研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アーユルヴェーダの「相容れない食べ合わせ」と自己免疫・アレルギー疾患の関係を現代医学の知見から読み解く文献レビュー
インドの伝統医学アーユルヴェーダには、「ヴィルッダ・アーハーラ(Viruddha Ahara)」と呼ばれる考え方があります。直訳すると「相容れない食事」で、組み合わせや調理法、食べる状況などが体に合わない食事を指し、さまざまな病気の重要な原因の一つとされてきました。古典医学書『チャラカ・サンヒター』…
公開日: 2026年10月14日 07:47
キトサンを加えたカルバクロール系マイクロエマルションによるグリーンテーブルオリーブ保存の検討
テーブルオリーブは地中海の食卓に欠かせない食品です。収穫後には苦みを抜く加工が必要で、その多くは濃い塩水の中での発酵によって行われます。しかし著者らは、この高塩分の塩水には二つの課題があると指摘しています。一つは、使用後の塩水の廃棄が環境の負担になることです。もう一つは、塩分の多い食品が、高血圧や心…
公開日: 2026年10月14日 07:43
骨の弱さで受診した患者の食事からのカルシウム摂取量:乳がんの補助内分泌療法を受ける女性に注目した調査
カルシウムは骨の健康を保つうえで欠かせない栄養素ですが、世界の多くの国で摂取量が不足していると報告されています。一方、これまでの研究では、病気や薬の影響で骨がもろくなる「続発性骨粗鬆症」の人や、がんの既往がある人が対象から外されることが多くありました。そのため、骨折リスクが高いこうした人たちがどれだ…
公開日: 2026年10月14日 07:39
心不全・2型糖尿病・肥満のある成人で、食事による体重管理の期間中に左心室の大きさと働きはどう変化したか:Pro-HEART試験の二次解析
肥満は心不全の患者に多く、心臓の形や働きの変化と関連することが知られています。体重を意図的に減らすと、肥満に関連した心臓の変化が改善する可能性があり、これまで減量手術や肥満症の薬物治療で検討されてきました。一方、すでに心不全がある成人が食事療法で体重管理に取り組む間に心臓の構造がどう変わるかは、あま…
公開日: 2026年10月14日 07:34
ゲノム編集でダッタンソバの種子の苦みを抑える:ルチン分解酵素遺伝子FtRDE2を働かなくした研究
ダッタンソバは、厳しい環境でも育ちやすい穀物のような作物です。グルテンを含まず、タンパク質やミネラルに加えて、フラボノイドの一種であるルチンを多く含みます。一方で、種子の強い苦みが普及の妨げになっていると、著者らは述べています。
公開日: 2026年10月14日 07:31
「プラネタリーヘルス食」への近さと尿中の植物性エストロゲン量の関連:米国成人を対象とした横断研究
「プラネタリーヘルス食」は、EAT–Lancet委員会が提案した食事パターンで、人の健康と環境負荷の軽減の両立を目指しています。全粒穀物、豆類、果物、野菜、ナッツなど植物性食品を中心とし、赤肉や精製糖を厳しく制限します。ただし完全な菜食ではなく、魚介類などの動物性食品も推奨範囲内で含まれます。この食…
公開日: 2026年10月14日 05:33
プレバイオティクス食物繊維と腸内細菌、短鎖脂肪酸の関係を整理した総説
腸内細菌は、体の代謝や免疫、腸の働きに深く関わることが知られています。腸内細菌は、小腸で消化されずに大腸へ届いた食べ物の成分を発酵させ、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を作ります。主なものは酢酸、プロピオン酸、酪酸の三つです。これらは腸の粘膜のバリア機能や炎症の調節、糖や脂質の代謝、腸と脳の情報のやり取りに…
公開日: 2026年10月14日 05:29
病院の栄養ケアを看護師主導から臨床栄養士主導へ移したとき、何が変わったか――デンマークの呼吸器内科病棟での検討
入院患者の低栄養は、入院期間の長期化、予後の悪化、生活の質の低下、死亡率の上昇と関連することが知られています。そのため、入院時に栄養面のリスクがある患者を早く見つけ、適切に対応することが重要とされ、国際的な指針でも栄養リスクスクリーニング(入院患者が低栄養の危険を抱えているかを点数で判定する手順)が…
公開日: 2026年10月14日 05:26
スリーブ状胃切除術後に体重が再び増えた患者で、3種類の食事調査法の結果はどの程度一致するか
肥満に対する減量・代謝手術の中で、胃を細長く切り取って小さくする「スリーブ状胃切除術」は、世界で最も多く行われている術式です。一方で、長期的には手術後にいったん減った体重が再び増える患者が比較的多いことも報告されています。術後のケアでは、患者が実際に何をどれだけ食べているかを把握することが重要です。
公開日: 2026年10月14日 05:23
ヒスパニック/ラテン系の成人向けに文化的に調整したスペイン語の食事スクリーニング質問票「SABE」の内容妥当性を検証した研究
心血管疾患の予防では、短時間で食習慣を把握できる簡易な食事スクリーニング質問票(スクリーナー)の開発と活用が推奨されています。しかし著者らによると、米国の多様なヒスパニック/ラテン系の人々に向けて妥当性が確かめられたスペイン語の質問票は不足しています。また既存の質問票は、この人々になじみのある文化的…
公開日: 2026年10月14日 05:19
紅茶・緑茶以外の植物の浸出液でコンブチャはつくれるか――4種の植物素材を比較した研究
コンブチャは、砂糖を加えた茶(チャノキの葉からつくる紅茶や緑茶)を、細菌と酵母が共生する培養物で発酵させてつくる飲料です。近年は、茶以外の植物を原料にしたコンブチャ風飲料への関心が高まっており、原料によって性質や試験管内で測定される生理活性の特徴が異なる飲料が生まれる可能性があります。
公開日: 2026年10月14日 05:11
妊娠中のヴィーガン食の栄養摂取と出生体重の関係を調べた研究
動物性食品を一切とらない厳格なヴィーガン食を妊娠中に続けた場合、どのような栄養の特徴があり、それがおなかの赤ちゃんの成長とどう関係するのかについては、これまで十分な知見がありませんでした。
公開日: 2026年10月14日 05:08