研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊娠期・乳幼児期の超加工食品摂取と母子の健康:最新レビュー論文を紹介
コンビニやスーパーに並ぶスナック菓子、菓子パン、インスタント食品、清涼飲料水――こうした「超加工食品(Ultra-processed foods, UPF)」は、私たちの食卓にすっかり定着しています。忙しい毎日の中で手軽に食べられる一方、こうした食品の摂取が健康にどのような影響を与えるのかは、近年多…
公開日: 2026年07月17日 19:36
未利用スパイスの発酵で機能性は変わるのか——Dorstenia convexa根とMonodora myristica種子を調べた研究
アフリカなどで伝統的に使われながらも、栄養科学の研究があまり進んでいない「未利用スパイス」と呼ばれる植物素材があります。今回紹介する研究では、そうした素材のうちDorstenia convexa(ドルステニア・コンベクサ)の根とMonodora myristica(モノドラ・ミリスティカ)の種子とい…
公開日: 2026年07月17日 13:31
赤ブドウの搾りかすをヤギの飼料に混ぜると、乳の質はどう変わる? 新研究が報告
ワインづくりの過程では、ブドウを搾ったあとに大量の「果皮」が副産物として残ります。この赤ブドウ果皮には、ポリフェノールや食物繊維、糖分、脂質、トリテルペンといった生理活性成分が豊富に含まれていることが知られています。廃棄されがちなこの副産物を家畜の飼料として活用できれば、環境面でもコスト面でも持続可…
公開日: 2026年07月17日 01:32
赤色・紫色ローゼルの萼、乾燥方法と温度で色や抗酸化力の残り方はどう変わる?
ハイビスカスティーの原料として知られる「ローゼル(Hibiscus sabdariffa L.)」の萼(がく、花を支える部分)は、鮮やかな赤色や紫色をしており、アントシアニンをはじめとするさまざまなフィトケミカル(植物由来の機能性成分)を含むことで知られています。こうした食材を粉末に加工して長期保存…
公開日: 2026年07月12日 04:43
β-シトステロールとプロピオン酸の共結晶、ハムスターの食後脂質応答や肥満誘発食への適応に関する研究
植物由来の成分である「β-シトステロール」は、コレステロールに構造が似た植物ステロールの一種として知られています。ただし、体内での吸収されやすさ(バイオアベイラビリティ)には課題があるとされ、その効果を高める工夫が研究されてきました。今回紹介する研究では、β-シトステロールとプロピオン酸を組み合わせ…
公開日: 2026年07月04日 18:28
コーヒーかす「カスカラ」を発酵で活かす——コーヒーチェリーパルプの新たな活用法とは
コーヒー豆を作る過程では、実は豆の周りの果肉部分が大量に廃棄されています。この果肉部分は「コーヒーチェリーパルプ」や「カスカラ」と呼ばれ、コーヒー加工における主要な副産物です。近年、この廃棄物同然だった部分に、フェノール化合物(植物由来の抗酸化物質の一種)や食物繊維など、さまざまな生理活性成分が含ま…
公開日: 2026年07月01日 10:33
皮ごと食べると変わる?ぶどうとブルーベリーの新研究
果物の皮を剥く、その一手間が、実は栄養の観点から見ると「何かを手放している」行為かもしれない——そんな視点を提供する研究が2026年6月、栄養学誌ニュートリエンツに発表されました。
公開日: 2026年06月22日 16:54
血管の老化と食事の関係、研究が示す意外な真実
「血管年齢を若く保ちたい」と思う方は多いでしょう。近年、日々の食事の内容が血管の柔軟性、つまり動脈硬化の進み方と関係している可能性を示す研究が注目されています。食物繊維、アルコール、鉄分——この3つの栄養素が、血管の老化スピードにどう関わっているのか、最新の縦断研究からわかってきたことをご紹介します…
公開日: 2026年05月31日 15:51
植物食でポリフェノールはどう変わる?研究が示す新たな視点
毎日の食事に含まれる植物由来の成分が、体の中でどのように吸収されているのか——そんな素朴な疑問に、科学の光が当たり始めています。近年注目されているのがポリフェノール(植物が持つ色素や苦み・渋みのもととなる生理活性成分の総称)の摂取量と、食事スタイルの関係です。
公開日: 2026年05月29日 22:32
脳とDHAの深い関係、研究が示す可能性
年齢を重ねるにつれて、記憶力や集中力に不安を感じることはありませんか?実は、私たちの脳の働きと「脂質」のあいだには、想像以上に深いつながりがあることが、近年の研究で少しずつ明らかになってきています。特に注目されているのが、魚の油などに含まれるオメガ3系の脂肪酸、なかでもDHA(ドコサヘキサエン酸)で…
公開日: 2026年05月27日 11:24
緑茶・チョコ・果汁が遺伝子に働きかける?
毎日口にする食べ物が、体の中の遺伝子の働きに影響を与えるとしたら、どう感じますか?ポリフェノールを豊富に含む食品が、私たちの遺伝子発現パターンを変化させる可能性があるという研究が、食品研究国際誌(2026年4月)に報告されました。今回はその内容をわかりやすくひも解いていきます。
公開日: 2026年05月26日 17:51