研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

インド人の「出たお腹」をめぐる説明——腸内細菌・食生活の変化・体組成から論じた記事 研究論文OpenAlexインド

インド人の「出たお腹」をめぐる説明——腸内細菌・食生活の変化・体組成から論じた記事

インド人に多いとされる、なかなか引っ込まない腹部の膨らみは、食べすぎや運動不足のせいだと説明されることが多い。この論考の著者は、そうした説明は進化的・微生物学的・食事に関する根拠に照らすと十分に成り立たないとして、別の説明の筋道をたどろうとしている。

公開日: 2026年09月17日 12:15

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究

鶏肉は世界で最も多く生産される食肉となり、そのなかでブラジルは最大の輸出国とされています。著者らは、家きん由来の食品が食中毒菌の重要な保有源と考えられてきたこと、そして薬剤耐性菌の広がりが人と動物の健康に影響することを背景に、鶏と体(と体=処理後の鶏の身体)から分離される細菌の耐性の状況を調べました…

公開日: 2026年09月17日 12:10

ナイジェリア産の鶏の可食部位からマイクロプラスチックを検出した調査 研究論文OpenAlexナイジェリア

ナイジェリア産の鶏の可食部位からマイクロプラスチックを検出した調査

マイクロプラスチックとは、大きさが5ミリメートル未満のプラスチック粒子のことです。大きなプラスチックごみが時間をかけて細かく砕けたものなどが含まれ、水にほとんど溶けず分解されにくいため、土壌や水、大気に残り続けると研究チームは説明しています。論文によれば、ナイジェリアはプラスチック汚染が世界で9番目…

公開日: 2026年09月17日 12:03

食事と運動、どちらを優先すべきか——心血管代謝疾患をめぐるレビュー研究の紹介 研究論文OpenAlex韓国

食事と運動、どちらを優先すべきか——心血管代謝疾患をめぐるレビュー研究の紹介

食事の改善と運動は、いずれも心臓や血管、代謝の健康によいとされてきました。しかし著者らによれば、これまでの研究の多くはそれぞれの効果を個別に確かめたものであり、「食事だけ」「運動だけ」「両方を組み合わせる」という三つを同じ条件のもとで並べて比べた研究は比較的少なかったといいます。

公開日: 2026年09月17日 11:58

植物や食品残さから得た抽出液の色を測る――色の「見え方」からたどる天然色素のスクリーニング 研究論文OpenAlexスペイン

植物や食品残さから得た抽出液の色を測る――色の「見え方」からたどる天然色素のスクリーニング

食品や包装、繊維、塗料といった分野では、合成着色料や合成染料に代わる環境負荷の小さい選択肢が探されています。著者らは、植物の色素や色素を多く含む残さが、色を与えると同時に園芸・農産食品・林業の副産物を活用する循環型の取り組みにもつながる可能性に着目しました。

公開日: 2026年09月17日 11:54

妊娠期の赤血球膜脂肪酸と酸化ストレスを調べる ― ラトビアの女性を対象とした横断研究 研究論文OpenAlexラトビア

妊娠期の赤血球膜脂肪酸と酸化ストレスを調べる ― ラトビアの女性を対象とした横断研究

妊娠中の体は、胎児の成長を支えるために大きく変化します。基礎代謝や酸素消費量が増えることで、活性酸素種(ROS)と呼ばれる反応性の高い分子が多く生じやすくなります。研究チームは、ROSの産生と体の抗酸化の働きとのつり合いが崩れた状態を「酸化ストレス」として説明しています。

公開日: 2026年09月17日 11:50

サワードウ(天然酵母)パンと市販パン酵母のパンは、おなかの症状と腸内細菌に違う影響を与えるか——無作為化比較試験の報告 研究論文OpenAlexノルウェー

サワードウ(天然酵母)パンと市販パン酵母のパンは、おなかの症状と腸内細菌に違う影響を与えるか——無作為化比較試験の報告

食物繊維を多くとることが健康に役立つことはよく知られていますが、西ヨーロッパ諸国では摂取量が推奨に届いていないと研究チームは述べています。パンはこうした国々で食物繊維の重要な供給源である一方、小麦粉に含まれるフルクタンなどにより「FODMAP(フォドマップ)」と呼ばれる糖類の供給源でもあります。FO…

公開日: 2026年09月17日 11:44

高レジスタントスターチ米の焙煎と粒度が品質に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

高レジスタントスターチ米の焙煎と粒度が品質に与える影響を調べた研究

白米は炊いたあと体内で消化されやすいでんぷんを多く含むため、食後の血糖の上がりやすさを示す指標(血糖指数、GI)が比較的高いことが知られています。そこで注目されているのが「レジスタントスターチ(RS、難消化性でんぷん)」です。これは小腸で消化されずに大腸まで届き、そこで腸内細菌に発酵されるタイプので…

公開日: 2026年09月17日 11:39

キウイフルーツの機能性成分をヨーグルトへ 天然溶媒による抽出と糖質分解酵素の試験管内評価 研究論文OpenAlexニュージーランド

キウイフルーツの機能性成分をヨーグルトへ 天然溶媒による抽出と糖質分解酵素の試験管内評価

2型糖尿病は世界的に増え続けている健康課題です。国際糖尿病連合の報告として、論文は2024年時点で20〜79歳の成人およそ5億8900万人が糖尿病とともに生活しており、2050年には8億5300万人に達すると見込まれていることを紹介しています。既存の薬物療法は血糖管理に有効である一方、長期使用に伴う…

公開日: 2026年09月17日 11:35

食品を乾燥させる前の下処理――伝統的手法と新しい手法を整理した総説 研究論文OpenAlexポーランド

食品を乾燥させる前の下処理――伝統的手法と新しい手法を整理した総説

果物や野菜、肉などを乾燥させて保存する技術は古くから使われていますが、ただ加熱して水分を飛ばせばよいというわけではありません。乾燥に時間がかかればそれだけ熱と酸素にさらされる時間が長くなり、色が悪くなったり、栄養成分や香りが失われたりします。そこで実際の食品加工では、乾燥に入る前に材料へ何らかの下処…

公開日: 2026年09月17日 11:31

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究 研究論文OpenAlexタイ

ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究

ココナッツは熱帯・亜熱帯の広い地域で栽培される作物で、タイでは経済的に重要な多年生作物のひとつとされています。ココナッツウォーターやココナッツミルク、ヴァージンココナッツオイルなどに加工される過程では、固形の搾りかす(残渣)が大量に生じます。著者らによれば、この残渣は十分に活用されていないものの、食…

公開日: 2026年09月17日 11:26

水田での殺虫剤フロニカミドの残留と分解を追う——イネ・土壌・水での挙動と食事由来の摂取リスク 研究論文OpenAlex中国

水田での殺虫剤フロニカミドの残留と分解を追う——イネ・土壌・水での挙動と食事由来の摂取リスク

イネは世界人口の半数以上の主食であり、その生産では病害虫防除のために農薬が広く使われています。近年、ミツバチなど非標的生物への影響を理由にネオニコチノイド系殺虫剤の使用が各国で制限され、代替となる薬剤が求められてきました。フロニカミドはピリジンカルボキサミド系の殺虫剤で、吸汁性害虫によく効き、天敵へ…

公開日: 2026年09月17日 11:21