研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ソバの家庭調理がルチンとファゴピリンFに与える影響を調べた研究
ソバには、フラボノイドの一種であるルチンと、光感作物質(光に当たったときに体内で反応を起こしうる物質)であるファゴピリンFが含まれています。研究チームは、家庭で行われる調理法を比較し、ルチンの損失を抑えながらファゴピリンFの含量をどこまで減らせるかを明らかにすることを目的としました。
公開日: 2026年09月18日 11:37
バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究
加工度の低い食品やそのまま食べられる調理済み食品への需要が高まる一方で、食中毒の原因となる病原菌は公衆衛生上の重要な課題として残っています。論文の著者らは、植物由来の精油(エッセンシャルオイル)が抗菌性を持ち、微生物からの保護を高めて保存期間を延ばす有望な天然素材として注目されてきた点を背景に挙げて…
公開日: 2026年09月18日 11:34
マイクロ波真空乾燥中の水分変化を、テラヘルツ分光と近赤外ハイパースペクトル画像の併用で予測する試み
食品の水分量は、安全性や保存性、食感などを左右する重要な品質指標です。乾燥工程では水分をどれだけ、どのように抜くかが製品の出来を決めますが、従来の水分測定は試料を壊して測る破壊的な方法が中心で、分単位で進む乾燥中の変化を追うには向きません。
公開日: 2026年09月18日 10:48
中国・浙江省と河南省の食生活と心血管疾患死亡の関連を推計した研究
著者らは、望ましくない食事の内容が中国における心血管疾患(心臓や血管の病気)の死亡に、どの程度関わっているかを推計しました。食事は本人の努力や社会の取り組みで変えられる要因であり、地域によって食事の質に差があることが、心血管疾患の負担の地域差につながっている可能性があると論文は述べています。
公開日: 2026年09月18日 10:20
ポーランド軍人のビタミンD状態と、サプリメント・季節・GC遺伝子多型との関連を調べた研究
ビタミンDはカルシウムとリン酸の代謝の調節に関わり、多くの生理的プロセスにまたがる多面的な働き(プレイオトロピックな作用)をもつとされています。著者らは、ポーランドの軍人におけるビタミンDの充足状態を評価し、それがどのような要因と結びついているかを調べることを目的としました。
公開日: 2026年09月18日 10:16
ADHDの薬物治療と栄養のかかわりを整理したスコーピングレビュー
注意欠如・多動症(ADHD)は、食行動や食事のパターン、体重の調節に変化がみられることが知られています。また、ADHDの薬物治療には食欲を抑える作用があることも以前から指摘されてきました。しかし研究チームは、食欲の抑制以外に、栄養に関わる幅広い側面へどのような影響が及ぶのかは、まだはっきりしていない…
公開日: 2026年09月18日 10:13
加糖飲料をよく飲む人と心理的苦痛との関連を調べた台湾の調査研究
研究チームは、砂糖で甘くした飲料(加糖飲料)をどのくらいの頻度で飲んでいるかと、心理的苦痛との間に関連があるかどうかを調べることを目的としました。ここでいう加糖飲料とは、糖分を加えた甘い飲み物のことを指します。心理的苦痛は、気分の落ち込みや不安といった精神的な不調の度合いを示す言葉として用いられてい…
公開日: 2026年09月18日 10:09
競技長距離ランナーの練習期ごとの食事と腸内細菌叢を追った探索的研究
競技として長距離走に取り組むランナーは、一年を通じて同じ練習を続けるわけではありません。大会に向けて走り込む準備期、試合が続く競技期、そして負荷を落とす移行期と、トレーニングの中身が変われば食事の内容も変わると考えられます。
公開日: 2026年09月18日 10:06
プロバイオティクスとしての可能性をもつ非従来型酵母をめぐる総説の紹介
この論文は、プロバイオティクスとしての利用が期待される「非従来型酵母」について、研究の現状を整理した総説です。プロバイオティクスとは、摂取することで宿主の体の働きに良い影響を与えうる微生物を指します。酵母のなかでは Saccharomyces boulardii(サッカロミセス・ブラウディ)が臨床的…
公開日: 2026年09月18日 10:02
食生活の見直しと都市インフラが健康と地球環境にもたらす可能性――ある総説研究の紹介
現在の食料の生産と消費のあり方は、持続可能ではないと広く認識されています。この総説論文の著者らは、食料システムを健康的な食事へと転換しつつ、地球が持つ資源の限界(プラネタリー・バウンダリー、地球環境が耐えられる範囲の境界)の内側にとどまりながら、必要な食料生産量を確保する道筋があるのかを検討しました…
公開日: 2026年09月18日 09:58
変化する食環境と子どもの肥満 — 地中海食、社会経済的格差、AIによる個別化栄養をイタリアから考える
子どもの肥満は、世界の公衆衛生における大きな課題のひとつです。著者らは、この問題が単なる個人の食べ方の結果ではなく、食のしくみ(フードシステム)の変化、食行動、そして社会的な格差が互いに影響し合って生じていると位置づけています。
公開日: 2026年09月18日 09:54
間食とどう付き合うか——エネルギー密度、量、食感、包装から考える研究者の視点
食事と食事のあいだにとる間食は、欧米型の食生活では1日の摂取エネルギーの20%以上を占めると、この論文は指摘しています。しかも間食の多くは、エネルギー密度が高く、同時においしいものです。ここでいうエネルギー密度とは、食品100グラムあたりに含まれるカロリーの多さのことで、同じ重さでもカロリーが高い食…
公開日: 2026年09月18日 09:51