研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
神経伝達物質・食事・代謝の関係、研究の全体像は? 書誌計量分析で見えた現状と課題
「何を食べるか」が気分や思考力に影響するという話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。脳内で情報をやり取りする「神経伝達物質」は、栄養や代謝の状態と深く関わっているとされ、近年は「持続可能な脳の健康」という切り口からも注目されています。しかし、この分野の研究は実際にどれくらい蓄積され、ど…
公開日: 2026年07月05日 18:27
地中海式の食習慣・ライフスタイルと睡眠の質・不眠症の重さの関連は?10カ国4010人調査から
よく眠れないという悩みは、多くの人にとって身近なものです。睡眠は単に「何時間眠ったか」だけでなく、寝つきの良さ、途中で目が覚めないか、ぐっすり眠れた感覚があるかなど、いくつもの側面を持つ複雑な健康領域だと考えられています。そして、睡眠には生活習慣や心理的な状態、食事のとり方などさまざまな要因が関わっ…
公開日: 2026年07月04日 18:29
2型糖尿病とラクトフェリン——『炎症・腸・代謝』を同時にみる栄養研究の視点
糖尿病は、インスリンというホルモンの分泌や働きに乱れが生じることで血糖値が高い状態が続く代謝の病気です。1型糖尿病は膵臓のβ細胞が自己免疫によって壊されることで起こり、多くは若い時期に発症します。一方で最も患者数が多いのが2型糖尿病で、インスリンの効きにくさ(インスリン抵抗性)とインスリン分泌の相対…
公開日: 2026年07月04日 18:26
植える間隔と収穫回数はステビアの生育にどう影響するか——2年間の圃場試験から
砂糖の代わりになる甘味植物として知られる「ステビア(Stevia rebaudiana)」。その葉には強い甘み成分が含まれており、世界各地で栽培研究が行われています。今回紹介するのは、ステビアをどのくらいの間隔で植えるか、また収穫を何回行うかによって、生育や収量がどのように変わるのかを調べたトルコの…
公開日: 2026年07月04日 03:26
食品にひそむ『ナノ』の世界――ナノテクノロジーは食の未来をどう変えるのか、最新レビュー論文が整理
「ナノ」とは10億分の1メートルという、目には見えないごく小さなスケールを指す言葉です。物質はこのサイズになると、エネルギー状態や反応性、表面積といった性質が、私たちが普段目にする大きさのものとは大きく異なってくることが知られています。こうした特性を利用して、原子や分子のレベルで新しい形の物質を作り…
公開日: 2026年07月03日 03:27
カザフスタンの伝統発酵乳製品、どんな乳酸菌がすんでいる? 地域ごとの菌叢を調べた研究
チーズやヨーグルトなど、発酵させてつくる乳製品には、乳酸菌をはじめとするさまざまな微生物が関わっています。こうした発酵食品は世界各地に独自の伝統があり、その土地ならではの菌が住み着いていることも少なくありません。今回紹介するのは、中央アジアのカザフスタンに伝わる伝統的な発酵乳製品や発酵飲料に、どのよ…
公開日: 2026年07月02日 05:25
フリーズドライ果実を加えたラブネ、おいしさと品質は? チェコの研究誌に発表
中東地域などで親しまれている水切りヨーグルト「ラブネ」。なめらかな食感とさっぱりした酸味が特徴のこの乳製品に、果実の風味を加えて楽しみやすくできないか——そんな視点から行われた研究が、チェコ・フード・サイエンス・ジャーナルに掲載されました。フリーズドライ(凍結乾燥)した果実の粒や、果実由来のフレーバ…
公開日: 2026年07月02日 01:24
ヨーグルト中のマイクロプラスチックはプロバイオティクスと保存でどう変化する?——探索的研究の報告
近年、乳製品を含むさまざまな食品からマイクロプラスチック(MP:微細なプラスチック粒子)が検出されるという報告が増えており、食品の安全性に関する関心が高まっています。ただし、MPが複雑な食品の中でどのようにふるまうのか、また乳酸菌やビフィズス菌などのプロバイオティクス(体に良いとされる微生物)とどの…
公開日: 2026年07月02日 00:29
スーパーの食品パッケージに「サステナビリティロゴ」はどれだけ表示されている? トルコ・バルケシル県での調査
スーパーマーケットで買い物をしていると、パッケージの片隅に「リサイクル可能」マークや、緑色の丸いロゴ、オーガニック認証のマークなどを目にすることがあります。こうした表示は、環境や社会への配慮を消費者に伝えるためのものですが、実際にどれくらいの商品に、どんな種類のロゴが付いているのでしょうか。今回紹介…
公開日: 2026年07月02日 00:27
アクアポニクスのカリウム不足問題に飼料添加物で挑む――ティラピア×レタスの研究
魚を育てながら同じ水で野菜を育てる「アクアポニクス」は、資源循環型の農業として注目されています。魚の排泄物が野菜の肥料になるという仕組みですが、実はこの循環にはひとつ弱点があります。それは、野菜の生育に欠かせないミネラルである「カリウム(K)」が、魚だけを育てる水槽の水には十分な量が含まれていないこ…
公開日: 2026年07月01日 10:33
ケフィアがパン種になる——8時間で起きる発酵の変化
ヨーグルトや乳飲料として親しまれているケフィアが、パンの発酵に使われるとしたら——そんな「乳の発酵文化と穀物の発酵文化の出会い」を検証した研究が、2026年6月にヨーロピアン・フード・リサーチ・アンド・テクノロジー誌に発表されました。乳を発酵させるために育てられてきた微生物が、小麦やライ麦の生地の中…
公開日: 2026年06月24日 16:05
腸と全身をつなぐ「腸-臓器軸」と食事の関わり
私たちのお腹の中には、無数の腸内細菌が暮らしています。近年の研究では、この腸内細菌の集まり(腸内マイクロバイオーム)が、腸の中だけでなく全身のさまざまな臓器と"会話"している可能性が注目されています。今回は、食事と腸内環境の関わりに迫った国際的なレビュー研究をもとに、その奥深い世界をのぞいてみましょ…
公開日: 2026年06月02日 08:36