研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

イタリアのブラインドベースボール選手の食行動、身体への肯定感、睡眠の質を調べた調査研究 研究論文OpenAlexイタリア

イタリアのブラインドベースボール選手の食行動、身体への肯定感、睡眠の質を調べた調査研究

視覚障害のある人は、一般の人と比べて運動不足や座りがちな生活、心理的な苦痛、社会的孤立を経験しやすく、睡眠の質の低さとも関連すると報告されています。こうした背景から、障害に合わせて工夫されたスポーツ(アダプテッドスポーツ)が、健康的な生活習慣や心身の健康を支える場として注目されてきました。

公開日: 2026年10月20日 07:17

血液中のマグネシウムと食事からのマグネシウムは同じことを示すのか――サウジアラビアの10代を対象にした心血管・代謝指標との関連の検討 研究論文OpenAlexイタリア

血液中のマグネシウムと食事からのマグネシウムは同じことを示すのか――サウジアラビアの10代を対象にした心血管・代謝指標との関連の検討

マグネシウムは体内で300以上の酵素反応に関わる必須ミネラルで、糖や脂質の代謝、心臓や血管の働きに関係することが知られています。医療現場では血液(血清)中のマグネシウム濃度を測ることが一般的ですが、血清中にあるのは体全体のマグネシウムのおよそ0.3%にすぎません。体は血中濃度を一定に保とうと強く調節…

公開日: 2026年10月20日 07:07

オリーブオイル製造の副産物に含まれるフェノール類と、プロバイオティクス菌・病原菌への作用を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

オリーブオイル製造の副産物に含まれるフェノール類と、プロバイオティクス菌・病原菌への作用を調べた研究

オリーブオイルを搾ると、搾りかす(ポマース)や種(オリーブストーン)といった副産物が大量に出ます。これらは有機物を多く含み、適切に処理しなければ土壌や水の汚染につながるおそれがあります。一方で、抗酸化作用などが知られるフェノール類(ポリフェノールを含む植物由来の化合物群)を含んでいるため、有効に活用…

公開日: 2026年10月19日 11:07

3種類のアブラナ科スプラウト抽出物を比較し、腸の炎症と上皮バリアへの作用を細胞実験で調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

3種類のアブラナ科スプラウト抽出物を比較し、腸の炎症と上皮バリアへの作用を細胞実験で調べた研究

ブロッコリーやキャベツなどアブラナ科の野菜は、抗酸化や抗炎症などの作用との関連が報告されてきました。その作用を担う成分と考えられているのが、グルコシノレートと呼ばれる硫黄を含む化合物とポリフェノールで、発芽したばかりのスプラウトに多く含まれます。代表的なグルコシノレートであるグルコラファニンは、体内…

公開日: 2026年10月19日 10:26

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

カチョカヴァッロチーズのカビに対するローズマリー、オレガノ、ローレル精油の抗カビ作用を調べた研究

カチョカヴァッロは、加熱した生地を練って伸ばす「パスタ・フィラータ」製法で作られるイタリアの伝統的なセミハードチーズです。熟成と保管の間に表面へカビが生えると、風味や保存期間が損なわれます。カビの種類や株によっては、カビ毒(マイコトキシン)を作るおそれもあります。

公開日: 2026年10月19日 09:12

ブロッコリーの茎と花蕾の粉末を加えた食パンの品質・抗酸化性・官能特性を調べた研究 研究論文OpenAlexイタリア

ブロッコリーの茎と花蕾の粉末を加えた食パンの品質・抗酸化性・官能特性を調べた研究

パンは多くの人が日常的に食べる主食ですが、精製した白い小麦粉だけで作るパンには、植物由来の生理活性成分があまり含まれていません。そこで研究チームは、ブロッコリーを粉末にして食パンに加え、栄養面の特性を高められるかを検討しました。

公開日: 2026年10月19日 07:57

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexイタリア

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

たんぱく質制限の強さだけでは決まらない? 4種類の腎臓病食を食品構成に基づく抗炎症指数で比較した研究 研究論文OpenAlexイタリア

たんぱく質制限の強さだけでは決まらない? 4種類の腎臓病食を食品構成に基づく抗炎症指数で比較した研究

慢性腎臓病(CKD)では、体内で弱い炎症が長く続く「慢性低度炎症」が、病気の進行や心臓・血管の合併症に関わるとされています。CKDの管理では食事療法が中心的な役割を担いますが、腎臓病のために処方される食事が、炎症の観点からどのような特徴を持つのかは、これまで十分に調べられていませんでした。

公開日: 2026年10月17日 22:26

食べ物への依存的な食行動を面接で評価する「FASI」のイタリア語版を摂食障害の患者で検証した研究 研究論文OpenAlexイタリア

食べ物への依存的な食行動を面接で評価する「FASI」のイタリア語版を摂食障害の患者で検証した研究

「フードアディクション(食べ物依存)」とは、主に超加工食品について、強い渇望、食べる量が増えていく、抑えがきかない、悪影響があっても食べ続けるといった、依存症に似た食べ方のパターンを指す考え方です。これを独立した病気として扱うべきかはまだ議論が続いています。一方で、むちゃ食い障害や神経性過食症などの…

公開日: 2026年10月17日 21:33

食物繊維は「ひとつの成分」ではない:消化の過程でのふるまいの違いを整理した論文 研究論文OpenAlexイタリア

食物繊維は「ひとつの成分」ではない:消化の過程でのふるまいの違いを整理した論文

食物繊維は、栄養表示などで一つの成分のように扱われがちです。この論文の著者らは、食物繊維が実際には性質の異なる植物由来の成分の大きな集まりであることを、既存の研究をもとに整理しました。

公開日: 2026年10月17日 05:26

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexイタリア

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化と腸内発酵でどう変化するか:試験管内モデルによる探索的研究

コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養物(SCOBY)で発酵させた飲料です。茶由来のポリフェノールや有機酸を含み、近年は健康との関わりにも関心が集まっています。研究チームは、ブラジルの大西洋岸森林に自生する果実を加えると、果実特有の成分によって飲料の性質がさらに変…

公開日: 2026年10月17日 02:55

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexイタリア

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38