研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

超加工食品の「風味料」「着色料」「甘味料」とうつ病リスク、英国バイオバンク研究が示す関連性 研究論文OpenAlexドイツ

超加工食品の「風味料」「着色料」「甘味料」とうつ病リスク、英国バイオバンク研究が示す関連性

コンビニのお弁当やスナック菓子、清涼飲料水など、私たちの食卓には「超加工食品」と呼ばれる食品があふれています。超加工食品とは、香料や着色料、甘味料といった食品添加物を多く使い、工業的な加工を経て作られる食品のことです。近年、こうした食品の摂取が心の健康、特にうつ病と関係しているのではないかという議論…

公開日: 2026年08月23日 01:38

カシス果実の抽出物、口腔内細菌への効果を検証した研究 研究論文OpenAlexドイツ

カシス果実の抽出物、口腔内細菌への効果を検証した研究

赤紫色の小さな実をつけるカシス(ブラックカラント)は、ジャムやジュース、お菓子の香り付けなどでおなじみの果実です。実はこのカシス、これまでの研究でベリー類のジュースが強い殺菌力を持つ可能性が報告されてきました。今回紹介する論文は、そうした知見をさらに掘り下げ、カシス果実から作られたさまざまな抽出物が…

公開日: 2026年08月22日 04:57

有機農業の輪作、牧草・クローバーの管理タイミングが硝酸塩の流出リスクを左右する 研究論文OpenAlexドイツ

有機農業の輪作、牧草・クローバーの管理タイミングが硝酸塩の流出リスクを左右する

有機農業は化学肥料を使わない栽培方法として知られていますが、だからといって環境への影響が常にゼロというわけではありません。特に土壌中の窒素は、作物に使われなければ雨水とともに地下へ流れ出し、水源を汚染する「硝酸塩溶脱」という問題を引き起こすことがあります。今回紹介する研究は、有機農業で広く使われる牧…

公開日: 2026年08月19日 05:27

都市部の水耕栽培でレタスとホウレンソウを育てると何が変わる?パキスタンでの検証研究 研究論文OpenAlexドイツ

都市部の水耕栽培でレタスとホウレンソウを育てると何が変わる?パキスタンでの検証研究

世界各地で都市化が進み、農業に使える水や土地が限られていく中、限られた空間と資源で野菜を育てる技術への関心が高まっています。土を使わず、水に溶かした養分だけで植物を育てる「水耕栽培」は、そうした課題への対応策の一つとして注目される栽培方法です。今回紹介する研究は、パキスタンの都市部という具体的な条件…

公開日: 2026年08月16日 17:26

乳酸発酵野菜と『脳腸相関』——微生物が作る成分に注目したミニレビュー 研究論文DOAJドイツ

乳酸発酵野菜と『脳腸相関』——微生物が作る成分に注目したミニレビュー

キムチや漬物、ザワークラウトのような乳酸発酵野菜は、世界各地に伝わる伝統的な発酵食品です。乳酸菌をはじめ、酵母などさまざまな微生物が野菜の成分を変化させることで作られます。近年、発酵食品が腸内細菌や脳の働きに関わる『脳腸相関(微生物-腸-脳軸)』にどう影響しうるかが注目されていますが、これまでの研究…

公開日: 2026年08月13日 00:26

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー 研究論文DOAJドイツ

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー

パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…

公開日: 2026年08月04日 15:26

超音波処理と発酵温度、テンペのタンパク質構造や機能性成分にどう影響? 研究論文DOAJドイツ

超音波処理と発酵温度、テンペのタンパク質構造や機能性成分にどう影響?

テンペは大豆を発酵させて作るインドネシア発祥の伝統食品で、植物性エストロゲンとも呼ばれるイソフラボンを豊富に含むことで知られています。近年では、更年期以降の女性の食生活における選択肢の一つとして関心を集めているそうですが、従来の加工方法ではその機能性が十分に引き出せていない可能性があるといいます。今…

公開日: 2026年08月02日 21:29

イリドイド配糖体モノトロペインは腸から吸収されにくい?エステル化でも変わらず——腸管モデルでの検討 研究論文OpenAlexドイツ

イリドイド配糖体モノトロペインは腸から吸収されにくい?エステル化でも変わらず——腸管モデルでの検討

クコの実やスイカズラなど一部の植物に含まれる「イリドイド配糖体」という成分の一種、モノトロペイン。植物由来の化学物質(フィトケミカル)にはさまざまな生理活性が報告されていますが、実際に体内でどのくらい吸収されるのかは、まだよくわかっていない部分が多いといいます。今回紹介する研究では、モノトロペインと…

公開日: 2026年08月02日 01:36

発酵性食物繊維はブタの回虫感染にどう影響するか——免疫応答と寄生虫の成長に関する研究 研究論文DOAJドイツ

発酵性食物繊維はブタの回虫感染にどう影響するか——免疫応答と寄生虫の成長に関する研究

回虫(Ascaris属の寄生虫)は、人にもブタなどの家畜にも広く感染する土壌媒介性の寄生虫です。人では駆虫薬の効きにくさが報告されるようになり、また繰り返し感染してしまうことや有効なワクチンがまだないことから、薬に頼るだけではない別の対策方法が必要とされています。今回紹介する論文は、そうした背景のも…

公開日: 2026年07月23日 12:27

食品に潜む『見えないアルコール』―表示の落とし穴と、子どもや妊婦への影響とは 研究論文DOAJドイツ

食品に潜む『見えないアルコール』―表示の落とし穴と、子どもや妊婦への影響とは

「ノンアルコール」と表示された飲み物や、パン、醤油、コンブチャ(紅茶キノコ)などの発酵食品。これらに実は微量のアルコール(エタノール)が含まれていることがある、と聞いたら驚く人も多いのではないでしょうか。今回紹介する論文は、食品中に含まれるアルコールの表示制度が抱える倫理的な課題について、これまでの…

公開日: 2026年07月17日 22:29

糖尿病のタイプによって「植物性中心の食事」と心血管リスクの関係は変わる?——ドイツの研究から 研究論文DOAJドイツ

糖尿病のタイプによって「植物性中心の食事」と心血管リスクの関係は変わる?——ドイツの研究から

糖尿病といっても、その中身は一様ではありません。近年の研究では、発症の仕方や体質の違いによって糖尿病がいくつかの「サブタイプ」に分けられることがわかってきました。同じ「糖尿病」という診断名でも、実はタイプによって体の状態や合併症のリスクが異なる可能性があるのです。では、食事と心血管疾患(心筋梗塞や脳…

公開日: 2026年07月12日 21:34

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究 研究論文DOAJドイツ

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究

魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…

公開日: 2026年07月12日 21:30