルコペニアと呼ばれます。サルコペニアは骨折や虚弱のリスクの高まりと結びつき、生活機能の低下や障害、さらには死亡リスクの上昇にもつながるとされています。筋肉を保つにはたんぱく質を十分にとることが大切だと考えられています。しかし、肉や乳製品など…
公開日: 2026年10月13日 21:55
韓国の寺院料理と腸内細菌・代謝の健康の関わりをめぐる研究の整理
韓国の仏教寺院では、修行僧の暮らしの中で受け継がれてきた植物性中心の食事「寺院料理(サチャル・ウムシク)」が知られています。著者らはこの総説で、寺院料理の栄養的な特徴、腸内細菌への関わり、食事とともに営まれる修行の習慣という三つの側面について、これまでの研究知見を整理しました。
公開日: 2026年10月13日 21:50