研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
低電圧の電場でスイートコーンの変色を抑える?収穫後の品質保持を探った研究
とうもろこしを買って数日経つと、あの瑞々しい黄色や甘い香りが少しずつ失われていく——そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。野菜や果物は収穫された後も呼吸を続けており、時間の経過とともに変色したり、風味が損なわれたりします。今回紹介する研究は、収穫後のスイートコーンにごく弱い電場をか…
公開日: 2026年07月27日 13:32
大豆粕の発酵物から「うま味を引き立てる」ペプチドを探す ― AIと細胞実験を組み合わせた研究
豆腐や豆乳、大豆油などをつくる際に大量に出る「大豆粕」は、これまで飼料や肥料として使われることが多く、食品としての価値を十分に活かしきれていない副産物とされています。この大豆粕を発酵・分解して得られる加水分解物には、うま味に関わる小さなペプチド(アミノ酸がいくつか連なった物質)が含まれている可能性が…
公開日: 2026年07月27日 13:31
クルミタンパク質と竹タケノコ由来食物繊維で高油分ゲルをつくる:植物性食品づくりの新しい工夫
植物性の代替食品づくりでは、タンパク質や食物繊維をどう組み合わせて「本物らしい」食感や構造をつくるかが大きな課題になっています。今回紹介する研究では、クルミのタンパク質と、孟宗竹(もうそうちく)のタケノコに由来する水溶性食物繊維を組み合わせ、油分を多く含むゲル状食品をつくる試みが報告されています。廃…
公開日: 2026年07月27日 13:29
水・加糖飲料の飲み方とBMI・尿バイオマーカーの関係とは 中国の大学生3,198人を調査
のどが渇いたときに何を飲むか——水なのか、甘い飲み物なのか、コーヒーや茶なのか。この日常的な選択が、体格や体の中の状態とどう関係しているのかを調べた研究が、学術誌「フロンティアーズ・イン・ニュートリション」に2026年07月に掲載予定です。今回紹介するのは、中国の大学生を対象に、飲料の摂取パターンと…
公開日: 2026年07月27日 01:32
妊娠糖尿病と食事の質の関係を探る:「食事性肥満予防スコア」を使った研究
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病(GDM)」は、母体だけでなく赤ちゃんの健康にも影響しうることが知られており、予防につながる要因として食事の質が注目されています。ただし、どのような食事パターンがGDMのリスクと関連するのかは、まだ十分にわかっていません。今回紹介する研究では、肥満予防の観点から食…
公開日: 2026年07月27日 01:32
野生のエノキタケ近縁種に高い鉄含量? チベット産きのこ株の性質と遺伝的背景を調べた研究
エノキタケといえば、鍋料理や炒め物でおなじみの食用きのこです。実はエノキタケの仲間には、まだ十分に性質が調べられていない野生種や地域固有の株が存在します。今回紹介する研究では、チベットで採集された野生株「Z68」に着目し、その正体を遺伝子解析で確認したうえで、栽培に適した条件や成分の特徴、さらには特…
公開日: 2026年07月26日 03:42
非糖尿病の成人を対象に「CHG指数」と脂肪肝リスクの関連を調べた研究
健康診断で「肝機能」や「脂質」の数値を見て、コレステロールや血糖、肝臓の状態がどう関係しているのか気になったことはないでしょうか。近年、コレステロール・HDL(善玉コレステロール)・血糖値を組み合わせた「CHG指数」という新しい指標が、糖代謝や脂質代謝の乱れを反映する可能性がある指標として注目されて…
公開日: 2026年07月24日 02:27
乳酸菌の種類と保存温度が桑の実発酵ジュースの品質にどう影響するか調べた研究
桑の実(マルベリー)は鮮やかな色合いとポリフェノール類を含むことで知られる果実ですが、近年は乳酸菌で発酵させたジュースへの関心も高まっています。発酵食品は保存性や風味、機能性が変化することが知られていますが、どの乳酸菌を使うか、どの温度で保存するかによって、その中身がどう変わるのかは意外と詳しく調べ…
公開日: 2026年07月23日 15:34
チョウザメの皮から高効率でコラーゲンペプチドを取り出す新手法とは
チョウザメと聞くとキャビアを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、その加工過程では皮も大量に副産物として出ます。チョウザメの皮にはコラーゲンが豊富に含まれていることが知られており、これを有効活用できれば、水産加工の廃棄物削減と、コラーゲンペプチドという素材の生産を同時に実現できる可能性があります。今…
公開日: 2026年07月23日 15:33
低塩マグロ魚醤の風味はどう生まれる? 2種の菌を組み合わせた発酵をマルチオミクスで解析
魚醤は魚を塩とともに長期間発酵させてつくる調味料で、独特のうま味と香りが特徴です。ただし伝統的な魚醤づくりには高い塩分濃度が必要で、発酵に時間もかかることが知られています。近年は塩分を抑えつつ発酵を助ける微生物を活用することで、風味づくりの過程をコントロールしようとする研究が進められています。今回紹…
公開日: 2026年07月23日 15:32
梅の花のような香りはどこから? 中国茶「九曲紅梅」の香気を微生物と成分の両面から探る研究
紅茶の中には、花や果物を思わせる独特の香りを持つものがあります。中国茶の一種「九曲紅梅(きゅうきょくこうばい)」もそのひとつで、梅の花のような香り(梅花香)が特徴とされています。しかし、この香りの強さや質は原料や製造工程によってばらつきがあり、なぜ良い香りの茶とそうでない茶が生まれるのか、その化学的…
公開日: 2026年07月23日 15:29
発酵黒豆(淡豆豉)から多糖類を効率よく取り出す新しい抽出法、抗酸化・糖分解酵素阻害作用を確認
豆を発酵させて作る「淡豆豉(たんとうし)」は、中国などで古くから利用されてきた発酵黒豆の加工品です。発酵食品にはさまざまな機能性成分が含まれることが知られていますが、その中でも「多糖類」と呼ばれる糖の集合体は、抗酸化作用や血糖にかかわる働きなど、健康との関連が研究されている成分の一つです。今回紹介す…
公開日: 2026年07月23日 14:41