研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食事の炎症・抗酸化・腸内細菌に関する指標と胃がんリスクの関連を調べた症例対照研究
食事の傾向は、体内の炎症、酸化ストレス、腸の透過性、腸内細菌といった経路を通じて胃がんの発生に関わる可能性があると考えられています。しかし著者らは、炎症・抗酸化・腸内細菌に着目した複数の食事指標を同時に評価し、あわせて複数の生物学的指標(バイオマーカー)も測定した包括的な研究は、胃がんの分野ではまだ…
公開日: 2026年09月17日 12:37
タイ南部の伝統菓子「クリスピー・ラー」――消費者は何を重視して選ぶのか
クリスピー・ラー(Crispy La)は、タイ南部に伝わる伝統的な菓子です。もともとは仏教の儀式で用いられてきたもので、現在では地域を代表するスナックとして広く知られています。こうした地域固有の伝統食品は、その土地の農業生産者や食品事業者を支え、地域の持続的な発展に結びつくものとして位置づけられてい…
公開日: 2026年09月17日 12:32
食事調査の日ごとのばらつきは「食事パターン」の把握にどう影響するか
私たちが何をどれだけ食べるかは、日によって大きく変わります。栄養疫学の研究では、前日に食べたものを聞き取る「24時間思い出し法」がよく使われますが、この方法は1日分の記録であるため、その人の普段の食生活とはずれが生じます。このずれは「個人内のランダム誤差」と呼ばれ、特定の日をたまたま選んだことによる…
公開日: 2026年09月17日 12:27
朝食のシリアルと牛乳は、子どもの栄養を費用効率よく届けられるか——米国の食事調査データを用いた分析
朝食で食べられている食品が、費用に見合ってどれだけの栄養素や全粒穀物を届けているのか——研究チームはこの点に注目しました。著者らによれば、米国で日常的に食べられている朝食用の食品について、全粒穀物や栄養素を届ける際の「費用効率」を比較したデータはこれまで限られていました。
公開日: 2026年09月17日 12:23
考古学における「非定形炭化物」の研究手順を国際的に統一する試み
考古学の一分野に、遺跡から出土した植物の遺存体を調べる考古植物学があります。従来この分野では、種子や果実、木炭、脱穀のときに出る殻や茎といった、形がはっきり残っている材料が主に研究されてきました。しかし論文によると、実際の試料にはそれ以外に、炭になった有機物(ときには無機物を含む)の破片が含まれてお…
公開日: 2026年09月17日 12:19
インド人の「出たお腹」をめぐる説明——腸内細菌・食生活の変化・体組成から論じた記事
インド人に多いとされる、なかなか引っ込まない腹部の膨らみは、食べすぎや運動不足のせいだと説明されることが多い。この論考の著者は、そうした説明は進化的・微生物学的・食事に関する根拠に照らすと十分に成り立たないとして、別の説明の筋道をたどろうとしている。
公開日: 2026年09月17日 12:15
ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究
鶏肉は世界で最も多く生産される食肉となり、そのなかでブラジルは最大の輸出国とされています。著者らは、家きん由来の食品が食中毒菌の重要な保有源と考えられてきたこと、そして薬剤耐性菌の広がりが人と動物の健康に影響することを背景に、鶏と体(と体=処理後の鶏の身体)から分離される細菌の耐性の状況を調べました…
公開日: 2026年09月17日 12:10
ナイジェリア産の鶏の可食部位からマイクロプラスチックを検出した調査
マイクロプラスチックとは、大きさが5ミリメートル未満のプラスチック粒子のことです。大きなプラスチックごみが時間をかけて細かく砕けたものなどが含まれ、水にほとんど溶けず分解されにくいため、土壌や水、大気に残り続けると研究チームは説明しています。論文によれば、ナイジェリアはプラスチック汚染が世界で9番目…
公開日: 2026年09月17日 12:03
食事と運動、どちらを優先すべきか——心血管代謝疾患をめぐるレビュー研究の紹介
食事の改善と運動は、いずれも心臓や血管、代謝の健康によいとされてきました。しかし著者らによれば、これまでの研究の多くはそれぞれの効果を個別に確かめたものであり、「食事だけ」「運動だけ」「両方を組み合わせる」という三つを同じ条件のもとで並べて比べた研究は比較的少なかったといいます。
公開日: 2026年09月17日 11:58
植物や食品残さから得た抽出液の色を測る――色の「見え方」からたどる天然色素のスクリーニング
食品や包装、繊維、塗料といった分野では、合成着色料や合成染料に代わる環境負荷の小さい選択肢が探されています。著者らは、植物の色素や色素を多く含む残さが、色を与えると同時に園芸・農産食品・林業の副産物を活用する循環型の取り組みにもつながる可能性に着目しました。
公開日: 2026年09月17日 11:54
妊娠期の赤血球膜脂肪酸と酸化ストレスを調べる ― ラトビアの女性を対象とした横断研究
妊娠中の体は、胎児の成長を支えるために大きく変化します。基礎代謝や酸素消費量が増えることで、活性酸素種(ROS)と呼ばれる反応性の高い分子が多く生じやすくなります。研究チームは、ROSの産生と体の抗酸化の働きとのつり合いが崩れた状態を「酸化ストレス」として説明しています。
公開日: 2026年09月17日 11:50
サワードウ(天然酵母)パンと市販パン酵母のパンは、おなかの症状と腸内細菌に違う影響を与えるか——無作為化比較試験の報告
食物繊維を多くとることが健康に役立つことはよく知られていますが、西ヨーロッパ諸国では摂取量が推奨に届いていないと研究チームは述べています。パンはこうした国々で食物繊維の重要な供給源である一方、小麦粉に含まれるフルクタンなどにより「FODMAP(フォドマップ)」と呼ばれる糖類の供給源でもあります。FO…
公開日: 2026年09月17日 11:44