研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

血糖値だけじゃない――糖尿病と生きることが心と生活の質に与える影響とは 研究論文OpenAlexインド

血糖値だけじゃない――糖尿病と生きることが心と生活の質に与える影響とは

糖尿病というと、まず思い浮かぶのは「血糖値のコントロール」かもしれません。食事に気をつけ、薬を欠かさず飲み、数値を管理する――そんなイメージが強い病気です。しかし、実際に糖尿病とともに生きる人々にとっての課題は、血糖値の数字だけにとどまりません。日々の自己管理を続けることの精神的な負担や、周囲からの…

公開日: 2026年08月14日 00:26

タケノコの機能性成分に注目——栄養と健康をめぐる可能性を整理した研究 研究論文DOAJインド

タケノコの機能性成分に注目——栄養と健康をめぐる可能性を整理した研究

春の味覚として親しまれるタケノコ。煮物や炊き込みご飯などでおなじみですが、実は近年、単なる食材としてだけでなく「機能性食品」としての注目度が高まっていることをご存知でしょうか。イネ科の多年生植物であるタケの若い芽であるタケノコは、アフリカ、アジア、南米など幅広い気候帯で見られ、建築材や家具、工芸品、…

公開日: 2026年08月13日 20:27

海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究 研究論文DOAJインド

海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究

海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…

公開日: 2026年08月12日 23:28

食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー 研究論文OpenAlexインド

食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー

ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…

公開日: 2026年08月09日 21:30

発酵させた雑穀が腸内環境にもたらす変化とは―伝統食品を科学する 研究論文DOAJインド

発酵させた雑穀が腸内環境にもたらす変化とは―伝統食品を科学する

雑穀(ミレット)は雨が少ない土地でも育ちやすく、気候変動の影響を受けにくい穀物として世界各地、特に開発途上国で古くから食べられてきました。栄養価の高さでも知られていますが、実はこの雑穀を「発酵」させることで、さらに栄養的・機能的な価値が高まる可能性があるといいます。今回紹介する論文は、発酵させた雑穀…

公開日: 2026年08月09日 21:28

インドで学ぶ留学生に何が起きているのか——食生活の変化と栄養摂取をめぐる調査 研究論文DOAJインド

インドで学ぶ留学生に何が起きているのか——食生活の変化と栄養摂取をめぐる調査

海外で暮らし始めると、食生活が大きく変わることがあります。これまで欧米諸国に留学した学生を対象に、こうした「食の文化変容」が望ましくない食習慣の変化につながり、栄養状態や健康に影響しうることが報告されてきました。一方で、近年はインドのような文化的に多様なアジアの国々でも国際留学生の受け入れが増えてお…

公開日: 2026年08月08日 00:32

腸内細菌が決める『効くかどうか』の個人差——食事性生理活性化合物の吸収をめぐる研究紹介 研究論文DOAJインド

腸内細菌が決める『効くかどうか』の個人差——食事性生理活性化合物の吸収をめぐる研究紹介

ポリフェノールやグルコシノレートといった、野菜や果物、お茶などに含まれる「生理活性化合物」は、慢性疾患のリスク低減と関連づけられることが多く、健康志向の高い人の間で注目されてきました。しかし、実はこれらの成分の多くは、食べたからといってそのまま体に吸収されるわけではありません。今回紹介する総説論文は…

公開日: 2026年08月07日 18:26

雑穀は生活習慣病対策の味方になるか?栄養と腸内環境から見直すレビュー研究 研究論文DOAJインド

雑穀は生活習慣病対策の味方になるか?栄養と腸内環境から見直すレビュー研究

白米やパンなど精製された穀物が主食の中心になって久しい一方で、近年「雑穀」が再び注目を集めています。ヒエ、アワ、キビ、シコクビエといった雑穀は、もともと世界各地の伝統的な食生活で親しまれてきた穀物ですが、心血管疾患や2型糖尿病、肥満といった慢性生活習慣病が世界の死因の3分の2以上を占めるようになった…

公開日: 2026年08月07日 13:26

YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介 研究論文OpenAlexインド

YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介

食事の内容を記録し、摂取カロリーを把握することは、生活習慣病の管理や健康的な食生活を続けるうえで基本となる取り組みとされています。しかし実際には、食べたものを自分で入力したり、カロリー表と照らし合わせたりする作業は手間がかかり、記録漏れや誤差も生じやすいという課題があります。こうした「食事記録の面倒…

公開日: 2026年08月07日 09:26

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー 研究論文DOAJインド

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー

パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…

公開日: 2026年08月04日 15:26

トダ族の食生活を調査 ― 社会経済状況と栄養バランスの関係とは 研究論文OpenAlexインド

トダ族の食生活を調査 ― 社会経済状況と栄養バランスの関係とは

インド南部タミル・ナードゥ州のニルギリ丘陵には、独自の文化と食習慣を持つ先住民族「トダ族」が暮らしています。インドでは近年、先住民族の暮らしにも生活様式や食生活の変化が広がりつつあり、それが健康や栄養状態にどのような影響を与えているのかが関心を集めています。今回紹介する研究は、こうした背景のもと、ト…

公開日: 2026年08月04日 00:28

『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介 研究論文OpenAlexインド

『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介

世界には、栄養が足りていない「低栄養」と、カロリーの摂りすぎによる「過栄養」、そしてビタミンやミネラルが不足する「微量栄養素欠乏」という、一見矛盾するような3つの栄養問題が同時に存在する地域があります。これは「三重の栄養不良負担」と呼ばれ、特に食料へのアクセスが限られる地域社会にとって大きな課題とさ…

公開日: 2026年07月31日 08:37