研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

「超加工食品はすべて危険」という単純化が見落とすもの――持続可能な食生活への転換を考える 研究論文OpenAlexスペイン

「超加工食品はすべて危険」という単純化が見落とすもの――持続可能な食生活への転換を考える

「超加工食品(UPF)はできるだけ避けたほうがいい」という話を、健康情報でよく見かけるようになりました。加工の度合いで食品を分類する「NOVA分類」という枠組みが広まったことで、UPFという言葉自体が一種の警告サインのように扱われる場面も増えています。ただ、この論文は「UPFという一つの大きな箱です…

公開日: 2026年08月22日 09:36

地中海食を続けてもらうには?高齢者向け『多要素介入』を試した研究 研究論文OpenAlexスペイン

地中海食を続けてもらうには?高齢者向け『多要素介入』を試した研究

地中海食は、野菜や果物、豆類、オリーブオイルを多く使う食事パターンで、これまでも慢性疾患の予防や健やかな加齢との関連が数多く報告されてきました。ところがスペインでは近年、欧米型の食生活が広まるにつれ、高齢者の地中海食への順守度が下がっていることが課題になっているといいます。こうした状況を受けて、地域…

公開日: 2026年08月22日 09:34

「三姉妹農法」由来の伝統食と肥満研究:ミルパ食が体に働く仕組みを整理したレビュー 研究論文Europe PMCスペイン

「三姉妹農法」由来の伝統食と肥満研究:ミルパ食が体に働く仕組みを整理したレビュー

トウモロコシと豆、カボチャを一緒に育てる「三姉妹(three sisters)」農法を知っていますか。これはメソアメリカ(中南米)に古くから伝わる伝統的な混作の知恵で、この農法から生まれた食事パターンは「ミルパ食」と呼ばれています。トウモロコシ、豆類、カボチャ、唐辛子を中心とする、植物性食品が主体で…

公開日: 2026年08月22日 05:04

食事のクレアチンとうつ病の関連、新しいNHANESデータでも再現するか検証した研究 研究論文DOAJスペイン

食事のクレアチンとうつ病の関連、新しいNHANESデータでも再現するか検証した研究

クレアチンというと、筋トレをする人が使うサプリメントのイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし実は、肉や魚、卵といった日常の食品にも自然に含まれている成分です。近年、この食事から摂るクレアチンの量が、気分の落ち込みなど「うつ病」の状態と関連しているのではないかという研究が注目を集めています。今回…

公開日: 2026年08月20日 10:26

ゲノム編集スイカと農薬、欧州の消費者はどちらをより「リスク」と感じるのか 研究論文OpenAlexスペイン

ゲノム編集スイカと農薬、欧州の消費者はどちらをより「リスク」と感じるのか

近年、遺伝子の一部を狙って書き換える「ゲノム編集」技術が作物育種にも使われるようになってきました。従来の遺伝子組換え(GMO)とは異なる手法として注目される一方、消費者がこうした新技術をどう受け止めるかは国や制度によって温度差があるとされています。今回紹介する研究は、スイカを題材に、ゲノム編集技術と…

公開日: 2026年08月16日 00:26

キャロブ粉で作るグルテンフリーパスタ ― ヒヨコマメ・テフ配合に加えて食感や機能性は変わるのか 研究論文OpenAlexスペイン

キャロブ粉で作るグルテンフリーパスタ ― ヒヨコマメ・テフ配合に加えて食感や機能性は変わるのか

小麦アレルギーやセリアック病などの理由でグルテンフリーの食生活を送る人にとって、パスタは「食感が物足りない」「栄養バランスが偏りがち」といった悩みがつきものです。グルテンを含まない材料だけでコシのある麺を作るのは技術的に難しく、風味や食べ応え、さらには健康面での付加価値をどう高めるかは、食品研究の分…

公開日: 2026年08月14日 06:32

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー 研究論文DOAJスペイン

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー

パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…

公開日: 2026年08月04日 15:26

植物性タンパク質の摂取量と死亡リスクの関連は? スペインの大規模追跡調査から 研究論文OpenAlexスペイン

植物性タンパク質の摂取量と死亡リスクの関連は? スペインの大規模追跡調査から

肉や魚、大豆や穀物などから摂取するタンパク質には、大きく分けて「動物性」と「植物性」があります。どちらも体をつくる大切な栄養素ですが、その由来によって健康への影響に違いがあるのかどうかは、近年関心を集めているテーマです。特に、比較的若い世代を長期間追跡し、しかも摂取量の変化を繰り返し測定した研究はま…

公開日: 2026年08月04日 00:29

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介 研究論文DOAJスペイン

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介

秋になると話題にのぼる高級食材のひとつに、チュウゴクモクズガニ(Eriocheir sinensis)があります。独特の風味と高い栄養価から消費者に人気の水産物ですが、市場や食卓に届くまでには「一時養殖(畜養)」や「活魚(活ガニ)輸送」という工程を経ます。生きたまま運ぶ以上、その間の環境がカニの状態…

公開日: 2026年07月27日 23:36

乳酸発酵はムルタベリージュースの機能性をどう変えるか——フェノール成分と生理活性のつながりを探る研究 研究論文DOAJスペイン

乳酸発酵はムルタベリージュースの機能性をどう変えるか——フェノール成分と生理活性のつながりを探る研究

果物や野菜に含まれるポリフェノールは、発酵という加工プロセスを経ることで組成が変化することが知られています。乳酸発酵によって植物由来の食品中のポリフェノール組成が変わることは分かっていますが、その組成の変化が実際にどのような機能的な効果につながるのかは、これまで十分に明らかにされていませんでした。今…

公開日: 2026年07月27日 22:33

捨てられがちなブロッコリーの茎や葉を酵素処理してパンに――グルテンフリー食パンの機能性向上を検証 研究論文DOAJスペイン

捨てられがちなブロッコリーの茎や葉を酵素処理してパンに――グルテンフリー食パンの機能性向上を検証

ブロッコリーを調理するとき、茎や葉、芯の部分は捨ててしまうことが多いのではないでしょうか。こうした「副産物」は食物繊維や、健康に関心の高い人々の間で注目される機能性成分(バイオアクティブ化合物)を含んでいるにもかかわらず、多くが未利用のまま廃棄されているといわれています。今回紹介する研究は、このブロ…

公開日: 2026年07月27日 22:30

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究 研究論文OpenAlexスペイン

米の農薬残留、洗浄と調理でどこまで減らせる? 品種別に調べた研究

お米は炊く前に研いだり、時には浸水させたりと、下ごしらえの過程がある食品です。こうした調理の工程が、もし米に残っている農薬の量を減らす効果を持っているとしたら――そんな視点から行われた研究が、学術誌「フード・アディティブス・アンド・コンタミナンツ パートA」に2026年07月に掲載予定です。農業や家…

公開日: 2026年07月27日 02:27