研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
動物園の動物の食事に「食物繊維」は足りているか──野生の食生活を模す新たな指標をめぐる考察
動物園で飼育される動物たちは、野生の仲間と同じ種であっても、口にしている食事の中身は大きく異なることがあります。今回紹介する論文は、伴侶動物(ペット)や産業動物、そして動物園動物に共通してみられるある栄養素の不足に着目し、その栄養素こそが「野生の食事をどれだけ再現できているか」を測るものさしになりう…
公開日: 2026年08月28日 00:30
スポーツボランティアの食習慣、性別・年齢・BMIとどう関係する?ポーランドの調査
スポーツの国際大会には、選手や観客だけでなく、運営を支える多くのボランティアが関わっています。こうしたボランティアは日常的にスポーツに関わる環境に身を置いている一方で、彼らの食習慣がどのようなものか、そしてそれが性別や年齢、学歴、体格といった社会人口統計学的な特性とどう関連しているのかについては、こ…
公開日: 2026年08月27日 07:33
格闘技の『減量』はなぜ危険なのか——急速減量に関するスコーピングレビューを読む
ボクシングや柔道、レスリング、総合格闘技(MMA)など、体重階級制の格闘技では、試合前に体重を絞り込む「減量」が当たり前のように行われています。計量ぎりぎりまで体重を落とし、計量が終わった直後から一気に体重を戻す——そんな光景を目にしたことがある人もいるかもしれません。この「急速減量(Rapid W…
公開日: 2026年08月24日 22:32
ルーマニアに自生するセイヨウジュウニヒトエ、香りと抗酸化性に着目した基礎研究
ハーブや野草の中には、まだ食品としての可能性が十分に調べられていない種が数多くあります。今回紹介する研究が注目したのは、シソ科の植物「セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans L.)」です。青紫の花を咲かせるこの植物は、ルーマニアの植物相に含まれるものの、これまであまり詳しく研究されてこな…
公開日: 2026年08月23日 18:34
GLP-1治療で体重は減っても筋肉は大丈夫?「サルコペニア肥満」をめぐる最新レビュー
ここ数年、セマグルチドやチルゼパチドといったインクレチン関連薬(GLP-1受容体作動薬など)による肥満治療が急速に広まりました。体重や体脂肪を大きく減らせることで注目される一方で、「筋肉量まで減ってしまうのでは」という懸念もしばしば話題になります。今回紹介する総説論文は、こうした薬物療法の時代におけ…
公開日: 2026年08月22日 20:29
食事から入るアルミニウム、体にどう影響する? 曝露経路と健康リスクをまとめた総説論文
アルミ缶の飲み物、ベーキングパウダーを使ったお菓子、アルミホイルで焼いた料理です。私たちの食卓には、意識しないところでアルミニウムに触れる場面がたくさんあります。この総説論文は、そうした食事由来のアルミニウム曝露について、これまでの研究をまとめたものです。
公開日: 2026年08月22日 11:32
発酵食品は本当に安全か?―世界の研究をまとめて調べたレビュー論文
キムチ、ヨーグルト、味噌、チーズ、発酵ソーセージ…。発酵食品は世界中の食文化に根づき、健康志向の高まりとともにその栄養的・機能的な特性が注目されています。一方で、発酵という工程自体が食品の保存性や安全性を高めるとされる反面、微生物や化学物質によるリスクを心配する声も根強くあります。今回紹介する論文は…
公開日: 2026年08月22日 01:26
ザクロ種子油、抽出法で変わる品質と環境負荷ーどの方法がベストなのか
ザクロの種に含まれる油には、プニカ酸という珍しい脂肪酸をはじめ、体に良いとされる脂溶性の成分が豊富に含まれていることが知られています。健康志向の高まりとともに注目される食品油ですが、実は「どうやって油を搾り出すか」という抽出方法によって、できあがる油の質が大きく変わることをご存知でしょうか。今回、サ…
公開日: 2026年08月20日 01:30
プロのハンドボール選手で腸内細菌はどう変わる?パレオ食と合理食を比べた8週間の研究
「腸活」や「腸内フローラ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、実際に食事を変えると腸内細菌はどのくらい変化するのでしょうか。特にアスリートのように体づくりのために特殊な食事法を取り入れる人たちにとって、この疑問は身近なテーマです。今回紹介する研究は、プロのハンドボール選手を対象に、狩猟採集民…
公開日: 2026年08月14日 15:26
牛肉ドライソーセージの品質を高める乳酸菌スターターとは―食肉加工環境由来の菌株を使った試作研究
生ハムやサラミのような「ドライ発酵ソーセージ」は、加熱せずに乳酸菌などの微生物のはたらきと乾燥・熟成によって作られる保存食品です。発酵や熟成の過程をどのような微生物が担うかによって、風味や食感、そして保存性が変わってくることが知られています。近年では、食品そのものだけでなく、食肉加工工場の環境中から…
公開日: 2026年08月12日 23:29
廃棄物から食卓へ――カボチャの皮を使った機能性パスタ開発の研究
カボチャを調理するとき、多くの人は中の果肉だけを使い、皮は捨ててしまうのではないでしょうか。しかし食品を作る過程で生まれるこうした「副産物」を有効活用することは、食品ロスを減らし、資源を循環させる取り組みとして近年注目されています。今回紹介する研究は、通常は廃棄されるカボチャの皮を粉末にして小麦パス…
公開日: 2026年08月12日 23:26
セロリジュースを長持ちさせる新技術? 低温プラズマ処理の可能性を探る研究
搾りたてのセロリジュースは、クロロフィルやポリフェノールといった健康志向の消費者に人気の成分を豊富に含む一方で、非常に傷みやすいという弱点があります。加熱による殺菌は保存性を高めますが、熱に弱い栄養成分を損なう可能性があるため、加熱を伴わない新しい保存技術が求められてきました。今回紹介する研究では、…
公開日: 2026年08月12日 19:31