研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
地中海食をよく守る人ほど持続可能な食行動が多い――2型糖尿病の成人120人を対象とした横断研究
地中海食は、野菜や果物、豆類、オリーブオイル、魚などを中心とする食事のかたちで、環境への負荷が比較的小さく「持続可能性に沿った食事モデル」としても広く知られています。しかし研究チームは、地中海食を守る度合いが、実際に持続可能な食行動とどう結びついているのか、また2型糖尿病のある人において体脂肪のつき…
公開日: 2026年09月14日 15:06
菜食・ビーガン・雑食の食生活と「食べ方の悩み」の関係を調べた横断研究
ビーガンやベジタリアンの食生活では、特定の食品を食べないという選択が日常的に行われます。研究チームは、こうした食品の除外があるために、摂食障害の傾向や「オルトレキシア」と呼ばれる状態を評価しづらくなる可能性がある、と問題を提起しています。
公開日: 2026年09月14日 15:02
チリの大学生を対象に、食習慣と体格の指標の関係を調べた研究
食事の質は、若い成人の健康を左右する重要な要因のひとつと考えられています。しかし著者らによれば、大学生において、日々の食習慣と体格に関する指標がどのように結びついているのかは、まだ十分に解明されていません。
公開日: 2026年09月14日 14:20
肥満と酸化ストレスをつなぐ仕組みと、食事由来の抗酸化物質をめぐる総説
著者らはまず、肥満が世界規模の公衆衛生上の大きな課題になっていることを出発点に置いています。抄録によれば、過去数十年で有病率は劇的に上昇し、世界で10億人を超える人々が影響を受けているとされます。その背景として、座りがちな生活様式と、エネルギー密度が高い一方で栄養素に乏しい食事の広がりが大きな要因と…
公開日: 2026年09月14日 14:16
インドネシア・チアンジュール県チカドゥ郡における、アレンヤシ由来の「アリ砂糖」とヤシ砂糖の経済分析
インドネシアでは、アレンヤシ(Arenga pinnata Merr.)の樹液からつくるヤシ砂糖が、昔ながらの天然甘味料として親しまれてきました。サトウキビの砂糖にはない独特の風味があり、食べ物や飲み物に加える甘味として使われています。
公開日: 2026年09月14日 14:12
作物の収量が増えれば農家の収入も増えるのか——ガーナ北部の小規模農家を対象にした研究
この研究は、ガーナ北部の小規模農家について、作物の収量と収入の関係を調べ、貧困の削減という課題にどうつながるのかを明らかにしようとしたものです。著者らは、農業が貧困削減の鍵とされる一方で、収量が増えても必ずしも農家の手取りが増えるとは限らないという議論が先行研究にあることを出発点としています。
公開日: 2026年09月14日 13:41
青バナナ粉と全粒小麦粉を加えた食物繊維強化パスタの品質評価
パスタは世界中で親しまれている主食のひとつですが、一般的なパスタは精製した小麦粉から作られるため、炭水化物が中心で食物繊維や生理機能をもつ成分は少ないと著者らは説明しています。食物繊維の摂取量が推奨水準に届かない集団は多く、とくに食生活が変化しつつある都市部ではその傾向がみられるといいます。そこで研…
公開日: 2026年09月14日 13:31
性差からみた腸内細菌叢と代謝物 ― 心代謝疾患との関わりを整理した総説
2型糖尿病、代謝機能障害に関連する脂肪性肝疾患(MASLD)、心血管疾患といった「心代謝疾患」は、世界の主要な死因です。著者らは、これらの疾患の現れ方が男女で大きく異なる点に着目しています。たとえば心血管疾患の生涯リスクは男女で同程度ですが、若い年代では男性の発症が多く、女性では閉経後にエストロゲン…
公開日: 2026年09月14日 13:24
ヤマモモ果汁のアントシアニン、色素を守る「補助色素」の効き方は条件次第——HPLCによる分解速度の研究
中国南部原産の果実ヤマモモ(Myrica rubra)は、鮮やかな赤色のもとになるアントシアニンを豊富に含み、その95%以上がシアニジン-3-O-グルコシド(C3G)という成分だと著者らは説明しています。ただしアントシアニンは化学的に不安定で、加熱や保存の間に分解して色が失われやすいことが、食品とし…
公開日: 2026年09月14日 06:31
エリート男子テコンドー選手における運動時高血圧と白血球テロメア長、抗酸化栄養素の摂取を調べた研究
この研究は、大学および実業団に所属するエリート男子テコンドー選手を対象に、安静時の高血圧と「運動時高血圧」の有無によって、白血球のテロメア長と栄養摂取の特徴がどう異なるのかを調べたものです。
公開日: 2026年09月14日 03:17
栄養と炎症性腸疾患をつなぐ「小胞体ストレス」を整理した総説
炎症性腸疾患(IBD)は、腸に慢性的な炎症が続く病気の総称です。論文の著者らは、この病気が単一の原因で起こるのではなく、遺伝的な素因、免疫の働きの乱れ、環境要因、そして腸の内側を覆う上皮のバリア機能の破綻といった複数の要素が複雑に絡み合って生じると説明しています。
公開日: 2026年09月14日 03:12
発酵食品を日常的に食べる量と心の状態の関連を調べた大学生調査
キムチや味噌、ヨーグルトのような発酵食品が、腸内の微生物を通じて心の状態に影響するのではないかという考え方があります。著者らは、これを「微生物ー腸ー脳軸」と呼ばれる経路として説明しています。特定の発酵食品や菌を使った管理された試験では、こうした食品が精神的な健康に働きかける可能性が示されてきました。
公開日: 2026年09月14日 03:07