研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腸内細菌の乱れと関節リウマチ ― 文献をたどって見えてきたつながり 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌の乱れと関節リウマチ ― 文献をたどって見えてきたつながり

関節リウマチは、関節を包む膜に炎症が起き、時間をかけて関節が壊れていく自己免疫の病気です。自己免疫とは、本来は外敵を攻撃するはずの免疫が自分の体の組織を誤って攻撃してしまう状態を指します。著者は、この病気が世界人口のおよそ1%に及び、関節の不可逆的な損傷だけでなく、心血管疾患や骨粗しょう症といった合…

公開日: 2026年09月20日 07:05

中国の蒸留酒「白酒(バイジュウ)」は世界最大の蒸留酒か──生産量と市場構造をめぐる研究 研究論文OpenAlexアメリカ

中国の蒸留酒「白酒(バイジュウ)」は世界最大の蒸留酒か──生産量と市場構造をめぐる研究

白酒は中国で生産され、そのほとんどが中国国内で消費される蒸留酒です。世界の蒸留酒生産のなかで大きな位置を占めるとされてきましたが、著者らによれば、生産量・消費量・市場構造といった基本的な経済的事実はほとんど解明されていません。中国国外で白酒を口にした経験を持つ人は少なく、宴席で小さなグラスを重ねる酒…

公開日: 2026年09月20日 07:00

塩害土壌でのテンサイ栽培――葉面散布した3種の資材が生育と収量に与えた影響 研究論文OpenAlex中国

塩害土壌でのテンサイ栽培――葉面散布した3種の資材が生育と収量に与えた影響

土壌の塩分が高い状態(塩害)は、テンサイ(サトウダイコン、Beta vulgaris L.)の生育と生産性を妨げます。このため、塩の影響を受けた条件下でも作物の状態を改善できる栽培技術が求められています。

公開日: 2026年09月20日 06:56

リンゴの果皮の色の違いはどこから生まれるのか——代謝物と遺伝子発現からの報告 研究論文OpenAlex中国

リンゴの果皮の色の違いはどこから生まれるのか——代謝物と遺伝子発現からの報告

リンゴの果皮の色は、果実の品質を左右し、消費者が手に取るかどうかを決める重要な要素です。同じ系統でありながら色の濃さが異なる品種が存在することは、色づきを決める仕組みを探るうえで格好の手がかりになります。

公開日: 2026年09月20日 06:53

可視・近赤外分光の三つの波長帯を組み合わせ、ミカン「紅美人」の糖度を測る手法の報告 研究論文OpenAlex中国

可視・近赤外分光の三つの波長帯を組み合わせ、ミカン「紅美人」の糖度を測る手法の報告

果物の内部品質を素早く調べることは、選別や収穫後の管理、消費者の視点に立った品質評価にとって欠かせないと、研究チームは説明しています。なかでも可溶性固形分含量(SSC)は、カンキツ類の甘さと成熟度を示す重要な指標とされます。可溶性固形分含量とは、果汁に溶けている糖などの成分の量を表す値で、単位には …

公開日: 2026年09月20日 06:50

熟成プーアル茶の発酵中に起こる微生物の移り変わりと品質形成の関係を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

熟成プーアル茶の発酵中に起こる微生物の移り変わりと品質形成の関係を調べた研究

熟成プーアル茶(熟茶)は、茶葉を積み上げて水分と熱を加え、微生物のはたらきによって発酵させて作られます。研究チームは、この微生物こそが熟成プーアル茶の品質を形づくる中心的な担い手だとしています。

公開日: 2026年09月20日 06:46

チュニジアの天日干しメルゲーズ、乾燥にともなう成分と性状の変化を調べる 研究論文OpenAlexチュニジア

チュニジアの天日干しメルゲーズ、乾燥にともなう成分と性状の変化を調べる

メルゲーズはチュニジアの食文化に深く根ざした腸詰めで、天日干しにしたもの(乾燥メルゲーズ)は独特の組成をもち、エネルギー消費の少ない製法で作られます。発酵させた食肉製品や機械で乾燥させた食肉製品とは異なり、天日干しメルゲーズは8〜12日かけて太陽光で自然に水分を抜くという、ただ一段階の工程だけで仕上…

公開日: 2026年09月20日 06:43

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

チーズ由来の乳酸菌をイタリア風サラミに加える——熟成と保存中の挙動を調べた研究

発酵食品づくりに欠かせない乳酸菌は、古くから発酵肉製品のスターターカルチャー(発酵を始動させるために加える微生物)として使われてきました。近年は、それに加えて「プロバイオティクス」としての性質をもつ乳酸菌を食品に取り入れる動きが広がっています。プロバイオティクスとは、十分な量を摂取したときに宿主に健…

公開日: 2026年09月20日 06:40

標高で分かれるキヌアの遺伝子——11系統から描いた「遺伝子ベースのパンゲノム」 研究論文OpenAlex中国

標高で分かれるキヌアの遺伝子——11系統から描いた「遺伝子ベースのパンゲノム」

キヌア(Chenopodium quinoa Willd.)は、南米アンデスの海抜0メートルの沿岸地帯から標高4,000メートルの高地まで、幅広い環境で栽培されてきた作物です。栄養価の高さと環境ストレスへの強さから「母なる穀物」とも呼ばれてきました。キヌアは異質四倍体と呼ばれる植物で、およそ330万…

公開日: 2026年09月20日 06:36

モリンガの多様性と品種改良 ― 栄養を妨げる成分をどう減らすか 研究論文OpenAlexインド

モリンガの多様性と品種改良 ― 栄養を妨げる成分をどう減らすか

世界の人口増加と気候変動が進むなか、少数の主要穀物に頼った食料生産は、収量の変動や微量栄養素の不足に弱いと指摘されています。著者らは、栄養価が高く気候変動にも強い作物へ生産を多様化することが、食料と栄養の安全保障を守る重要な戦略になると述べています。

公開日: 2026年09月20日 06:31

環境ストレスは果樹の機能性成分をどう変えるのか——総説論文の紹介 研究論文OpenAlexインド

環境ストレスは果樹の機能性成分をどう変えるのか——総説論文の紹介

干ばつ、塩害、極端な高温や低温、土壌中の重金属といった環境要因は、植物の生育や収量を制限する大きな要因として知られています。生き物のなかでも植物は、動物のようにその場から逃げることができないため、こうした条件に直接さらされ続けます。これらの生物以外の要因によるストレスは、一般に「非生物的ストレス」と…

公開日: 2026年09月20日 06:25

インドの家庭菜園を経済の面から見る──州ごとの違いに注目した分析 研究論文OpenAlexインド

インドの家庭菜園を経済の面から見る──州ごとの違いに注目した分析

著者らは、インドの家庭菜園(キッチンガーデン)を経済活動としてとらえ直す分析を行いました。家庭菜園とは、住まいの敷地や屋上、ベランダなどで野菜・果物・ハーブ・観賞用植物を育てる営みを指します。インドでは農村・都市を問わず古くから根づいた習慣ですが、論文はその経済的な側面が十分に研究されてこなかったと…

公開日: 2026年09月20日 06:19