研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
冷やして密封、ガスで守る――フライドシュリンプの『おいしさ』を長持ちさせる包装技術とは
コンビニやスーパーで売られている冷蔵の揚げ物は、時間が経つと風味が落ちてしまうことがあります。特にエビを使ったフライ食品は栄養価の高さから人気が高まっている一方で、保存中に味や香りが劣化しやすいという課題を抱えています。今回紹介する研究は、この課題に対して「ガス置換包装(MAP:Modified A…
公開日: 2026年09月02日 03:26
らっきょうを黒く加熱すると抗酸化力が上がり辛みが減る、その仕組みを成分分析で追跡
らっきょう(Allium chinense)は独特の辛みとシャキシャキした食感が特徴の野菜ですが、加熱によって黒く変色させた「黒らっきょう」と呼ばれる加工品があります。中国・江西農業大学などの研究グループは、この黒変加工の過程でらっきょうの中で何が起きているのかを、成分を網羅的に調べるメタボロミクス…
公開日: 2026年09月02日 02:37
亜麻仁オイル由来の環状ペプチドに、炎症による骨量減少を抑える働き?マウス実験で報告
骨は一生を通じて壊されては作られる、を繰り返している組織です。ところが炎症が続くと、骨を壊す働きを持つ「破骨細胞」が過剰に活性化し、骨を作る速度を上回って骨がどんどん失われてしまうことがあります。これが炎症性の骨量減少で、既存の治療薬には長期的な安全性の課題も指摘されています。そこで注目されたのが、…
公開日: 2026年09月02日 02:34
電圧をかけて生姜を乾かす?EHD乾燥が品質と乾燥速度に与える影響を調べた研究
生姜を乾燥させて保存性を高める加工は昔から行われていますが、乾燥に時間がかかりすぎたり、熱によって色や風味成分が損なわれたりすることが課題とされています。今回紹介する研究は、電気流体力学(EHD、Electrohydrodynamic)という手法を使い、生姜の乾燥にかける電圧の違いが乾燥のスピードや…
公開日: 2026年09月02日 02:31
発酵の作り方が違うと茯茶の色や成分はどう変わるのか——冠突散囊菌発酵茶の比較研究
中国茶の一種である茯茶(ふちゃ)は、冠突散囊菌(Eurotium cristatum)というカビの一種を使って発酵させることで独特の風味と色合いを持つお茶として知られています。この発酵は大きく分けて、茶葉を固体のまま発酵させる方法と、茶の抽出液を使って液体状態で発酵させる方法の2通りが存在します。同…
公開日: 2026年09月02日 02:25
肥満と腸内細菌叢の関係を、中国伝統医学の視点から読み解く総説研究
肥満は世界的に増え続けている代謝の問題で、2030年には世界で12億5000万人以上の成人が肥満になると予測されています。食事や運動といった生活習慣の改善が対策の基本とされていますが、それだけでは十分な減量に至らない人も多く、薬物治療や外科手術が検討される場合もあります。GLP-1受容体作動薬などの…
公開日: 2026年09月02日 01:43
ナノプラスチックで悪化するアレルギー性喘息、赤色酵母由来カロテノイド『トルラロドン』研究が示すこと
食品包装などに広く使われるプラスチックは、微細に砕けてナノサイズの粒子(ポリスチレン・ナノ粒子、PS-NPs)として体内に入り込む可能性が指摘されています。腸から吸収されたこうした粒子が、腸内環境を介して肺の炎症にも影響を及ぼす『腸-肺軸』という考え方が近年注目されており、アレルギー性喘息を悪化させ…
公開日: 2026年09月02日 01:39
四級化セルロースナノファイバーで太刀魚の鮮度を守る抗菌フィルム、その実力を検証した研究
魚はおいしい反面、傷みやすい食材でもあります。特に太刀魚のように脂質・たんぱく質・水分を多く含む魚は、保管中に微生物が増えたり脂質が酸化したりして品質が急速に低下しやすいとされています。冷蔵・冷凍や真空包装、放射線処理、オゾン処理などさまざまな保存法がある一方で、設備が大掛かりだったり操作が複雑だっ…
公開日: 2026年09月02日 01:28
牧草か稲わらか、羊の育て方が肉質を左右する?ドモン種とモンゴル種で比較した研究
羊肉は世界中で食べられている食材ですが、同じ「羊肉」でも品種や育て方によって成長のしかたや肉の質は変わります。中国内モンゴル農業大学の研究チームは、ドモン種とモンゴル種という2種類の子羊を対象に、与える粗飼料(牧草などの繊維質のエサ)の種類を変えることで、成長のようす、枝肉(食肉処理後の肉のかたまり…
公開日: 2026年09月02日 00:35
キノコの副産物で肉のような食感を作る?大豆タンパク質×コプリヌス・コマータスの押出成形研究
大豆を主原料とした代替肉は、押出成形という加工技術によって肉のような繊維状の食感を作り出しています。なかでも「高水分押出成形」は、水分を多く含んだ状態でタンパク質を加熱・混練しながら細長い繊維構造を形成させる方法で、代替肉づくりの中心的な技術として使われています。今回紹介する研究は、この加工工程に食…
公開日: 2026年09月02日 00:34
唐辛子の種を高圧処理で分解すると、黄色ブドウ球菌への抗菌力が高まる酵素加水分解物ができるという研究
唐辛子を加工する際、大量に出る種は多くがそのまま廃棄されています。この種にはタンパク質が含まれており、酵素で分解すると抗菌作用を持つペプチド(アミノ酸が短くつながった断片)を得られる可能性があります。ただし、タンパク質はもともと密に折りたたまれた構造をしているため、酵素がうまく入り込めず、分解の効率…
公開日: 2026年09月02日 00:33
植物性乳酸菌が筋肉のもとになる細胞に働きかける仕組み、ビタミンB2とRNA修飾から探る
ヨーグルトや発酵食品に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整える働きでよく知られていますが、筋肉の健康にも関わっている可能性が近年注目されています。今回紹介する研究では、Lactiplantibacillus plantarum WY2401という乳酸菌の一種が、マウスの筋肉再生にどのような影響を与えるのか…
公開日: 2026年09月02日 00:28