研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
キトサンで包んだ藻類色素とプロバイオティクス酵母を組み合わせたアイスクリームの研究
アイスクリームに生きた微生物(プロバイオティクス)や天然由来の色素を加えて、機能性のある食品をつくろうとする試みがあります。しかし、冷凍して保存する間にプロバイオティクスが生き残りにくいこと、また色素が壊れやすいことが課題になっていました。
公開日: 2026年09月21日 05:07
オリーブの葉を活かした3Dプリント製ボトル――オリーブオイルの酸化を抑える包装の研究
エキストラバージンオリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含むため酸化しやすく、保存中に品質が少しずつ低下していきます。研究チームは、この酸化をできるだけ抑える新しい容器をつくれないかと考えました。
公開日: 2026年09月21日 05:01
コオロギ粉末の食中毒菌をクルクミン・青色光・弱い加熱の組み合わせで減らす試み
昆虫を原料とする食品は、たんぱく質や脂質、ミネラルを含む食材として関心が高まっています。とくにヨーロッパでは、見た目への抵抗を減らすため、コオロギなどを粉末や濃縮物に加工して既存の食品に配合する形が広がっています。しかし研究チームは、市販の即席コオロギ製品からは腸内細菌科の菌やブドウ球菌などの微生物…
公開日: 2026年09月21日 04:57
アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較
アメリカニワトコ(Sambucus nigra subsp. canadensis)は、北米で果実や花がサプリメントや食品に利用される特産作物として、この15年ほどで急速に注目を集めてきました。しかし論文によれば、この植物の遺伝的な多様性、とくに栽培上の性質(生育や収量など)や有益な代謝成分について…
公開日: 2026年09月21日 04:52
妊娠前・妊娠中の魚の摂取と妊娠高血圧症候群リスクの関連――全国出生コホート研究「エコチル調査」からの報告
妊娠高血圧症候群(HDP)は、妊娠中に新たに高血圧が現れる一群の病態で、妊娠20週以降に収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上となった場合に診断されます。論文によれば、HDPは全妊娠のおよそ5〜10%に起こり、世界的に見ても母体と周産期の健康被害や死亡の主要な原因のひとつであり…
公開日: 2026年09月21日 04:48
エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み
植物由来のチーズ代替品を求める消費者は増え続けていますが、チーズづくりに必要な構造や機能をそなえた高タンパク質のゲルをつくることは、依然として難しい課題だと著者らは述べています。
公開日: 2026年09月21日 04:44
肥満と腸内細菌のつながりを整理した総説 ― 慢性的な炎症の仕組みと、腸内環境を立て直す試み
肥満は世界的に増え続けている健康課題であり、体型の問題にとどまらず、インスリン抵抗性や2型糖尿病、心血管疾患などの土台になると考えられています。著者らは、この背景にあるのが「慢性的で弱い炎症」だと説明します。けがや感染に対する急性の炎症が一時的で局所的なのに対し、こちらは全身に広がり、何年も静かに組…
公開日: 2026年09月21日 04:29
発酵食品の摂取と抗酸化状態・消化管の健康をめぐる文献レビュー
体内では、活性酸素などの有害な分子と、それを打ち消す抗酸化のしくみとのバランスが保たれています。このバランスが崩れた状態は「酸化ストレス」と呼ばれ、肥満や2型糖尿病、腸の炎症性疾患といった慢性的な病気のリスクと関連づけられてきました。また、腸内にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)の乱れも、さまざまな慢性…
公開日: 2026年09月21日 02:51
タマネギの皮から取り出した抽出物は、牛肉の酸化をどこまで抑えるか
食品加工の現場では、皮や搾りかす、種などの副産物が大量に生じます。研究チームは、その中でもタマネギ(Allium cepa L.)の皮に注目しました。タマネギの皮は食用に向かず独特のにおいもあるため通常は廃棄されますが、可食部よりもケルセチンをはじめとするフラボノイドを多く含むことが知られています。…
公開日: 2026年09月20日 18:12
レストラン税は地方の自主財源にどれだけ貢献しているか——インドネシア・トモホン市とビトゥン市の比較研究
インドネシアの地方自治体は、自前で集める収入である「地域自主財源(PAD)」を財政の柱の一つとしています。その財源の一部を占めるのが、飲食店の売上にかかるレストラン税です。しかし、同じ税目でも都市の経済の成り立ちによって、その位置づけは大きく変わりうると考えられます。
公開日: 2026年09月20日 17:37
水俣条約のもとでの人の水銀バイオモニタリング——血液・尿・毛髪・組織の指標を整理した総説の紹介
水銀は世界中の環境に広く存在する汚染物質で、世界保健機関(WHO)が公衆衛生上とくに懸念される化学物質の一つに位置づけています。水銀には金属水銀(元素状水銀)、無機水銀、有機水銀という形態があり、著者らによれば、体内での動き方(吸収・分布・排出のされ方)や影響が出やすい臓器はそれぞれ異なります。
公開日: 2026年09月20日 17:33
炎症性腸疾患の食事療法を考え直す――「除去」から「包括」へという提案
炎症性腸疾患(IBD)は、腸に慢性的な炎症が起こる病気の総称です。症状をやわらげようとして、患者さん自身の判断で特定の食品を食べないようにする「除去食」を取り入れる人は少なくありません。著者らによれば、患者がよく用いる除去食には、特定炭水化物食(SCD)、低FODMAP食、グルテンを除く食事、乳製品…
公開日: 2026年09月20日 17:30