研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析
ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…
公開日: 2026年08月23日 19:32
GLP-1薬による体重減少、タンパク質摂取量の低下と『筋肉』への影響は?
近年、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬や、GIPとGLP-1の両方に作用するデュアル受容体作動薬が、2型糖尿病や肥満の治療薬として広く使われるようになりました。これらの薬剤は食欲を抑えることで大幅な体重減少をもたらすことが知られており、高齢者にも処方される機会が増えています。一方で…
公開日: 2026年08月23日 18:41
中国のスモモ産業を読み解く:拡大する生産と広がる貿易赤字、その背景とは
スモモ(プラム)は、中国最古の医学書とされる『黄帝内経』にも登場するとされ、古くから中国の伝統的な果物「五果」の一つに数えられてきました。現在では単なる伝統食材にとどまらず、農村振興や農業の高付加価値化を担う戦略的な園芸作物としても位置づけられているといいます。今回紹介する論文は、そんな中国のスモモ…
公開日: 2026年08月23日 18:38
羅漢果の甘み成分「モグロシド」とは何か——天然ノンカロリー甘味料をめぐる研究レビュー
砂糖の摂りすぎが気になる一方で、甘い味わいはやはり手放しがたいものです。近年、カロリーゼロでありながら砂糖よりもはるかに強い甘味を持つ天然甘味料として注目を集めているのが、羅漢果(らかんか、学名:Siraitia grosvenorii)に含まれる「モグロシド」という成分です。今回紹介する論文は、こ…
公開日: 2026年08月23日 17:32
465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは
ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…
公開日: 2026年08月23日 06:29
食事は「体の中の年齢」を変えられるのか——生物学的年齢と栄養に関する最新レビュー
同じ年齢の人でも、見た目や体力にはずいぶん差があると感じたことはないでしょうか。実は近年、体内の分子情報をもとに「生物学的年齢」という指標を算出する研究が進んでいます。これは誕生日を数える「暦年齢」とは違い、血液などから得られる分子バイオマーカーをもとに、体がどれだけ生理的に老化しているかを数値化し…
公開日: 2026年08月23日 01:39
アメリカ人は何をどう食べてきたのか——食生活の変遷を振り返る研究
「今日の食卓は、昔と比べてどれくらい変わったのだろう」——そんな素朴な疑問は、実は栄養学における重要な研究テーマです。人々が何をどれだけ食べているかを正確に把握することは、栄養不足や過剰摂取を見極めたり、食生活のガイドラインを作ったり、健康的な食習慣を促す教育プログラムや商品開発に生かしたりするうえ…
公開日: 2026年08月23日 01:37
ブラジルの中高年者調査に見る、身体活動と食生活の「性差」と「年齢差」
健康的に年を重ねる、いわゆる「healthy aging」には、日々の身体活動や食生活が関わっているといわれています。では、性別や年齢によって、これらの生活習慣にはどのような違いがあるのでしょうか。今回紹介するのは、ブラジルの中高年者を対象に、身体活動と食事パターンの性差・年齢差を調べた研究です。中…
公開日: 2026年08月23日 00:35
移民の『食の変化』とメタボリックシンドロームの関係を探る研究
新しい国に移り住むと、生活習慣とともに食生活も少しずつ変化していきます。これは「食のアカルチュレーション(食文化変容)」と呼ばれる現象で、近年、こうした食習慣の変化が心血管代謝の健康や慢性疾患のリスクと関連する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、米国に暮らす移民を対象に、食事とアカルチュレ…
公開日: 2026年08月23日 00:34
保存期間ではちみつの品質はどう変わる? ブルキナファソ産はちみつを追跡調査した研究
はちみつは自然の甘味料として世界中で親しまれていますが、収穫されてから私たちの食卓に届くまでには、時に数年単位の保存期間があります。この保存の間に、はちみつの品質はどのように変化するのでしょうか。今回紹介するのは、西アフリカのブルキナファソにあるクドゥグ養蜂センターで生産されたはちみつを対象に、保存…
公開日: 2026年08月23日 00:30
腸内マイクロバイオームは「健康の総合指標」になるか 食事・生活習慣との関連を調べた研究
健康診断で血液検査の数値を見て、一喜一憂した経験がある方は多いのではないでしょうか。実は腸内細菌の状態も、体全体の健康状態を映し出す「鏡」になるかもしれません。今回紹介する研究は、腸内マイクロバイオーム(腸内に棲む微生物の集団)を健康の総合的な指標として使えるかどうかを調べたものです。
公開日: 2026年08月22日 12:35
地中海食にプラスαの一工夫、食後の酸化ストレスは変わる? 心代謝リスクを持つ成人での試み
食事をとった直後の体の中では、実は一時的に酸化ストレスが高まりやすい状態になっています。これは「食後」というありふれた時間帯に起きている変化で、動脈硬化の初期プロセスに関わる可能性があると考えられています。
公開日: 2026年08月22日 12:34