研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
レモンの皮を乳酸菌で発酵させた液で、かんきつの収穫後の「緑かび病」を抑える試み
オレンジやレモンなどのかんきつ類は、収穫したあとに貯蔵・輸送される間にカビによる腐敗が起こりやすい果物です。なかでもPenicillium digitatum(ペニシリウム・ディジタツム)というカビが引き起こす「緑かび病(グリーンモールド)」は、著者らによれば収穫後のかんきつでもっとも被害の大きい病…
公開日: 2026年09月21日 06:11
減量にともなう骨の減少はなぜ起きるのか——総説論文が整理したしくみと対策
肥満の管理には減量がすすめられます。しかし著者らは、体重が減ると骨の代謝回転(骨が壊され作り替えられる速さ)が高まり、骨密度と骨の質が下がることを指摘しています。ここでいう骨の質とは、骨の内部構造、形状、強さのことです。この総説は、カロリー制限によって骨にどのような変化が起きるのか、その仕組みと、変…
公開日: 2026年09月21日 06:04
生活排水で微細藻類を育てる — 現地由来のTetradesmus obliquusによる排水浄化とタンパク質・多価不飽和脂肪酸に富むバイオマス生産
微細藻類(水中で光合成をする微小な藻)の培養は、環境に配慮した物質生産の手段として期待されています。しかし著者らによれば、大規模に実施しようとすると大量の淡水と栄養分(とくに窒素とリン)が必要になり、費用の面で壁に突き当たります。一方で生活排水には窒素やリンが多く含まれ、そのまま環境へ出れば富栄養化…
公開日: 2026年09月21日 05:59
ラマダン期の断食と若手エリートサッカー選手のけが ― チュニジア1部リーグの前向きコホート研究
イスラム暦のラマダン月には、信仰を実践する人々が夜明けから日没までのあいだ、飲食と経口薬の摂取を断ちます。競技スポーツの世界には、この慣習が広く根づく地域出身の選手が数多くおり、断食に加えて睡眠と覚醒のリズムの変化や回復の機会の制約が重なることで、心身の状態に負担がかかる可能性が指摘されてきました。
公開日: 2026年09月21日 05:50
薬剤耐性ビブリオ菌を攻撃する3種の新しいバクテリオファージ——培養実験での性質と溶菌の様子
エビ養殖の現場では、ビブリオ属細菌が引き起こす「ビブリオ症」が大きな問題になっています。研究チームによれば、この病気は養殖で最も多く、被害の大きい細菌性疾患の一つであり、さらに複数の抗生物質が効かない細菌の出現が事態を悪化させているといいます。
公開日: 2026年09月21日 05:44
メロンチップスをおいしく速く乾かすには——前処理の組み合わせを比べた研究
乾燥は果物の保存期間を延ばす昔ながらの方法ですが、水分を抜く過程で縮みやひび割れ、硬化といった見た目や食感の変化が起き、香りや色、栄養成分が失われることも知られています。こうした欠点を抑えるため、近年はさまざまな新しい乾燥技術が試されてきました。なかでも赤外線乾燥は処理が速く、費用が抑えられ、エネル…
公開日: 2026年09月21日 05:35
水銀耐性遺伝子merAを手がかりに環境汚染を探る――日本・ベトナム・ガーナの比較調査
水銀は、鉱山開発などの人間活動に加え、火山活動や森林火災といった自然現象によっても環境中に放出される汚染物質です。研究チームによれば、とくにガーナのような国で行われる小規模金採掘は、世界の水銀排出の大きな要因のひとつとされています。汚染された環境で主にみられる無機水銀(Hg(II))は、細胞内の重要…
公開日: 2026年09月21日 05:31
腸内細菌ブラウティア属菌が、イソフラボンのさまざまなアルキルエーテルを切り離す
私たちの腸にすむ細菌は、食べ物に含まれる成分の形を変えることがあります。その一つ、ブラウティア属の嫌気性細菌MRG-PMF1(Blautia sp. MRG-PMF1)は、ビタミンB12(コバラミン)を必要とする酵素システムを使い、植物成分の「アリールメチルエーテル」と呼ばれる結合を切る働きが知られ…
公開日: 2026年09月21日 05:27
オーツ麦フレークとブラジルナッツの「焙煎条件」を探る——ミューズリー向け原料の品質と味わいの研究
朝食用の手軽な食品として親しまれているミューズリーは、オーツ麦フレークとナッツ類を主な材料とすることが多く、健康志向の高まりとともに注目を集めています。論文によれば、オーツ麦は水溶性食物繊維やβ-グルカンなどを含み、グルテンを含まない穀物として利用できます。一方ブラジルナッツは、セレンを非常に豊富に…
公開日: 2026年09月21日 05:19
キトサンで包んだ藻類色素とプロバイオティクス酵母を組み合わせたアイスクリームの研究
アイスクリームに生きた微生物(プロバイオティクス)や天然由来の色素を加えて、機能性のある食品をつくろうとする試みがあります。しかし、冷凍して保存する間にプロバイオティクスが生き残りにくいこと、また色素が壊れやすいことが課題になっていました。
公開日: 2026年09月21日 05:07
オリーブの葉を活かした3Dプリント製ボトル――オリーブオイルの酸化を抑える包装の研究
エキストラバージンオリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含むため酸化しやすく、保存中に品質が少しずつ低下していきます。研究チームは、この酸化をできるだけ抑える新しい容器をつくれないかと考えました。
公開日: 2026年09月21日 05:01
コオロギ粉末の食中毒菌をクルクミン・青色光・弱い加熱の組み合わせで減らす試み
昆虫を原料とする食品は、たんぱく質や脂質、ミネラルを含む食材として関心が高まっています。とくにヨーロッパでは、見た目への抵抗を減らすため、コオロギなどを粉末や濃縮物に加工して既存の食品に配合する形が広がっています。しかし研究チームは、市販の即席コオロギ製品からは腸内細菌科の菌やブドウ球菌などの微生物…
公開日: 2026年09月21日 04:57