研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事性スペルミジンの摂取量と前立腺がんの関係を大規模コホートで検証 研究論文OpenAlex中国

食事性スペルミジンの摂取量と前立腺がんの関係を大規模コホートで検証

スペルミジンは、大豆製品や熟成チーズ、きのこ類、全粒穀物などに含まれるポリアミンの一種で、細胞の働きに関わる成分として知られています。近年、食品からのスペルミジン摂取が健康や寿命に関連するのではないかという関心が広がっており、がんとの関わりについても研究が進められてきました。しかし、前立腺がんとの関…

公開日: 2026年07月31日 08:28

エビの餌に混ぜる「酪酸」、種類によって腸内環境やストレス耐性への効果はどう違う?ウシエビでの比較研究 研究論文OpenAlex中国

エビの餌に混ぜる「酪酸」、種類によって腸内環境やストレス耐性への効果はどう違う?ウシエビでの比較研究

養殖現場では、エビの成長を助け、病気に負けない体をつくることが大きな課題になっています。そのカギを握るとされているのが「腸内環境」です。人の腸内環境と同じように、エビの腸内にすむ微生物やその代謝産物が、成長や免疫力に深く関わっていると考えられています。

公開日: 2026年07月30日 01:37

慢性のじんましんに、食事や栄養でできることはあるのか? ― 既存治療の限界を補う可能性を探る総説 研究論文OpenAlex中国

慢性のじんましんに、食事や栄養でできることはあるのか? ― 既存治療の限界を補う可能性を探る総説

かゆみを伴う発疹が繰り返し何週間も続く「慢性特発性蕁麻疹(じんましん)」は、原因となる特定のきっかけがはっきりしないまま長引くことが多い皮膚の病気です。治療の中心は眠くなりにくいタイプの第二世代抗ヒスタミン薬とされていますが、実はこの薬が効く患者さんの割合はそれほど高くないと報告されています。効きに…

公開日: 2026年07月30日 01:36

大豆・ピーナッツ・小麦・ゴマ・ナッツ類——植物性食品アレルギーの原因分子を整理したレビュー 研究論文OpenAlex中国

大豆・ピーナッツ・小麦・ゴマ・ナッツ類——植物性食品アレルギーの原因分子を整理したレビュー

豆腐や豆乳、ピーナッツバター、全粒粉パン、ゴマ油、アーモンドミルクなど、植物性食品は健康志向の高まりとともに食卓に登場する機会が増えています。その一方で、こうした植物性食品を原因とする食物アレルギーも広がりを見せており、人々の健康に大きく関わる問題となっています。今回紹介する論文は、大豆、ピーナッツ…

公開日: 2026年07月29日 23:27

食事の質とインスリン抵抗性は肺機能の一パターン「PRISm」と関連するか?閉経後女性を対象にした横断研究 研究論文OpenAlex中国

食事の質とインスリン抵抗性は肺機能の一パターン「PRISm」と関連するか?閉経後女性を対象にした横断研究

肺の健康というと喫煙や大気汚染がまず思い浮かびますが、近年は食事や代謝の状態との関係にも関心が集まっています。今回紹介するのは、閉経後の女性を対象に、食事の質とインスリン抵抗性(体がインスリンの働きに反応しにくくなっている状態)が、ある特徴的な肺機能パターンと関連しているかを調べた研究です。

公開日: 2026年07月29日 02:27

緑豆タンパク質から作る「ナノ繊維」×カルシウムゲルで、3Dフードプリンティングに挑む研究 研究論文OpenAlex中国

緑豆タンパク質から作る「ナノ繊維」×カルシウムゲルで、3Dフードプリンティングに挑む研究

近年、料理の分野でも3Dプリンターを使って食品を成形する「3Dフードプリンティング」という技術が注目されています。ケーキのデコレーションや、飲み込みにくさを抱える方向けの介護食など、これまでにない形の食品を作れる可能性を持つ技術です。ただし、この技術には大きな壁があります。プリンターのノズルから押し…

公開日: 2026年07月29日 01:39

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介 研究論文DOAJ中国

モクズガニを生きたまま美味しく届けるには? 輸送・貯蔵時の環境管理に関するレビュー論文を紹介

秋になると話題にのぼる高級食材のひとつに、チュウゴクモクズガニ(Eriocheir sinensis)があります。独特の風味と高い栄養価から消費者に人気の水産物ですが、市場や食卓に届くまでには「一時養殖(畜養)」や「活魚(活ガニ)輸送」という工程を経ます。生きたまま運ぶ以上、その間の環境がカニの状態…

公開日: 2026年07月27日 23:36

ゴボウを紅茶菌で発酵させると何が変わる? 抗酸化成分の変化に注目した研究 研究論文DOAJ中国

ゴボウを紅茶菌で発酵させると何が変わる? 抗酸化成分の変化に注目した研究

ゴボウは食物繊維が豊富な根菜として知られていますが、発酵の力でその成分をさらに変化させられるとしたら、どんな違いが生まれるのでしょうか。今回紹介するのは、ゴボウの根を「紅茶菌(きんかちゃ、Eurotium cristatum)」という微生物を使って固体発酵させ、栄養成分や抗酸化に関わる働きがどのよう…

公開日: 2026年07月27日 22:34

カラシナの品種の違いが漬物発酵中の風味成分にどう影響するのか——グルコシノレートと揮発性代謝物から探る 研究論文DOAJ中国

カラシナの品種の違いが漬物発酵中の風味成分にどう影響するのか——グルコシノレートと揮発性代謝物から探る

ザーサイやカラシナ漬けなど、アブラナ科の野菜を発酵させた漬物には独特の風味や辛みがあります。この辛みや香りのもとになっている成分のひとつが「グルコシノレート」と呼ばれる化合物で、発酵や加工の過程でイソチオシアネート類などの揮発性物質に変化することが知られています。同じカラシナ(Brassica ju…

公開日: 2026年07月27日 13:33

低電圧の電場でスイートコーンの変色を抑える?収穫後の品質保持を探った研究 研究論文DOAJ中国

低電圧の電場でスイートコーンの変色を抑える?収穫後の品質保持を探った研究

とうもろこしを買って数日経つと、あの瑞々しい黄色や甘い香りが少しずつ失われていく——そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。野菜や果物は収穫された後も呼吸を続けており、時間の経過とともに変色したり、風味が損なわれたりします。今回紹介する研究は、収穫後のスイートコーンにごく弱い電場をか…

公開日: 2026年07月27日 13:32

大豆粕の発酵物から「うま味を引き立てる」ペプチドを探す ― AIと細胞実験を組み合わせた研究 研究論文DOAJ中国

大豆粕の発酵物から「うま味を引き立てる」ペプチドを探す ― AIと細胞実験を組み合わせた研究

豆腐や豆乳、大豆油などをつくる際に大量に出る「大豆粕」は、これまで飼料や肥料として使われることが多く、食品としての価値を十分に活かしきれていない副産物とされています。この大豆粕を発酵・分解して得られる加水分解物には、うま味に関わる小さなペプチド(アミノ酸がいくつか連なった物質)が含まれている可能性が…

公開日: 2026年07月27日 13:31

クルミタンパク質と竹タケノコ由来食物繊維で高油分ゲルをつくる:植物性食品づくりの新しい工夫 研究論文DOAJ中国

クルミタンパク質と竹タケノコ由来食物繊維で高油分ゲルをつくる:植物性食品づくりの新しい工夫

植物性の代替食品づくりでは、タンパク質や食物繊維をどう組み合わせて「本物らしい」食感や構造をつくるかが大きな課題になっています。今回紹介する研究では、クルミのタンパク質と、孟宗竹(もうそうちく)のタケノコに由来する水溶性食物繊維を組み合わせ、油分を多く含むゲル状食品をつくる試みが報告されています。廃…

公開日: 2026年07月27日 13:29