研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食品添加物のアルデヒド成分、細胞実験でレプチンの働きを弱める可能性 新研究 研究論文OpenAlex

食品添加物のアルデヒド成分、細胞実験でレプチンの働きを弱める可能性 新研究

肥満は世界的な健康課題として知られていますが、その背景には食欲や代謝を調整するホルモン「レプチン」の働きが関わっていることをご存じでしょうか。レプチンは脂肪細胞から分泌され、脳に「満腹」の信号を伝える役割を担っていますが、このシグナルがうまく伝わらなくなる「レプチン抵抗性」が、肥満の一因として注目さ…

公開日: 2026年07月26日 03:39

魚油入り可食フィルムの試作研究:ゼインとアラビアガムで魚油をどこまで包めるか 研究論文OpenAlex

魚油入り可食フィルムの試作研究:ゼインとアラビアガムで魚油をどこまで包めるか

プラスチックごみ削減の流れの中で、食べられる素材でできた「可食フィルム」が注目されています。今回紹介するのは、トウモロコシ由来のタンパク質「ゼイン」と天然多糖類「アラビアガム」を混ぜたベースフィルムに、魚油を配合して物性を調べた研究です。魚油はオメガ3脂肪酸を含むことで知られていますが、酸化しやすく…

公開日: 2026年07月26日 03:34

早食い・遅食みと長期的な体重の推移――56万人データが示す双方向の関連とは 研究論文OpenAlex

早食い・遅食みと長期的な体重の推移――56万人データが示す双方向の関連とは

「早食いは太りやすい」という話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、体重は10代・20代から現在に至るまで人によって大きく変動するものであり、これまでの研究の多くは、ある一時点でのBMI(体格指数)だけをもとに食べる速さとの関連を調べてきました。また、注目されるのは「肥満」との関連が中…

公開日: 2026年07月26日 02:27

食事や睡眠の『タイミング』は月経の不調と関係する? 日本人女性を対象にした横断研究 研究論文DOAJ

食事や睡眠の『タイミング』は月経の不調と関係する? 日本人女性を対象にした横断研究

月経前症候群(PMS)や月経困難症(いわゆる月経痛)は、多くの女性が経験する身近な悩みです。これまで食事の『内容』や睡眠の『質』と月経に関する不調との関係が注目されてきましたが、食事や睡眠を『いつ摂るか・いつ行うか』というタイミングの視点からの研究はまだ十分ではありませんでした。月経周期の後半(黄体…

公開日: 2026年07月24日 23:27

α-ラクトアルブミンの長期摂取は月経関連症状やQOLに影響するか:無作為化プラセボ対照試験の結果 研究論文DOAJ

α-ラクトアルブミンの長期摂取は月経関連症状やQOLに影響するか:無作為化プラセボ対照試験の結果

月経前や月経中に、体のだるさや気分の落ち込み、イライラなどを感じる女性は少なくありません。こうした症状は日常生活や仕事のパフォーマンス、いわゆる生活の質(QOL)にも影響しうることから、食事や栄養面からのケアの可能性に関心が寄せられています。今回紹介する研究では、乳タンパク質の一種である「α-ラクト…

公開日: 2026年07月24日 14:30

水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究 研究論文DOAJ

水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究

黒米は抗酸化物質を豊富に含む栄養価の高い穀物として知られていますが、その一方で「フィチン酸」という成分も含んでいます。フィチン酸は植物が種子の中にリンを蓄えるための物質で、体内でミネラルの吸収を妨げる可能性があるとされ、黒米の栄養価に影響を与えうる成分として研究の対象になっています。近年は気候変動に…

公開日: 2026年07月22日 15:32

排便時のガスから腸内環境がわかる? 非侵襲的な新指標を提案した研究を紹介 研究論文OpenAlex

排便時のガスから腸内環境がわかる? 非侵襲的な新指標を提案した研究を紹介

お腹の調子や腸内環境というと、便を採取して腸内細菌を調べるイメージが強いかもしれません。しかし、腸内細菌が発酵や代謝によって生み出す「腸内ガス」も、腸内環境を映し出す重要な手がかりになると考えられています。とはいえ、これまでの腸内ガスの測定方法は身体への負担が大きく、日常的に調べるのは簡単ではありま…

公開日: 2026年07月20日 18:29

食事の『酸性度』は糖尿病リスクと関係する? 日本人約1.9万人を調べたコホート研究 研究論文OpenAlex

食事の『酸性度』は糖尿病リスクと関係する? 日本人約1.9万人を調べたコホート研究

肉や穀類、野菜や果物など、私たちが日々口にする食品は、体内で代謝される過程で酸性またはアルカリ性の性質を残すと考えられています。こうした食事全体の『酸-塩基バランス』を表す指標は「食事性酸負荷(dietary acid load, DAL)」と呼ばれ、糖代謝に影響を与える可能性が指摘されてきました。…

公開日: 2026年07月19日 23:34

体重に関する『恥ずかしさ』の感情が、糖尿病患者の食事の幅を狭めている? 女性と高齢者で見られた関連 研究論文DOAJ

体重に関する『恥ずかしさ』の感情が、糖尿病患者の食事の幅を狭めている? 女性と高齢者で見られた関連

糖尿病の治療では、血糖コントロールのために食事内容が重要な役割を果たすとされています。その中で近年注目されているのが「体重スティグマ」という概念です。これは、自分の体重について他者から偏見の目で見られるのではないか、恥をかかされるのではないかという不安や、自分自身を否定的に評価してしまう感覚を指しま…

公開日: 2026年07月19日 20:29

紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介 研究論文OpenAlex

紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介

紅麹(べにこうじ)は、米などをMonascus属のカビで発酵させて作られる、東アジアで古くから食品や調味料の色付けなどに利用されてきた発酵素材です。発酵の過程でさまざまな二次代謝産物が生み出されることが知られており、近年ではその水溶性成分が肥満や体重過多に対する代替的なアプローチとして注目され始めて…

公開日: 2026年07月17日 01:36

モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析 研究論文OpenAlex

モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析

アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスは、西インド洋の中でも有数の広さを誇る排他的経済水域を持ち、その海には食用にできる海藻を含む豊かな海洋資源が眠っているとされます。しかし、こうした資源はこれまで十分に調査されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、モーリシャスの魚類養殖施設に自然…

公開日: 2026年07月17日 00:37

フードデリバリーは食の格差を縮めるのか、それとも広げるのか? 中国・杭州市に見るオンライン配達と都市食環境の関係 研究論文OpenAlex

フードデリバリーは食の格差を縮めるのか、それとも広げるのか? 中国・杭州市に見るオンライン配達と都市食環境の関係

スマートフォンひとつで好きな料理が自宅に届く「フードデリバリー」は、この十数年で世界中の都市生活に急速に浸透しました。従来、都市の食環境は「中心地システム」と呼ばれる考え方で説明されてきました。大きな繁華街や駅前には飲食店が集まり、郊外や周辺部にはそれほど多くの店がない、という階層的な分布です。徒歩…

公開日: 2026年07月16日 07:29