研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
低グルテン小麦の弱点を補う? 食物繊維を加えた蒸しパンの食感変化を調べた研究
中華圏の主食として親しまれている蒸しパン(マントウ)は、小麦粉に含まれるグルテンというタンパク質の網目構造がふくらみや弾力を支えています。しかし、原料となる小麦の種類によってはグルテンの量や質が十分でない「低グルテン小麦粉」があり、こうした粉で作った生地や蒸しパンは、ふくらみにくかったり食感が劣った…
公開日: 2026年08月28日 03:38
オオクチバスの二大感染症に挑む二価経口酵母ワクチン、中国の研究チームが開発
オオクチバス(Micropterus salmoides)は北米原産の淡水魚で、中国では年間88万トンが生産される重要な養殖魚種です。しかし近年、さまざまな病原体による疾病がこの養殖業の持続的な発展を脅かしています。中でも大きな問題となっているのが、ラナウイルス科に属するDNAウイルスであるラージマ…
公開日: 2026年08月28日 03:35
食事パターンと自傷念慮の新規発症、その関連を追った縦断研究
食事の内容が心の健康と関係しているのではないか、という視点は近年注目されています。しかし、どのような食事パターンが新たに自傷念慮(自分を傷つけたいという考え)が生じることと関連するのかについて、時間を追って調べた研究はまだ十分ではありませんでした。今回紹介するのは、中国山東省の済寧市・鄒城市・濰坊市…
公開日: 2026年08月28日 02:45
青年期のメンタルヘルスと食習慣・睡眠・運動の関係を整理 栄養に関する知識や理解力(ヘルスリテラシー)は『上流の標的』になりうるか
思春期から青年期にかけては、体だけでなく心の発達にとっても敏感な時期とされています。世界的に不安や抑うつなど青年期のメンタルヘルスの問題が増えている一方で、朝食の欠食や糖分の多い飲料の摂り過ぎといった不健康な食習慣もこの年代でよく見られます。こうした背景のもと、『栄養に関する情報を入手し、理解し、評…
公開日: 2026年08月28日 02:37
肉やコーヒー、発酵食品の風味を決める「含硫香気成分」とは?分子構造から匂いの仕組みを読み解く総説
ステーキの焼ける匂い、コーヒーの香ばしい香り、味噌や醤油といった発酵食品特有の風味。これらの背後には、ごく微量でも強い香りを放つ「含硫香気成分(硫黄を含む香り分子)」が関わっていると考えられています。この総説論文は、こうした含硫香気成分について、これまでの研究の進み方と今後の課題を整理したものです。
公開日: 2026年08月28日 02:34
低食物繊維食による便秘、甜甜カプセルの摂取でラットの排便機能や腸内細菌叢に変化——中国の研究
食物繊維の摂取不足は、便秘と密接に関わることが知られています。便秘に対しては下剤がよく使われますが、長期使用や不適切な使用は下痢や電解質バランスの乱れといった副作用を招くことがあるとされています。今回、中国の清華大学、中国薬科大学、南京中医薬大学附属病院、河北御芝林医薬有限公司の研究者らのグループが…
公開日: 2026年08月27日 22:31
クズの根を2種の微生物で発酵させると栄養・香りはどう変わるか——酵母と枯草菌の共発酵に関する研究
クズ(Pueraria thomsonii)の根はイソフラボン類を豊富に含み、伝統的に薬用・食用として利用されてきました。しかし、その主要成分であるプエラリンやダイジン、ゲニスチンなどは配糖体(糖がくっついた形)として存在しているため、腸での吸収や利用が限られること、また独特の青臭さや渋みがあり、高…
公開日: 2026年08月27日 20:32
中国北部の妊娠初期女性2万人超を調査、10年間でビタミンD不足が続く実態を報告
ビタミンDはカルシウムやリンの代謝に関わり、骨の健康を保つために欠かせない栄養素です。それだけでなく、遺伝子の働きの調整や細胞の増殖・分化、免疫の調整、炎症を抑える働きにも関係しているとされています。しかし世界的に見て、ビタミンDの不足や欠乏は深刻な公衆衛生上の課題になっており、骨粗しょう症や自己免…
公開日: 2026年08月27日 08:34
抗炎症食、知ってはいても実践は道半ば――中国貴州省での意識調査から
野菜や果物、全粒穀物、豆類、ナッツ、オメガ3脂肪酸を含む魚などを多くとり、加工食品や精製された炭水化物、飽和脂肪を控える「抗炎症食」という食事パターンが、近年の研究で注目されています。慢性的な軽い炎症は、虚血性心疾患や脳卒中、糖尿病、慢性腎臓病、非アルコール性脂肪肝、さらには自己免疫疾患や神経変性疾…
公開日: 2026年08月27日 08:31
食塩の摂り方と喘息発症リスク、カリウムが鍵に?――37万人超の追跡研究
塩分の摂りすぎは高血圧など循環器系への影響がよく知られていますが、近年は免疫にかかわる病気との関連にも関心が寄せられています。喘息もそのひとつで、成人になってから発症するケースが食生活とどう関係しているのかは、これまではっきりしていませんでした。今回、イギリスの大規模データベース「UKバイオバンク」…
公開日: 2026年08月27日 07:35
食事性カルシウム摂取と高尿酸血症の関連を調べた中国の研究
高尿酸血症(血液中の尿酸値が高い状態)は、痛風などとの関連が知られており、食生活との関係が研究されてきました。これまでにも、特定の食事性栄養素の摂取が高尿酸血症のリスクと関連することが報告されてきましたが、食事から摂るカルシウムの量と高尿酸血症との関係については、これまでよくわかっていませんでした。…
公開日: 2026年08月27日 06:32
クロモジ精油は発酵ソーセージの微生物と香りにどう影響するか、マルチオミクス解析で検討
発酵ソーセージは中国で広く食べられている伝統食品ですが、自然発酵に頼る製法では腐敗菌や病原菌に汚染されるリスクがあり、品質や安全性の面で課題があるとされています。こうした背景から、天然由来の添加物を使って微生物のバランスや風味を改善できないかが研究のテーマとなっています。今回紹介する研究では、クロモ…
公開日: 2026年08月27日 00:35