研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

ブラジル産ブロイラー鶏肉から分離された薬剤耐性菌の性状を調べた研究

鶏肉は世界で最も多く生産される食肉となり、そのなかでブラジルは最大の輸出国とされています。著者らは、家きん由来の食品が食中毒菌の重要な保有源と考えられてきたこと、そして薬剤耐性菌の広がりが人と動物の健康に影響することを背景に、鶏と体(と体=処理後の鶏の身体)から分離される細菌の耐性の状況を調べました…

公開日: 2026年09月17日 12:10

高齢者の食行動と身体活動は互いに影響し合うのか——中国の地域在住高齢者1256人を3回追跡した研究 研究論文OpenAlexポルトガル

高齢者の食行動と身体活動は互いに影響し合うのか——中国の地域在住高齢者1256人を3回追跡した研究

加齢が進む社会では、高齢者が健康と自立した生活を保つうえで、生活習慣のうち変えられる部分に注目が集まっています。研究チームは、日々の暮らしの一部である「身体活動」と「肥満に関連する食行動」の二つに焦点を当てました。

公開日: 2026年09月17日 08:47

マグネシウム補充は糖尿病の血糖・インスリン指標を改善するか——ヒト研究をまとめたレビューの紹介 研究論文OpenAlexポルトガル

マグネシウム補充は糖尿病の血糖・インスリン指標を改善するか——ヒト研究をまとめたレビューの紹介

糖尿病は慢性の代謝性疾患で、治療されないまま、あるいは管理が不十分なまま経過すると重い合併症につながることがあります。著者らは、この世界的な公衆衛生上の課題がマグネシウム(Mg)の不足としばしば関連していることに着目しました。

公開日: 2026年09月17日 06:11

レーザー光の散乱パターンから牛肉の品質を読み取る試み——アロウケーザ牛での検討 研究論文OpenAlexポルトガル

レーザー光の散乱パターンから牛肉の品質を読み取る試み——アロウケーザ牛での検討

食肉産業では、肉の品質を手早く、しかも肉を傷つけずに評価できる方法が求められています。従来の分析は試料を切り出したり薬品で処理したりする必要があり、時間も手間もかかるためです。

公開日: 2026年09月17日 05:41

乾燥地で育てたバジル2種の精油——成分の違いと抗菌・抗酸化・バイオフィルム抑制の報告 研究論文OpenAlexポルトガル

乾燥地で育てたバジル2種の精油——成分の違いと抗菌・抗酸化・バイオフィルム抑制の報告

植物は乾燥した環境で育つと、ストレスへの適応として独特の二次代謝産物(生育に直接必要ではないが、防御などに関わる成分)をつくることが知られています。研究チームは、この点に着目し、カタールで栽培した2種類のバジルから採った精油(植物の香り成分を集めた濃縮液)の性質を調べました。

公開日: 2026年09月17日 05:05

微細藻類クロレラから食品用たんぱく質と緑色の色素素材を取り出す試み 研究論文OpenAlexポルトガル

微細藻類クロレラから食品用たんぱく質と緑色の色素素材を取り出す試み

持続可能で質の高いたんぱく質源への需要が高まるなか、微細藻類は動物由来たんぱく質に代わる候補として注目されています。研究チームは、微細藻類のなかでも広く利用されるクロレラ属に着目し、たんぱく質の抽出と利用に最も適した株を見きわめること、そして細胞を壊す工程と抽出条件を最適化して、たんぱく質の回収量と…

公開日: 2026年09月16日 06:11

漁業のデジタル・トレーサビリティをより包摂的にするには――専門家43人への聞き取りとEUの規制枠組みからの考察 研究論文OpenAlexポルトガル

漁業のデジタル・トレーサビリティをより包摂的にするには――専門家43人への聞き取りとEUの規制枠組みからの考察

トレーサビリティとは、水産物がいつ、どこで、誰によって獲られ、どのような経路で流通したかを記録し、さかのぼって追跡できるようにする仕組みのことです。水産物市場の国際化が進み、法制度上の要求も高まるなかで、こうした仕組みは単に製品を追跡する手段としてだけでなく、サプライチェーン全体の管理や公平性、社会…

公開日: 2026年09月14日 19:56

キウイフルーツと血圧の関係を調べた無作為化試験の統合解析 研究論文Europe PMCポルトガル

キウイフルーツと血圧の関係を調べた無作為化試験の統合解析

血圧は心血管疾患の主要な危険因子であり、生活習慣の影響を強く受けます。果物や野菜を多く含む食事が血圧を下げることは以前から知られており、その背景としてカリウム摂取の増加や血管の拡張に関わる仕組みが挙げられてきました。キウイフルーツは食物繊維、カリウム、ビタミンCや各種の抗酸化成分を多く含む果物で、著…

公開日: 2026年09月14日 00:00

水不足のイネにセレンを与えると何が起きるか — 土壌施用と炊飯後のミネラル吸収のしやすさを調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

水不足のイネにセレンを与えると何が起きるか — 土壌施用と炊飯後のミネラル吸収のしやすさを調べた研究

イネは世界の食卓を支える作物で、原著によれば世界の食事エネルギーのおよそ20%を占め、世界人口の半数以上が食べています。一方で気候の変化にともなう水不足は、作物の生育や収量を制限する大きな要因のひとつです。さらに収量が増えても、ヒトの栄養に必要な元素が穀物中で薄まってしまう「希釈効果」と呼ばれる現象…

公開日: 2026年09月13日 19:22

でん粉をナノサイズの結晶に変える新しい手法とは?酵素と通電加熱を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

でん粉をナノサイズの結晶に変える新しい手法とは?酵素と通電加熱を組み合わせた研究

でん粉は米や小麦、いも類などに含まれるごくありふれた成分ですが、その結晶構造をナノメートル単位まで小さく加工すると、食品や工業分野で新しい機能材料として利用できる可能性があります。こうした「でん粉サブミクロ結晶」は従来、強い酸で長時間分解する方法で作られてきましたが、酸を大量に使うことや廃液処理など…

公開日: 2026年09月10日 09:36

昆虫食に含まれる化学汚染物質、現状データをまとめたスコーピングレビュー 研究論文Europe PMCポルトガル

昆虫食に含まれる化学汚染物質、現状データをまとめたスコーピングレビュー

近年、環境負荷の少ないたんぱく源として昆虫食(エントモファジー)への関心が世界的に高まっています。しかしその一方で、昆虫が育つ環境や飼料、加工方法によっては、カドミウムや鉛といった重金属、あるいは加熱調理によって生じる化学物質が食品中に残ることも考えられます。今回紹介する研究は、こうした昆虫食に関す…

公開日: 2026年09月10日 08:56

オレガノ精油の乳化コーティングでカツオの切り身は長持ちするのか——冷蔵保存を伸ばす天然由来の工夫を検証した研究 研究論文OpenAlexポルトガル

オレガノ精油の乳化コーティングでカツオの切り身は長持ちするのか——冷蔵保存を伸ばす天然由来の工夫を検証した研究

刺身や切り身として食卓に並ぶ魚は、脂質やたんぱく質を豊富に含む一方で、脂質の酸化や微生物による腐敗が進みやすく、冷蔵庫に入れていても品質が落ちるスピードが速いという弱点があります。ポルトガル沿岸で多く水揚げされるカツオの一種であるSarda sarda(英名Atlantic bonito)も例外では…

公開日: 2026年09月09日 05:00