研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

デンプンを水に強いプラスチック材料へ——「深共晶溶媒」を溶媒と触媒の両方に使う新しい手法 研究論文OpenAlexチュニジア

デンプンを水に強いプラスチック材料へ——「深共晶溶媒」を溶媒と触媒の両方に使う新しい手法

化石資源からつくられるプラスチックは、安価で成形しやすく、必要な機械的性質や熱安定性を備えているため、日常のあらゆる場面で使われています。論文は、化石資源由来のプラスチックの世界生産量が1990年の1億トンから2024年には約4億3000万トンへ増えたことに触れ、同時にその長期安定性が「両刃の剣」で…

公開日: 2026年09月30日 08:53

袋栽培のサツマイモ「栗こがね」にパクロブトラゾールを与えるとどうなるか 研究論文OpenAlexタイ

袋栽培のサツマイモ「栗こがね」にパクロブトラゾールを与えるとどうなるか

サツマイモは炭水化物に加えてビタミンや食物繊維、抗酸化成分を含む作物として知られています。なかでも「栗こがね」は栗のような風味と黄金色の果肉をもつ日本のサツマイモ品種です。しかし論文は、タイでのサツマイモ生産には課題があると述べています。雨季に水を過剰に受け取ると、つるや葉ばかりが茂り、光合成でつく…

公開日: 2026年09月30日 08:47

健康リテラシーと食事の質の関係——年齢が隠していたつながり 研究論文OpenAlex韓国

健康リテラシーと食事の質の関係——年齢が隠していたつながり

食事の内容は、生活習慣病やがんによる死亡に関わる要因のうち、変えられるものの代表として知られています。一方で栄養学の研究は「何をどれだけ食べたか」とその健康への影響に集中しがちで、その手前にある個人の能力——食に関する情報を手に入れ、理解し、判断し、実際の行動に移す力——には比較的注意が向けられてき…

公開日: 2026年09月30日 08:44

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験

加齢とともに筋肉の量と力が落ちていく状態を「サルコペニア」と呼びます。虚弱や生活動作の障害、死亡リスクの上昇と強く結びつくため、高齢化が進む社会では大きな課題です。対策の柱は筋力トレーニングと栄養の改善ですが、持病があったり続けるのが難しかったりする高齢者では、効果が限られる場合があると論文は指摘し…

公開日: 2026年09月30日 08:39

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究 研究論文OpenAlexブラジル

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究

肥満やそれに関連する脂質異常症、インスリン抵抗性などの代謝の問題は、世界的な健康課題として続いています。こうした状態は過剰なカロリー摂取やエネルギーバランスの乱れ、内臓脂肪の蓄積と結びつくことが多く、食事による介入が体重管理と代謝改善の中心的な方法として位置づけられてきました。

公開日: 2026年09月30日 08:34

植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究

カスタードパウダーは、とうもろこしでんぷんを主体に香料やミネラル・ビタミンを加えた粉末食品で、熱湯を注いで手軽に調製できるため、熱帯地域の多くの国では朝食や離乳食として広く使われています。著者らは、この親しみやすく調理が容易な食品を、栄養素を届ける「器」として活用できる点に着目しました。

公開日: 2026年09月30日 08:30

食用カギカズラ由来のインドールアルカロイド「ビンコシドラクタム」が糖の消化酵素を抑える——食後血糖への働きを調べた研究 研究論文OpenAlex中国

食用カギカズラ由来のインドールアルカロイド「ビンコシドラクタム」が糖の消化酵素を抑える——食後血糖への働きを調べた研究

糖尿病は世界的に急増している代謝性の病気です。論文の冒頭では、国際糖尿病連合の資料に基づき、2024年に20〜79歳の成人およそ5億8900万人が糖尿病を抱え、世界で約340万人の死亡に関わったと紹介されています。

公開日: 2026年09月30日 08:25

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説 研究論文OpenAlexイタリア

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説

食後の強い膨満感、少量で満腹になる早期飽満感、上腹部の痛みや焼ける感じが続き、日常生活に支障が出ることがあります。検査で説明できる器質的な病気が見つからず、診断基準を満たす場合、この状態は機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれます。著者らは、FDの世界的な有病率をローマIV基準で約6.8%と報告された…

公開日: 2026年09月30日 08:19

食品包装フィルムに精油を安定に取り込む——ミニトマトの鮮度保持を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

食品包装フィルムに精油を安定に取り込む——ミニトマトの鮮度保持を調べた研究

石油由来の包装材を減らしつつ、生鮮食品の品質低下を遅らせる「生分解性の機能性包装」が求められています。多糖類からつくるフィルムは再生可能な材料ですが、水になじみやすいため水蒸気などを通しにくくする性能が落ちやすく、強度も不十分になりがちだと研究チームは整理しています。

公開日: 2026年09月30日 08:14

スベリヒユの残留農薬を落とす洗い方を比べた研究——酸性溶液・重曹・超音波洗浄の効果と品質への影響 研究論文OpenAlexトルコ

スベリヒユの残留農薬を落とす洗い方を比べた研究——酸性溶液・重曹・超音波洗浄の効果と品質への影響

スベリヒユ(Portulaca oleracea L.)は古くから食用・薬用に利用されてきた植物で、ビタミンCやミネラル、ビタミンE、α-リノレン酸などのω-3脂肪酸に富み、ポリフェノール類やカロテノイドといった生理活性成分も含むと論文は紹介しています。トルコやギリシャなど地中海地域の食文化では日常…

公開日: 2026年09月30日 08:00

霊芝菌糸体を乳酸菌で発酵させると何が変わるか——うま味と抗酸化力の変化を追った研究 研究論文OpenAlexニュージーランド

霊芝菌糸体を乳酸菌で発酵させると何が変わるか——うま味と抗酸化力の変化を追った研究

霊芝(レイシ、学名 Ganoderma lucidum)は「霊芝(リンジー)」として中国で古くから用いられてきたキノコで、多糖類やトリテルペン類といった成分を含みます。ただし著者らは、このトリテルペン類が強い苦味と渋味のもとになっており、食品としての利用が広がりにくい原因になっていると述べています。

公開日: 2026年09月30日 07:53

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告 研究論文OpenAlexトルコ

サクランボ類の樹木から出る「樹脂ガム」を調べる —— 利尿作用と抗酸化力、ミネラル組成の報告

サクランボの仲間の木は、外からの刺激を受けると幹から粘り気のある液体をしみ出させます。これは時間がたつと固まって、乳白色から淡い黄色のかたまりになり、さらに古くなると色が濃くなっていきます。「樹脂」や「ガム」と呼ばれるこのしみ出し物(樹液ガム)は食べることができ、ほのかな苦みと甘みがあり、各地の言い…

公開日: 2026年09月30日 07:49