研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

乾燥食品にひそむ微生物リスクをどう見極めるか——即食食品向けリスク評価の枠組みを考える研究 研究論文Europe PMCフランス

乾燥食品にひそむ微生物リスクをどう見極めるか——即食食品向けリスク評価の枠組みを考える研究

ドライフルーツや乾燥野菜、乾燥ハーブ・スパイスは、そのまま食べたり料理の仕上げに使ったりする即食(RTE)食品の材料として広く使われています。こうした乾燥原料は水分が少ないため保存性が高いイメージがありますが、実は微生物学的な汚染がまったく起きないわけではありません。乾燥という工程そのものが病原菌を…

公開日: 2026年09月10日 08:53

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexフランス

ホームレス状態にある家族の食料支援利用と子どもの食事内容の関連を調べた研究

住まいを失い、シェルターなどで生活する家族にとって、食料支援(フードパーセル)は日々の食事を支える重要な手段です。しかし、こうした緊急支援がどのような家庭で利用されやすく、また子どもの食生活とどう関わっているのかは、これまで十分に調べられてきませんでした。今回、フランスで実施された調査データをもとに…

公開日: 2026年09月10日 08:49

食品添加物の『組み合わせ』は高血圧・心血管疾患のリスクと関連するのか——フランスの大規模コホート研究から 研究論文OpenAlexフランス

食品添加物の『組み合わせ』は高血圧・心血管疾患のリスクと関連するのか——フランスの大規模コホート研究から

加工食品には保存料、着色料、乳化剤、甘味料など複数の添加物が同時に含まれていることが少なくありません。これまでの研究は単一の添加物に注目したものが多く、実際の食生活で起きている『複数の添加物への同時曝露』が健康にどう関わるのかは十分にわかっていませんでした。今回、フランスの成人を長期間追跡した大規模…

公開日: 2026年09月10日 08:33

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査 研究論文OpenAlexフランス

夕食づくりを手伝う中学・高校生ほど、超加工食品の摂取が少ない傾向 スペインの青少年調査

スーパーで買い物かごに何を入れるか、フライパンで何を炒めるか——食卓に並ぶまでの一連の作業に、家庭の子どもがどれだけ関わっているかは、食生活の中身と関係しているのだろうか。今回紹介する研究は、12〜17歳の青少年を対象に、夕食の準備や買い物の手伝いの頻度と、スナック菓子や清涼飲料、菓子パンなどに代表…

公開日: 2026年09月08日 21:30

コモロの中学・高校では、校内も校門前も『不健康な食』であふれている——都市部の学校食環境を調べた研究 研究論文OpenAlexフランス

コモロの中学・高校では、校内も校門前も『不健康な食』であふれている——都市部の学校食環境を調べた研究

思春期は自分でお金を使って食べ物を選ぶようになる時期で、このとき身についた食習慣は大人になっても続きやすいといわれています。学校は生徒が長い時間を過ごす場所であり、健康的な食事を後押しできる重要な拠点として世界的に注目されてきました。しかしアフリカ東方のインド洋に浮かぶ島国コモロでは、学校の周りでど…

公開日: 2026年09月08日 19:37

大規模イベントに潜む食の危険とは:巡礼・祭り・スポーツ大会における食品安全のいま 研究論文OpenAlexフランス

大規模イベントに潜む食の危険とは:巡礼・祭り・スポーツ大会における食品安全のいま

お祭りやスポーツの祭典、宗教的な巡礼など、多くの人が一か所に集まる「マス・ギャザリング(大規模集会)」では、普段とは違う形で食のリスクが高まることが知られています。会場周辺には仮設の屋台や簡易的な調理設備が並び、限られた水や衛生設備を大勢の人が共有します。こうした環境が、食べ物や水を介した感染症の広…

公開日: 2026年09月06日 04:50

大学生の食生活と食料不安の関係を探る―フランス・グルノーブル大学の調査から 研究論文OpenAlexフランス

大学生の食生活と食料不安の関係を探る―フランス・グルノーブル大学の調査から

大学進学は、実家を離れて自炊を始めたり、生活費のやりくりに追われたりと、食生活が大きく変わりやすい時期です。こうした生活の変化は、必要な食料を十分かつ安定的に入手できない状態を指す「食料不安」のリスクを高める可能性があるとされています。今回紹介する研究は、フランスのグルノーブル大学(UGA)の学生を…

公開日: 2026年09月05日 19:44

キャッサバ・レッドビーンズ・カボチャの粉を組み合わせたインスタント粥、配合の違いが品質にどう影響するか 研究論文OpenAlexフランス

キャッサバ・レッドビーンズ・カボチャの粉を組み合わせたインスタント粥、配合の違いが品質にどう影響するか

お湯を注ぐだけで食べられるインスタント粥は手軽さが魅力ですが、その原料や配合次第で食感や栄養価は大きく変わります。インドネシアの研究チームが、地域で入手しやすい原料である改良キャッサバ粉(MOCAF)、レッドビーンズ粉、カボチャ粉を組み合わせたインスタント粥を作り、配合の違いが理化学的な性質や食味に…

公開日: 2026年09月05日 06:23

捨てられる松ぼっくりの「苞」から抗酸化成分を守る——キトサンで包むマイクロカプセル化研究 研究論文OpenAlexフランス

捨てられる松ぼっくりの「苞」から抗酸化成分を守る——キトサンで包むマイクロカプセル化研究

南米原産のマツ科針葉樹アラウカリア・アングスティフォリア(ブラジルマツとも呼ばれる)は、種子(ピニャオンと呼ばれる食用の松の実)を採ったあとに、松ぼっくりの苞(松かさを構成するうろこ状の部分)が大量に残ります。この苞は松ぼっくり全体の約80%を占めるにもかかわらず、そのまま環境中に捨てられているのが…

公開日: 2026年09月04日 05:07

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告 研究論文OpenAlexフランス

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告

ワインづくりの過程では、果汁を搾った後にブドウの種や皮が大量の副産物として残ります。この廃棄されがちな部分に、実は食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれていることが知られています。フランスとチュニジア、カナダの研究者らによるチームは、このブドウ種子を粉末にしたもの(GSF)が、腸の炎症モデルであるマ…

公開日: 2026年09月02日 13:37

診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析 研究論文OpenAlexフランス

診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析

ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…

公開日: 2026年08月23日 19:32

「感謝の気持ち」が強い人ほど食生活が健康的? フランスの大規模研究から見えてきたこと 研究論文OpenAlexフランス

「感謝の気持ち」が強い人ほど食生活が健康的? フランスの大規模研究から見えてきたこと

「感謝の気持ちを持つこと」は、これまでにも心の健康や幸福感との関連が指摘されてきたテーマです。では、感謝の気持ちの強さは、日々の食事とも関係しているのでしょうか。一見つながりが見えにくいこの2つのテーマについて、フランスの大規模コホート研究「NutriNet-Santé」のデータを使って調べた研究が…

公開日: 2026年08月23日 02:32