研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
水分の摂り方と『飲み過ぎない甘い飲み物』、高齢者の脂肪肝リスクとの関連を調べた研究
脂肪肝というと『お酒の飲み過ぎ』や『食べ過ぎ』のイメージが強いかもしれません。しかし近年、飲酒がなくても代謝の乱れをともなって肝臓に脂肪がたまる状態は「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれ、注目されています。今回紹介する研究は、この脂肪肝と、普段の『水分の摂り方』との関係を、高齢者を…
公開日: 2026年09月05日 05:32
見た目は「普通体重」でも体脂肪率は高め? 中国人女子大学生を対象にした「隠れ肥満」と食生活の関係
体重や体格指数(BMI)が正常範囲であっても、体脂肪率だけが高い状態は「正常体重肥満(Normal Weight Obesity、NWO)」と呼ばれ、見た目では気づきにくい一方で代謝の異常と関連することが知られています。中国人の女子大学生ではこのNWOの割合が高いとされていますが、これまで生活習慣、…
公開日: 2026年09月05日 05:30
納豆に似た韓国の発酵食品「チョングッチャン」、抗酸化力を高める鍵はポリ-γ-グルタミン酸だった
納豆と同じく大豆を短期間で発酵させて作る韓国の伝統食品「チョングッチャン」。この食品にはネバネバのもととなる粘性物質「ポリ-γ-グルタミン酸(γ-PGA)」が含まれており、抗酸化作用など健康に関わる働きが報告されてきました。今回、韓国・高麗大学食品生命工学科などの研究グループが、このγ-PGAを多く…
公開日: 2026年09月05日 05:00
動物性脂肪を減らしたソーセージを酸化から守る―大豆油とアラビアガムを組み合わせた新しい乳化技術
フランクフルトのような乳化タイプのソーセージは、良質なタンパク質や各種ビタミン・ミネラルを含み、独特の食感や風味の広がりから世界中で親しまれています。その美味しさを支えているのが動物性脂肪で、ジューシーさや口当たり、風味の放出、そして肉のゲル構造の安定化に欠かせない役割を果たしています。ただし、乳化…
公開日: 2026年09月05日 04:49
「健康な献血者」にも隠れた栄養リスク?698人調査でわかった体格・食生活のばらつき
献血は今の医療を支える欠かせない仕組みですが、世界で年間1億1800万単位以上の血液が集められている一方、多くの国で献血者の確保は簡単ではありません。献血には健康状態を確認する適格基準がありますが、この基準は明らかな病気を除外することが目的で、体重や生活習慣、食事内容といった、時間をかけて献血者の健…
公開日: 2026年09月05日 02:35
妊娠前の母親の食事パターンと就学前児童の体組成、どう関係する?中国のコホート研究から
子どもの体格や体脂肪のつき方は、生まれたあとの食生活だけでなく、母親が妊娠する前に何を食べていたかとも関係しているかもしれません。今回紹介するのは、中国の太倉市と武強県で実施された母子コホート研究「TAWS(Taicang and Wuqiang Mother-Child Cohort Study)…
公開日: 2026年09月05日 01:41
米麺の『硬くなる』を遅らせる? 小麦グルテンと大豆たんぱく質で比較した研究
できたての生米麺はもちもちしていても、冷蔵庫で数日置くとかたく締まってしまうことがあります。これは「でんぷんの老化(β化)」と呼ばれる現象で、加熱によって一度ほどけたでんぷんの分子が、冷えて保存されるあいだに再び規則正しく並び直すことで起こります。ゲル状だった構造が締まり水分を抱え込みにくくなること…
公開日: 2026年09月05日 01:39
腸内細菌を支える食事パターンと炎症性腸疾患リスクの関係を大規模コホートで検討
炎症性腸疾患(IBD)は、腸に慢性的な炎症が生じる病気で、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)という二つのタイプに大別されます。発症には遺伝的な要因だけでなく環境要因も大きく関わるとされており、なかでも食事は腸内細菌叢や腸の粘膜バリア、免疫の働きに影響を与えうる、変えることのできる要因として注目…
公開日: 2026年09月05日 01:37
ビタミンDが低いと脂肪肝は増えるのか——3万5千人の健診データで探る
健康診断で測る項目の一つにビタミンD(血中の25-ヒドロキシビタミンD、25(OH)Dという物質)があります。骨の健康に関わることで知られていますが、近年はエネルギー代謝や免疫、炎症にも関与すると考えられるようになってきました。今回紹介する研究は、このビタミンDの血中濃度と、肝臓に脂肪がたまる「代謝…
公開日: 2026年09月05日 01:33
発芽キノアの成分が肥満マウスの記憶力低下を和らげた仕組み ― 腸内細菌が鍵に
肥満は体形や代謝の問題にとどまらず、学習や記憶といった認知機能の低下にも関わることが知られています。中国・西北農林科技大学などの研究グループが、アドバンスト・サイエンス誌に2026年7月掲載予定の論文で、発芽させたキノア(キヌア)を食べさせたマウスで、高脂肪食による認知機能の低下が和らいだと報告しま…
公開日: 2026年09月04日 15:28
コーンめんの弱点をキノコ多糖で補う——霊芝由来の成分を使った加工品質と機能性の改善研究
とうもろこしを主原料とする「コーンめん」は、独特の風味や食物繊維・ビタミン・ミネラルの豊富さから人気がある一方で、加工時に切れやすく、茹でると煮崩れしやすいという弱点を抱えています。小麦粉のめんはグルテンというたんぱく質網目が生地を支えますが、とうもろこし粉にはグルテンがほとんど含まれず、でんぷんだ…
公開日: 2026年09月04日 11:27
アメリカミズアブのタンパク質で3Dプリント食品を作る:ブドウ種子アントシアニンが鍵になるという研究
昆虫を食料資源として活用する動きが世界的に広がっていますが、見た目や匂いへの抵抗感(フードネオフォビア)が普及の壁になっています。この壁を越える手段として近年注目されているのが、昆虫由来の原料を3Dプリンターで見慣れた形に成形してしまうという発想です。今回紹介する研究は、アメリカミズアブ(Herme…
公開日: 2026年09月04日 11:26