研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スマホ写真とAIで羊肉スライスの「本物・加工・再構成」を見分ける試み
スーパーや飲食店で売られている羊肉のスライス肉。実は、そのすべてが「そのままの肉」とは限りません。加工処理を施した肉や、複数の肉片を結着させて成形した「再構成肉」が、本物の羊肉スライスと似た見た目で流通しているケースがあり、消費者にはなかなか見分けがつきません。こうした不正な混入や表示の問題は、食の…
公開日: 2026年07月16日 05:33
海産物の食品事故はなぜ起きる? 456件の分析からみえたリスクの構造
お寿司や干物、魚介の加工品など、海産食品は私たちの食卓に欠かせない存在です。しかしその一方で、海の生態系は不確実性が高く、水揚げから加工、流通、販売に至るまでのサプライチェーンも複雑なため、食品安全に関する事故が世界的な課題となっています。今回紹介する研究は、海産食品の安全事故がどのような要因の組み…
公開日: 2026年07月15日 15:30
難消化性デンプンは腸の防御力にどう関わる? 腸内細菌代謝産物とPI3K-AKT経路をめぐるレビュー研究
お腹の調子を整える食品としてよく話題になる「難消化性デンプン(レジスタントスターチ)」。小腸で消化されずに大腸まで届き、腸内細菌のエサになることで知られていますが、その働きが体の中でどのような仕組みにつながっているのかは、まだ研究が進んでいる段階です。今回紹介する論文は、難消化性デンプンが腸のバリア…
公開日: 2026年07月15日 14:35
発酵食品の“働きもの菌”はどう選ばれ、どう育てられるのか——スターター培養の最新技術動向
ヨーグルトや味噌、パン、酒など、発酵食品づくりに欠かせないのが「スターター培養(スターターカルチャー)」と呼ばれる微生物の種菌です。どんな菌株を使うかによって、風味や香りといった食感の良さだけでなく、栄養価やプロバイオティクスとしての機能性、さらには工場での生産効率までもが左右されると言われています…
公開日: 2026年07月14日 13:36
食物繊維は『改質』でどう変わる?加工技術と食品応用の研究動向を紹介
食物繊維といえば、便通を助けたり健康的な食生活に役立つ成分として広く知られています。しかし、食物繊維は種類や状態によって水を保持する力や油と結びつく力、体積を膨らませる力などの性質が異なり、そのままでは食品への応用が難しい場合もあります。そこで近年、食物繊維の分子構造や物理化学的な性質を人為的に調整…
公開日: 2026年07月14日 13:35
ラクダ乳発酵乳から見つかった乳酸菌、糖・脂質代謝への関わりを調べた研究
ヨーグルトや発酵乳製品に含まれる「乳酸菌」は、おなかの調子を整える存在として知られていますが、菌の種類や株によって性質はさまざまです。近年では、腸内環境を整えるだけでなく、血糖値やコレステロールといった糖・脂質の代謝に関わる働きを持つ株を探す研究が進められています。今回紹介する論文は、中国・新疆のラ…
公開日: 2026年07月14日 13:34
全粒小麦の即席麺、酵母と乳酸菌の“発酵”で食感と血糖への影響を改善できるか探った研究
全粒小麦を使った即席麺は、食物繊維が豊富でバランスの良い栄養が期待できる食品として注目されています。ただし油で揚げずに乾燥・加工する「非油揚げタイプ」の場合、もどし(湯戻し)に時間がかかったり、食感や風味が今ひとつだったりする課題があると指摘されています。こうした弱点を、身近な発酵の力で補えないか—…
公開日: 2026年07月13日 23:34
『金花』を作る遺伝子とは? 黒茶発酵にかかわるカビの遺伝子と風味成分の関係を調べた研究
中国の黒茶の一種である茯磚茶(ふせんちゃ)には、茶葉の表面に「金花(きんか)」と呼ばれる黄色い粒状の構造が見られることがあります。これはAspergillus cristatusというカビの一種が作る「閉子器(へいしき)」という生殖構造で、この金花の存在が茯磚茶の品質を示す特徴の一つとされてきました…
公開日: 2026年07月13日 14:30
共食と孤食、高齢者の食事量や気分にどう関わる?21件の研究をまとめたレビュー
誰かと食卓を囲む「共食」と、一人で食事をする「孤食」。高齢化が進み、一人暮らしや夫婦のみの世帯(いわゆる「空の巣」世帯)が増えるなかで、孤食は多くの国で身近な生活習慣の変化になっています。食事は栄養を摂る場であると同時に、人との会話や交流の場でもあることから、こうした食事スタイルの違いが高齢者の健康…
公開日: 2026年07月13日 13:31
魚介類はどれくらい食べると良い?浙江省の大規模コホートが示した「男女差」
魚や貝、エビなどの魚介類は健康によいというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際、これまでにも魚介類の摂取と脳卒中リスクとの関連を調べた研究はいくつか行われてきましたが、その結果は一致しておらず、はっきりした結論は出ていませんでした。今回紹介するのは、中国・浙江省で5万人を超える人々を長期…
公開日: 2026年07月12日 21:35
オカラの食物繊維、砕き方を変えると使い勝手が変わる? 物理的な加工法を比較した研究
豆腐づくりの過程で生まれる「オカラ」は、大豆由来の食物繊維を豊富に含む一方で、そのままでは水分を多く含み、加工しにくいことから廃棄されることも少なくない副産物です。しかし近年は、オカラに含まれる不溶性食物繊維(IDF)を機能性素材として活用する研究が進んでいます。今回紹介する論文は、オカラ由来の不溶…
公開日: 2026年07月12日 17:35
エリンギの旨みと機能性成分をムダなく引き出す?超音波と“エコな溶媒”を使った新しい抽出法の研究
エリンギ(学名:Pleurotus eryngii)は、食感の良さから人気のきのこですが、ポリフェノールなどの機能性成分を含むことでも知られています。こうした成分を食品や機能性食品の原料として活用するには、効率よく、かつ環境に優しい方法で抽出する技術が求められます。今回紹介する研究では、超音波の力と…
公開日: 2026年07月12日 13:36