研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

キウイフルーツと血圧の関係を調べた無作為化試験の統合解析 研究論文Europe PMCカナダ

キウイフルーツと血圧の関係を調べた無作為化試験の統合解析

血圧は心血管疾患の主要な危険因子であり、生活習慣の影響を強く受けます。果物や野菜を多く含む食事が血圧を下げることは以前から知られており、その背景としてカリウム摂取の増加や血管の拡張に関わる仕組みが挙げられてきました。キウイフルーツは食物繊維、カリウム、ビタミンCや各種の抗酸化成分を多く含む果物で、著…

公開日: 2026年09月14日 00:00

料理教室 対 栄養カウンセリング、2型糖尿病の血糖管理に効果の差はあるか 研究論文OpenAlexカナダ

料理教室 対 栄養カウンセリング、2型糖尿病の血糖管理に効果の差はあるか

2型糖尿病の治療では、薬物療法とあわせて食生活の見直しが重要な役割を果たすとされています。食事指導の方法としては、管理栄養士による個別の医療栄養療法(MNT)が広く行われてきましたが、近年は実際に調理を体験しながら学ぶ「料理医学(カリナリーメディスン、CM)」という手法も注目されています。今回紹介す…

公開日: 2026年09月10日 08:44

蒸気で加圧して割る?豆の抗酸化成分を引き出す加工法の比較研究 研究論文Europe PMCカナダ

蒸気で加圧して割る?豆の抗酸化成分を引き出す加工法の比較研究

豆類には、体内の酸化ストレスに関わるとされるポリフェノール(フェノール成分)が含まれていますが、その多くは豆の細胞壁などに結合した状態で存在し、そのままでは体内での利用や抽出がしにくいとされています。今回紹介する研究は、この『結合型』のフェノール成分を加工によって取り出しやすくできるかどうかを調べた…

公開日: 2026年09月09日 13:24

『ビーチのりんご』を食べてしまったら――マンチニールという毒木をめぐる症例報告 研究論文OpenAlexカナダ

『ビーチのりんご』を食べてしまったら――マンチニールという毒木をめぐる症例報告

南国のビーチで木陰に落ちている青いりんご状の実。見た目は食べられそうでも、これがカリブ海沿岸などに分布するマンチニールの木の実だった場合、命に関わる中毒を起こすことがあります。カナダ・トロント大学の研究者らが、コスタリカ旅行中にこの実を口にした患者の症例を報告し、あわせてこれまでの文献をレビューした…

公開日: 2026年09月08日 05:33

おからを二段階発酵させると、うま味アップ・苦味ダウン・抗酸化力4倍に――菌類と乳酸菌を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexカナダ

おからを二段階発酵させると、うま味アップ・苦味ダウン・抗酸化力4倍に――菌類と乳酸菌を組み合わせた研究

豆腐や豆乳をつくる過程で出る「おから」は、大豆1キログラムあたりほぼ同じ量(1〜1.2キログラム)が発生するとされ、世界全体では年間およそ1400万トンにものぼると見積もられています。食物繊維やたんぱく質、脂質を豊富に含む一方で、水分が80%を超えて傷みやすいこと、消化されにくいこと、そして風味が食…

公開日: 2026年09月05日 19:48

動物の消化を経たコーヒー豆はなぜ高値で取引されるのか——安全性と倫理をめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlexカナダ

動物の消化を経たコーヒー豆はなぜ高値で取引されるのか——安全性と倫理をめぐる研究レビュー

ジャコウネコが食べたコーヒーの実の種子から作られる「コピ・ルアク」や、ゾウの消化管を通したコーヒーは、世界で最も高価なコーヒーとして知られています。今回紹介するのは、こうした「動物消化コーヒー」について、生産の仕組みから安全性、商業的価値、動物福祉まで幅広く整理した批評的なレビュー論文です。著者はG…

公開日: 2026年09月05日 02:37

植物性食への切り替え、体はどう適応するのか——鉄・クレアチン・タンパク質・腸内細菌をめぐる研究 研究論文OpenAlexカナダ

植物性食への切り替え、体はどう適応するのか——鉄・クレアチン・タンパク質・腸内細菌をめぐる研究

肉や魚を減らして植物性の食事に切り替えると、鉄やクレアチン、必須アミノ酸、あるいは食物繊維の発酵によって作られる栄養素が不足するのではないか、という懸念がしばしば語られます。これは「食事からの摂取量が減れば、体内で使える量もそのまま減る」という前提に基づく見方です。今回紹介する総説論文は、この前提を…

公開日: 2026年09月05日 02:28

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性 研究論文OpenAlexカナダ

食事研究のメタ解析、『調整方法』の違いが結果を歪めている可能性

飽和脂肪酸や魚の摂取と心血管疾患の関係を調べた研究は数多くあり、それらをまとめて総合的な結論を出す『メタ解析』は、食事に関するガイドラインづくりの重要な根拠になっています。しかし、食事の研究には見落とされがちな落とし穴があります。それは、食べた総エネルギー量(カロリー)をどう扱うかという『エネルギー…

公開日: 2026年09月04日 04:48

多年生植物『サインフォイン』の種子は食用になるか——加熱処理が栄養と安全性に与える影響を調べた研究 研究論文DOAJカナダ

多年生植物『サインフォイン』の種子は食用になるか——加熱処理が栄養と安全性に与える影響を調べた研究

マメ科の多年草であるサインフォイン(Onobrychis viciifolia L.)は、家畜の飼料作物として知られていますが、その種子を人が食べる食品として活用できないか検討した研究が食品品質誌に2026年1月に掲載予定です。研究チームはFaculty of Engineering(Departm…

公開日: 2026年09月02日 14:29

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告 研究論文OpenAlexカナダ

ブドウ種子の粉末、大腸炎マウスで腸の炎症と腸内細菌の乱れを抑えたと報告

ワインづくりの過程では、果汁を搾った後にブドウの種や皮が大量の副産物として残ります。この廃棄されがちな部分に、実は食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれていることが知られています。フランスとチュニジア、カナダの研究者らによるチームは、このブドウ種子を粉末にしたもの(GSF)が、腸の炎症モデルであるマ…

公開日: 2026年09月02日 13:37

アダプトゲン植物、サプリだけでなく食品にも広がるか 研究論文が市場と論文動向を分析 研究論文OpenAlexカナダ

アダプトゲン植物、サプリだけでなく食品にも広がるか 研究論文が市場と論文動向を分析

「アダプトゲン」という言葉を、サプリメントの成分表示などで見かけたことがある人もいるかもしれません。ストレスへの身体の適応を助けるとされる植物由来の天然成分の総称で、健康志向の高まりとともに注目を集めています。今回紹介する研究は、こうしたアダプトゲン植物が実際の食品市場でどれだけ使われているのか、そ…

公開日: 2026年09月02日 11:36

「もこもこ」なブランド名は太って聞こえる?食品名の音が与える印象を調べた研究 研究論文OpenAlexカナダ

「もこもこ」なブランド名は太って聞こえる?食品名の音が与える印象を調べた研究

スナック菓子のパッケージに書かれたブランド名を見ただけで、私たちはその食品が軽いのか重いのか、なんとなく印象を持ってしまうことがあります。カナダ・カールトン大学の研究チームは、ブランド名に含まれる「音」そのものが、食品の重さや満腹感に対する期待にどう影響するのかをオンライン実験で調べました。

公開日: 2026年09月02日 06:33