研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
梨は生食だけじゃない?加工品も含めた「体にいいかもしれない成分」を整理したレビュー論文
秋になると店先に並ぶ梨。みずみずしくて甘い果物として親しまれていますが、実は人類が古くから栽培してきた果樹のひとつでもあります。生のまま食べるだけでなく、乾燥スライスや缶詰、ワイン、ジュース、ペーストなど、さまざまな形に加工されてきました。さらに伝統中国医学(TCM)では、梨の果実やその加工品が発熱…
公開日: 2026年07月01日 23:32
紅藻カギケノリ由来の多糖ATP-1、マクロファージの免疫応答を活性化か 構造解析と作用経路を報告
海藻は昆布やわかめのように日常的に食べられているだけでなく、健康食品やサプリメントの原料としても注目されています。今回紹介する研究では、紅藻の一種であるカギケノリ(Asparagopsis taxiformis)が対象になりました。この海藻を粉末にした丸ごとのサプリメントには、動物の免疫応答を促進す…
公開日: 2026年07月01日 23:32
ワインづくりにブロックチェーンを――サプライチェーンの透明性と循環経済をめぐる研究レビュー
ワインは何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的な発酵飲料であり、その土地の気候や土壌、造り手の技術が味わいに反映される食文化の象徴的存在です。近年では、こうしたワインの生産・流通の過程においても、持続可能性の確保や、産地・品質を保証する「本物であること」の証明、さらには資源を無駄なく循環させる仕組…
公開日: 2026年07月01日 10:34
水産物の“うまみ”をどう守るか——加工技術の進歩と風味への影響を整理した論文
刺身や干物、燻製など、私たちは魚介類をさまざまな方法で加工して食べています。しかし水産物は栄養価が高い一方で傷みやすく、加工の過程で風味や食感、栄養が損なわれてしまうことも少なくありません。今回紹介する論文は、こうした水産食品の加工技術がどのように進歩してきたのか、そしてそれが「風味」にどう影響する…
公開日: 2026年07月01日 10:33
オクラ摂取は血圧や脂質、炎症にどう影響する? 2型糖尿病患者らを対象としたメタ解析
オクラ(Abelmoschus esculentus)は、食物繊維やフラボノイド、抗酸化物質を豊富に含む伝統的な野菜として知られています。血糖コントロールや脂質代謝、炎症を改善する可能性が指摘されてきましたが、これまでの臨床研究の結果は一貫していませんでした。今回、前糖尿病、2型糖尿病、糖尿病性腎症…
公開日: 2026年07月01日 10:31
発酵タケノコから見つかった乳酸菌、マウスの腸バリアと免疫バランスを整えた可能性——中国・浙江省の研究
漬物やヨーグルトなど、世界各地の発酵食品には多様な微生物が棲みついており、そこから新しい健康機能を持つ菌が見つかることがあります。今回紹介する研究では、中国・浙江省で伝統的に作られてきた発酵タケノコに着目し、そこに含まれる乳酸菌を分離・評価する試みが行われました。研究を行ったのは、金華職業技術学院附…
公開日: 2026年06月26日 01:47
ビタミンCと心臓——50歳・高血圧で変わる研究の景色
ビタミンCは体に良い——そう聞いて異論を唱える人は少ないはずです。コラーゲンの合成に必要な水溶性ビタミンとして、日本人の食事摂取基準でも摂取が推奨されています。ところが、「50歳以上・高血圧がある」という条件に絞ると、研究上の景色がやや違って見えてくる——そんな報告が2026年6月に発表されました。…
公開日: 2026年06月24日 17:16
夏バテの入り口は腸にある――βグルカン研究が示す新たな視点
夏の体調不良は、単なる「暑さで食欲が落ちた」では説明しきれない場合があります。最新の研究が指し示すのは、熱ストレスが腸の壁そのものを傷つけ、そこから全身へ炎症が波及するという連鎖です。そしてその連鎖を食品由来の成分が断ち切れるかもしれない――そんな可能性を示した研究が、2026年6月に栄養学の国際誌…
公開日: 2026年06月24日 16:34
ヌクレオチドと腸・免疫——25年・710論文が示す誠実な答え
細胞が分裂するたびに、体は設計図のコピーを作る。その材料の一つが「ヌクレオチド」と呼ばれる成分です。DNAやRNAを構成する基本単位であり、腸の粘膜や免疫細胞のように入れ替わりの速い組織では特に需要が高いとされます。体内でも合成されますが、食事からも取り込まれる——そうした「体の外から補う」ヌクレオ…
公開日: 2026年06月21日 22:11
納豆・豆腐・おから、続けることの意味——イソフラボンと糖尿病リスクの大規模追跡研究
大豆に含まれるイソフラボンを多く摂っていた人ほど、2型糖尿病の新規発症が少なかった——中国の大規模栄養調査をもとにした前向きコホート研究が、そのような静かな傾向を示しています。
公開日: 2026年06月21日 00:39
腸と免疫をつなぐ回路、やまのいもが示した可能性
免疫が低下すると、ウイルス感染が重症化しやすくなる。「何を食べることが腸を経由して免疫に関わるのか」という問いに対し、2026年6月、一つの興味深い報告が学術誌ニュートリエンツに掲載された。
公開日: 2026年06月16日 01:26
朝食の定番食品と胃がん早期発見——論文が示すリスクと検診の意味
早期発見された胃がんの5年生存率は90%以上、がんが進行した段階では30%を下回ります——2026年6月に発表されたレビュー論文が示すこの数字は、「いつ見つけるか」だけでこれほど大きな差が生まれることを教えてくれます。スクリーニング(早期発見のための検査)の話が、もはや人ごとではない理由がここにあり…
公開日: 2026年06月15日 18:11