研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

エクアドル・ロハ州の高齢者施設で見られたサルコペニアの実態とたんぱく質摂取の調査 研究論文OpenAlexエクアドル

エクアドル・ロハ州の高齢者施設で見られたサルコペニアの実態とたんぱく質摂取の調査

加齢とともに骨格筋の量が減り、筋力や身体機能の低下を伴う状態は「サルコペニア」と呼ばれます。研究チームによれば、その割合は診断基準や調査の場によって幅があり、世界の高齢者では10〜16%程度、ラテンアメリカでは13%程度と見積もられてきました。一方で、介護施設などに入所している高齢者を対象とした研究…

公開日: 2026年09月29日 05:51

穀物の水分をすばやく測るには——近赤外分光法の「手順の組み合わせ」を大豆・トウモロコシ・小麦で比べた研究 研究論文OpenAlex中国

穀物の水分をすばやく測るには——近赤外分光法の「手順の組み合わせ」を大豆・トウモロコシ・小麦で比べた研究

大豆、トウモロコシ、小麦は世界の食料生産と流通を支える主要な穀物です。なかでも水分量は、貯蔵中の安全性や加工のしやすさ、輸送、品質の保持に関わる重要な指標だと論文は説明しています。水分が多すぎれば微生物の繁殖やカビ毒の汚染、粒の固まり、栄養成分の劣化につながり、逆に少なすぎれば粒が割れやすくなったり…

公開日: 2026年09月29日 05:43

腐乳から分離された紅麹菌の一株で、カビ毒シトリニンの生合成領域が壊れていた——染色体規模のゲノム解析による報告 研究論文OpenAlex中国

腐乳から分離された紅麹菌の一株で、カビ毒シトリニンの生合成領域が壊れていた——染色体規模のゲノム解析による報告

紅麹菌(Monascus属)は、紅麹米や腐乳(ふにゅう、発酵豆腐)といった東アジアの発酵食品で古くから使われてきたカビの仲間です。色素をつくり、風味を形成し、発酵の質に関わる成分を生み出します。一方で、この菌の食品利用を長く制限してきたのが、シトリニンというカビ毒(マイコトキシン)の汚染リスクです。…

公開日: 2026年09月29日 05:39

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と免疫のつながり――総説論文の紹介 研究論文OpenAlexポーランド

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と免疫のつながり――総説論文の紹介

自己免疫疾患や自己炎症性疾患は近年、とくに先進国で増えています。著者らは、現在の推計では自己免疫疾患が世界人口のおよそ8〜10%に影響しているとしたうえで、この増加の背景に環境や生活習慣の変化、とりわけ食生活の変化があるのではないかという問題意識から論を起こしています。食物繊維や植物性食品を多く含む…

公開日: 2026年09月29日 05:34

化学放射線療法を受ける舌がん患者への栄養療法——重度の低栄養を伴った1例の報告 研究論文OpenAlexインドネシア

化学放射線療法を受ける舌がん患者への栄養療法——重度の低栄養を伴った1例の報告

頭頸部がんの患者は、治療中に栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによれば、頭頸部がんでは患者の30〜50%が低栄養に該当し、低栄養は生存期間の短縮、合併症の増加、治療の中断、治療に伴う副作用の強まりと結び付いているといいます。腫瘍そのものが口から食べることを妨げるうえ、炎症や代謝の変化…

公開日: 2026年09月29日 05:29

頭頸部がんで化学放射線療法を受ける低栄養の患者において、たんぱく質・分岐鎖アミノ酸の摂取量と歩行能力の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

頭頸部がんで化学放射線療法を受ける低栄養の患者において、たんぱく質・分岐鎖アミノ酸の摂取量と歩行能力の関連を調べた研究

頭頸部がん(口やのど、鼻など頭と首の領域に生じるがん)の患者は、低栄養や身体機能の低下が起こりやすい集団だと、著者らは説明しています。治療にともなって食事が十分にとれなくなることが背景にあります。

公開日: 2026年09月29日 05:25

グルテンフリーの冷凍ペリメニをつくるには——米・トウモロコシ・亜麻の粉とナス粉末を使った技術開発 研究論文OpenAlexウクライナ

グルテンフリーの冷凍ペリメニをつくるには——米・トウモロコシ・亜麻の粉とナス粉末を使った技術開発

小麦を避けなければならない人にとって、冷凍の調理済み半製品は選択肢が限られます。研究チームは、この背景として二つの技術的な課題を挙げています。一つは、多くのグルテンフリー食品で抗酸化物質と食物繊維が不足しがちであること。もう一つは、グルテン(小麦に含まれ、生地に粘りと弾力を与えるたんぱく質)がないと…

公開日: 2026年09月29日 05:20

妊娠高血圧と50歳未満の心血管イベント ― オーストラリアの長期追跡研究から 研究論文OpenAlexオーストラリア

妊娠高血圧と50歳未満の心血管イベント ― オーストラリアの長期追跡研究から

心血管疾患は世界の女性の死因の第1位であり、若い年代での発症をいかに防ぐかが課題となっています。妊娠中に血圧が高くなる「妊娠高血圧症候群(HDP)」は、妊娠中に新たに生じる妊娠高血圧や、子癇前症・子癇を含む状態で、妊婦の数%から10%程度に起こるとされます。著者らは、HDPが心血管疾患のリスクをおよ…

公開日: 2026年09月29日 05:16

ベッカー型筋ジストロフィーの成人における食事のたんぱく質摂取量と体脂肪・生活の質との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexイギリス

ベッカー型筋ジストロフィーの成人における食事のたんぱく質摂取量と体脂肪・生活の質との関連を調べた研究

ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)は、筋肉の維持に関わるジストロフィンというたんぱく質が十分につくられないために起こる、まれな遺伝性の病気です。X染色体上の遺伝子が関係するため主に男性に生じ、骨格筋の衰えと身体機能の低下が徐々に進み、最終的に生活の質(QoL:本人が感じる生活の満たされ具合)の低下…

公開日: 2026年09月29日 05:12

口腔リクプランと ビタミンD・心理的要因の関わりを整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

口腔リクプランと ビタミンD・心理的要因の関わりを整理した文献レビュー

口の中の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気として、口腔リクプラン(oral lichen planus、OLP)が知られています。著者らの説明によれば、これはTリンパ球という免疫細胞が関わる病気で、行き過ぎた自己免疫反応によって粘膜の最も深い層にある細胞(基底層のケラチノサイト)が死んでいくと考えられて…

公開日: 2026年09月29日 05:02

「食べ物のパラドックス」——他の生き物に由来する物質は、どのようにして自分の一部になるのか 研究論文OpenAlexイタリア

「食べ物のパラドックス」——他の生き物に由来する物質は、どのようにして自分の一部になるのか

著者らは、生き物が生きるために欠かせない食べ物が、そもそも他の生物に由来する生物学的な物質であるという点に注目しています。食べ物に含まれるタンパク質、多糖、脂質といった大きな分子(高分子)は、そのままの形では人のからだの分子とは構造が異なるため、消化される前の段階では「非自己」、つまり自分のものでは…

公開日: 2026年09月29日 04:55

寛解期にある思春期の炎症性腸疾患患者の食習慣に関する調査 研究論文OpenAlexハンガリー

寛解期にある思春期の炎症性腸疾患患者の食習慣に関する調査

炎症性腸疾患(IBD)は、クローン病や潰瘍性大腸炎を含む腸の慢性的な炎症性疾患の総称です。著者らは、IBDの発症率が世界的に増加しており、その発症や経過には食事に関わる要因も関与していると述べています。

公開日: 2026年09月29日 04:49