研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告
近年、がん治療の分野で注目されている『免疫チェックポイント阻害療法』は、体本来の免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。その効果には腸内細菌のバランスが関わっているのではないか、という研究が近年数多く報告されています。特に、野菜や穀物などに含まれる『発酵性食物繊維』(腸内細菌のエサになりやす…
公開日: 2026年07月06日 16:25
老化研究の「テーラーメイド化」に挑む8週間のパイロット試験、PROMETHEUS臨床試験プロトコルを紹介
高齢化が進む社会では、加齢に伴う病気をどう防ぐかが大きな課題になっています。近年注目されているのが「精密老年医学(プレシジョン・ジェロメディシン)」という考え方です。これは、一人ひとりの老化のパターンに合わせて生活習慣やサプリメントなどを個別に調整し、健康寿命を最適化しようとするアプローチです。今回…
公開日: 2026年07月04日 20:26
食事と『脳の若さ』の関係、直線ではないかもしれない ― 新しい栄養スコア「BRAiN」を紹介
「バランスの良い食事は脳にいい」――そんな話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。実際、加齢に伴う認知機能の低下(いわゆる「もの忘れ」や認知症のリスク)には、食事や睡眠、運動といった生活習慣が関わっている可能性が指摘されてきました。こうした背景から、食事内容を点数化して健康リスクを評価す…
公開日: 2026年07月04日 19:30
植える間隔と収穫回数はステビアの生育にどう影響するか——2年間の圃場試験から
砂糖の代わりになる甘味植物として知られる「ステビア(Stevia rebaudiana)」。その葉には強い甘み成分が含まれており、世界各地で栽培研究が行われています。今回紹介するのは、ステビアをどのくらいの間隔で植えるか、また収穫を何回行うかによって、生育や収量がどのように変わるのかを調べたトルコの…
公開日: 2026年07月04日 03:26
赤色光と遠赤色光の補助照射が室内栽培のレタスとケールを変える? 光スペクトルと栄養成分の関係を調べた研究
スーパーで売られている葉物野菜の中には、太陽光ではなくLED照明を使った「植物工場」で栽培されているものが増えています。LEDは光の色(波長)を自由に組み合わせられるため、光の当て方を工夫することで野菜の育ち方や中身の成分をコントロールできるのではないか、という研究が世界各地で進められています。今回…
公開日: 2026年07月04日 01:30
食べ物の成分は細胞の“お掃除機能”に働きかけるのか——オートファジーと炎症老化をめぐる研究レビュー
私たちの体は年齢を重ねるにつれて、細胞の中に壊れたタンパク質や傷んだミトコンドリア(細胞のエネルギー工場)が少しずつ蓄積していくと考えられています。これらの“ゴミ”をきちんと分解・処理する仕組みが「オートファジー」であり、特にミトコンドリアを対象にしたものは「マイトファジー」と呼ばれます。加齢に伴っ…
公開日: 2026年07月03日 03:30
英国のビタミンD欠乏、判定基準は今のままでよいのか——専門家グループが見直しを提言
「ビタミンD不足」と聞くと、日照時間の少ない地域や特定の人だけの話だと思う方も多いかもしれません。しかし英国では今、ビタミンDの摂取量低下と深刻な欠乏の増加が指摘されており、その「欠乏」をどう定義するか自体が議論の的になっています。今回紹介するのは、英国の複数の専門分野からなる研究者グループ「ACT…
公開日: 2026年07月01日 23:29
水分補給の新発見:食べ方が左右する体の水分量
「水をしっかり飲む」とはよく言われますが、私たちが日々体に取り込む水分は、飲み物だけが源ではありません。食事から摂る水分も含めた「総水分摂取量」に、どんな食習慣が関係しているのか――機械学習という最新の統計手法を使った研究が、その謎に迫っています。
公開日: 2026年06月01日 07:20
ビタミンDの「計り方」が食の常識を変える
「ビタミンDが不足しがち」という話を耳にしたことがある方も多いでしょう。しかし実は、私たちが食事から摂っているビタミンDの量を正確に把握するのは、思いのほか難しいことが専門家の間で長年の課題となっています。最新の研究が、その謎に迫る重要な一歩を踏み出しました。
公開日: 2026年05月31日 02:07
母乳の栄養、40年分の常識が変わる?
赤ちゃんにとって最初の食事である母乳。その栄養組成についての「公式データ」が、実は40年以上前の研究をもとにしたものだったとしたら、驚かれる方も多いのではないでしょうか。最新の研究が、母乳栄養の理解に新たな光を当てています。
公開日: 2026年05月30日 09:47
発芽玄米と細菌の意外な接点、食の安全の新発見
食品の安全を脅かす細菌の「目覚めの瞬間」を、代謝物の変化からとらえる——そんな最先端の研究が注目を集めています。私たちの毎日の食卓を守るために、科学はどこまで迫れるのでしょうか。発芽という生命現象を手がかりに、食の安全と栄養の深い関係を探ってみましょう。
公開日: 2026年05月27日 11:24
海の紅藻ダルスが秘める、たんぱく質の可能性
海藻といえば、わかめや昆布を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし世界の海には、まだ日本の食卓にあまり馴染みのない食用海藻がたくさん存在します。そのひとつが、北大西洋沿岸で古くから食べられてきた紅藻「パルマリア・パルマタ(Palmaria palmata)」、通称ダルスです。近年、この海藻のたんぱく質…
公開日: 2026年05月27日 00:10