研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腸内細菌の乱れと聴覚・平衡感覚の不調をつなぐ「腸‐耳軸」を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌の乱れと聴覚・平衡感覚の不調をつなぐ「腸‐耳軸」を整理した総説

腸の中にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)と全身の健康との関係については研究が進み、腸と脳、腸と肝臓といった「腸‐○○軸」と呼ばれるつながりが数多く論じられるようになりました。著者らは、この流れの中で、腸内細菌叢のバランスが崩れた状態(ディスバイオーシス)が、聴覚と平衡感覚に関わる病気、すなわち聴覚前庭…

公開日: 2026年09月17日 05:00

栽培年数の違うオウセイ(ナルコユリ)多糖を、ヒト腸内細菌で発酵させて比較した研究 研究論文OpenAlex中国

栽培年数の違うオウセイ(ナルコユリ)多糖を、ヒト腸内細菌で発酵させて比較した研究

オウセイ(Polygonatum cyrtonema Hua)は、根茎に多糖と呼ばれる糖の大きな分子を含み、研究チームによれば抗酸化作用や免疫の調節にかかわる働きをもつ成分として知られています。栽培期間の長い株から採れた多糖のほうが健康面での利点が大きいのかどうかは、これまではっきりしていませんでし…

公開日: 2026年09月17日 04:56

山椒の「しびれ」の強さを持ち運べる電気化学装置と機械学習で測る試み 研究論文OpenAlex中国

山椒の「しびれ」の強さを持ち運べる電気化学装置と機械学習で測る試み

山椒のしびれるような辛味(ピリッとした刺激の強さ)は、これまで人の官能評価パネルによる主観的な判定か、実験室の機器分析に頼ってきました。研究チームは、どちらも産地や加工の現場でその場で測るには向かないと指摘しています。

公開日: 2026年09月17日 04:52

乳清タンパク質と大豆タンパク質を組み合わせた食品のアレルギー性を下げる乳酸菌を探す研究 研究論文OpenAlex中国

乳清タンパク質と大豆タンパク質を組み合わせた食品のアレルギー性を下げる乳酸菌を探す研究

牛乳由来の乳清タンパク質分離物(WPI)と、大豆由来の大豆タンパク質分離物(SPI)を組み合わせた「デュアルプロテイン(二種タンパク質)」の食品素材は、互いの栄養面の長所を補い合える点が利点とされています。一方で、どちらの原料にも主要なアレルゲン(アレルギー反応の原因となるタンパク質)が含まれており…

公開日: 2026年09月17日 04:48

セレンと老化・寿命をめぐる研究の総説 研究論文OpenAlexアイルランド

セレンと老化・寿命をめぐる研究の総説

セレンは、体にごく少量だけ必要な必須の微量栄養素です。著者らは、このセレンが老化や寿命にどう関わるのかを、これまでに報告されてきた研究成果を幅広く整理してまとめる総説として本稿を執筆しました。

公開日: 2026年09月16日 12:07

前糖尿病の中高年に対する2種類の運動プログラム——血糖値とビタミンDへの影響を比べた無作為化試験 研究論文OpenAlex中国

前糖尿病の中高年に対する2種類の運動プログラム——血糖値とビタミンDへの影響を比べた無作為化試験

糖尿病になる一歩手前の状態を「前糖尿病」と呼びます。血糖値が正常より高いものの、糖尿病と診断される基準には届かない段階です。研究チームによれば、この状態から毎年5〜10%の人が2型糖尿病へ進むとされる一方、生活習慣への介入によって糖尿病の発症を大きく減らせる可能性も報告されてきました。運動はその中心…

公開日: 2026年09月16日 10:49

牛乳の脂肪酸を赤外分光で測る——装置間のずれを直す「傾き・バイアス補正」に何サンプル必要か 研究論文OpenAlex

牛乳の脂肪酸を赤外分光で測る——装置間のずれを直す「傾き・バイアス補正」に何サンプル必要か

牛乳の成分分析には、フーリエ変換中赤外分光法(FT-MIR)という手法が世界的に広く使われています。試料を壊さずに素早く測れるため、脂肪・タンパク質・乳糖といった主要成分の測定に長く用いられてきましたが、近年は従来ガスクロマトグラフィー(GC)でしか調べられなかった脂肪酸の組成も予測できるようになっ…

公開日: 2026年09月16日 07:00

運動前のカカオポリフェノール摂取と「中枢性疲労」の関係を調べた研究 研究論文OpenAlex

運動前のカカオポリフェノール摂取と「中枢性疲労」の関係を調べた研究

運動を続けていると力が出しにくくなります。この疲労には、筋肉そのものの働きが落ちる「末梢性疲労」と、脳や脊髄から筋肉へ送られる指令が弱まる「中枢性疲労」の二種類があると考えられています。研究チームによれば、中枢性疲労は単なる性能低下ではなく、筋肉の状態が危険な水準を超えないよう中枢神経系が働きかける…

公開日: 2026年09月16日 06:54

ムクロジ抽出物を泡立て剤に使ったトマトピューレの泡乾燥 ― ハイブリッド乾燥機での試み 研究論文OpenAlexトルコ

ムクロジ抽出物を泡立て剤に使ったトマトピューレの泡乾燥 ― ハイブリッド乾燥機での試み

トマトは水分が多く、そのままでは長く保存しにくい食材です。水分を取り除いて粉末にすれば、保存期間が延び、容積が小さくなって保管や輸送もしやすくなります。一方で乾燥は多くのエネルギーを使う工程でもあり、加熱しすぎれば色や成分が損なわれます。研究チームは、この二つの課題を同時に扱う方法を探りました。

公開日: 2026年09月16日 06:49

高速な熱風を吹き付けてパンを焼く ― 焼成条件の最適化と品質・安全性の検討 研究論文OpenAlexトルコ

高速な熱風を吹き付けてパンを焼く ― 焼成条件の最適化と品質・安全性の検討

パンをオーブンで焼くとき、熱は伝導・対流・放射によって生地に伝わり、同時に水分が中心部から表面へと移動します。一般的なオーブンでは表面が中心部より速く温まるため、製品内部の温度が均一になりにくく、長時間の加熱は表面の過度な乾燥や焦げ色の進行、さらにヒドロキシメチルフルフラール(HMF)やアクリルアミ…

公開日: 2026年09月16日 06:45

インドネシアの「ブルーフード」消費——誰が、どれだけ食べているのか 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアの「ブルーフード」消費——誰が、どれだけ食べているのか

「ブルーフード」とは、海や川、湖など水の中で採れる動物や植物を指す言葉です。魚介類のほか、海藻なども含まれます。研究チームは、こうした水産由来の食品が、良質なたんぱく質だけでなく微量栄養素やオメガ3脂肪酸を供給するため、低・中所得国の栄養不足を改善する力を持つと説明しています。一方で、産地や季節、価…

公開日: 2026年09月16日 06:40

植物性タンパク質を使ったソウギョ用飼料 —— 押出加工の温度を変えると何が変わるか 研究論文OpenAlex中国

植物性タンパク質を使ったソウギョ用飼料 —— 押出加工の温度を変えると何が変わるか

養殖業の持続可能性は、魚に与える飼料の配合によって大きく左右されます。一方で、その飼料をつくる際の「押出加工(エクストルージョン)」という製造工程が環境や経済にどう影響するかは、これまで十分に調べられてきませんでした。押出加工とは、原料を加熱しながら押し出して粒状の飼料に成形する加工方法で、その際の…

公開日: 2026年09月16日 06:36