研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

サトウキビ果汁とカカオハニーを使ったコンブチャの研究 — 発酵中の成分と抗酸化性はどう変わるか 研究論文OpenAlexブラジル

サトウキビ果汁とカカオハニーを使ったコンブチャの研究 — 発酵中の成分と抗酸化性はどう変わるか

コンブチャは、甘みを加えた緑茶や紅茶を、細菌と酵母が共生した培養体(SCOBY と呼ばれます)で発酵させて作る飲み物です。発酵中、酵母が糖をアルコールに変え、酢酸菌がそのアルコールを酢酸に変えるため、飲料は酸っぱくなり pH が下がります。近年は世界的に市場が広がり、風味づけをした製品が人気を集めて…

公開日: 2026年09月13日 18:46

ソレント在来トマトの多様性を品種内部まで調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

ソレント在来トマトの多様性を品種内部まで調べた研究

トマトは世界で最も経済価値の高い野菜作物とされ、論文はFAOSTATの数値として2024年の総生産額が1360億米ドル、栽培面積が約510万ヘクタール、生産量が1億8800万トン超であると紹介しています。南欧は二次的な多様化の中心地とされ、イタリアでは気候や文化の違いを背景に、果実の形や用途が異なる…

公開日: 2026年09月13日 18:42

子どもと思春期の脂肪肝で、血液中のビタミンCとβカロテンはどうなっているか 研究論文OpenAlexエジプト

子どもと思春期の脂肪肝で、血液中のビタミンCとβカロテンはどうなっているか

肝臓に脂肪がたまる病気のうち、代謝の異常をともなうものは「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」と呼ばれます。論文の導入によれば、この病気は子どもの慢性的な肝臓の病気の原因として増えており、子ども全体の7.6%、肥満のある子どもの34.2%が該当すると見積もられています。ただし、なぜ発症するの…

公開日: 2026年09月13日 18:28

アサイーの種を粉にする——アマゾンで大量に捨てられる残さの特性を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

アサイーの種を粉にする——アマゾンで大量に捨てられる残さの特性を調べた研究

アサイーはアマゾン地域で広く育つヤシ科の樹木の果実で、ブラジルでは2024年の生産量が174万1757トンに達し、なかでもパラー州が世界最大の産地として知られています。ただし果実のうち食用となる果肉はわずか1割ほどで、残りの約9割は種が占めます。論文によれば、パラー州では搾汁後に出るアサイーの種が1…

公開日: 2026年09月13日 18:20

トウジンビエ・大豆かす・米ぬかから作るスナック——押出加工の条件が食物繊維と食感・風味に与える影響 研究論文OpenAlexナイジェリア

トウジンビエ・大豆かす・米ぬかから作るスナック——押出加工の条件が食物繊維と食感・風味に与える影響

食物繊維の健康面での役割が知られるようになり、繊維を多く含む食品への関心が高まっています。研究チームは、そうした背景を踏まえ、すぐ食べられる押出スナック(エクストルーダーという装置で加熱・加圧して成形した菓子)を、トウジンビエ、大豆かす、米ぬかという三つの原料から作ることを試みました。

公開日: 2026年09月13日 18:13

インドの消費者は「強化食用油」をどう受け止めているか——グループ討論からの報告 研究論文OpenAlexインド

インドの消費者は「強化食用油」をどう受け止めているか——グループ討論からの報告

この研究は、インドの都市部に暮らす高学歴の消費者が、ビタミンAとDを加えた「強化食用油」をどのように受け止めているかを明らかにしようとしたものです。強化食用油とは、日常的に使う包装済みの調理油に微量栄養素を加えたもので、インドでは食品安全基準機関(FSSAI)の2016年の規則にもとづいて行われてい…

公開日: 2026年09月13日 18:06

乳酸菌由来の多糖「グルカン」が酸化ストレスを和らげ、線虫の寿命を延ばしたという報告 研究論文OpenAlexインド

乳酸菌由来の多糖「グルカン」が酸化ストレスを和らげ、線虫の寿命を延ばしたという報告

私たちの体の中では、呼吸や代謝といった日常的な営みにともなって「活性酸素種(ROS)」と呼ばれる反応性の高い分子が絶えず生まれています。放射線や化学物質、環境汚染、感染などの外的要因も、その発生源になります。研究チームは、活性酸素はある程度までなら細胞が備える抗酸化のしくみで処理されるものの、その処…

公開日: 2026年09月13日 18:02

スーダンの10〜15歳を対象に、食事の傾向と代謝の指標との関係を調べた研究 研究論文OpenAlexサウジアラビア

スーダンの10〜15歳を対象に、食事の傾向と代謝の指標との関係を調べた研究

世界的に子どもの肥満が増えるなか、腹囲の増大や血圧・血糖・血中脂質の異常が重なった状態である「メタボリックシンドローム(MetS)」が問題になっています。研究チームは、こうした代謝の乱れに食事が深く関わることに注目しました。

公開日: 2026年09月13日 17:32

高齢期のうつと脂質代謝のつながりを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

高齢期のうつと脂質代謝のつながりを整理した総説

著者らは、高齢期に生じるうつ(late-life depression、以下LLD)と脂質代謝の関係を整理することを目的に、この総説をまとめました。LLDは一般に高齢者に起こるうつの症候群を指し、年齢の区切りとしては65歳以上が使われることが多いものの、60歳以上を対象とする研究もあると説明されてい…

公開日: 2026年09月13日 17:25

心の状態と食事は互いに影響し合う——慢性疾患の管理をめぐる総説 研究論文OpenAlex中国

心の状態と食事は互いに影響し合う——慢性疾患の管理をめぐる総説

肥満、2型糖尿病、心血管疾患、慢性の消化器疾患、慢性腎臓病といった慢性疾患は、世界の健康課題の中心にあります。著者らは、世界保健機関(WHO)のデータとして、2021年に非感染性疾患が世界で少なくとも4,300万人の死亡をもたらし、パンデミック関連を除く全死亡のおよそ75%を占めたと紹介しています。…

公開日: 2026年09月13日 17:20

自閉スペクトラム症のある成人女性への栄養研究の空白 ― ホエイプロテインとクレアチンをめぐる論点整理 研究論文OpenAlexブラジル

自閉スペクトラム症のある成人女性への栄養研究の空白 ― ホエイプロテインとクレアチンをめぐる論点整理

この論文は、自閉スペクトラム症(ASD)のある成人女性の栄養に関する研究がほとんど行われていない現状を問題として取り上げたオピニオン記事です。著者は、ASDが世界の人口のおよそ1〜2%にみられる生涯にわたる神経発達の特性でありながら、臨床研究や栄養研究の大半が男児を対象としてきたため、成人女性は診断…

公開日: 2026年09月13日 17:15

マテ茶の「実」を活かす — 溶媒の計算予測と実験を組み合わせた有用成分の抽出研究 研究論文OpenAlexブラジル

マテ茶の「実」を活かす — 溶媒の計算予測と実験を組み合わせた有用成分の抽出研究

マテ茶(イェルバ・マテ、学名 Ilex paraguariensis)は南米を中心に飲まれ、近年は世界にも広がっている常緑樹です。飲用に使われるのは主に葉と茎で、赤黒く熟す小さな果実はほとんど利用されていません。研究チームによれば、1本の木は葉7.5kgあたりおよそ1kgの果実をつけるとされ、現状で…

公開日: 2026年09月13日 16:55