研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
腸内細菌のバランス異常と炎症性腸疾患―その関わりと治療研究の最前線
お腹の中には、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と呼ばれる無数の微生物が暮らしています。これらは消化を助けるだけでなく、腸の壁を健康に保ったり、免疫の働きを調整したりと、私たちの体調に幅広く関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、この腸内細菌叢が「炎症性腸疾患(IBD)」という慢性の腸…
公開日: 2026年08月07日 02:28
ベニバナ種子のアルカリ前処理で搾油効率アップ?条件を数理的に最適化した研究
サラダ油やヘルシーオイルの原料として知られるベニバナ(紅花)の種子。実はこの種、殻が硬く密なつくりをしているため、そのまま圧搾しても油をしっかり搾り出すのが難しいという課題があります。伝統的な搾油方法では効率が上がりにくく、油を搾る前に種子をどう「下ごしらえ」するかが、生産全体の効率を左右する重要な…
公開日: 2026年08月06日 00:36
ラクダ乳・ウマ乳は医療に役立つのか——世界の研究をまとめた論文紹介
牛乳といえば私たちにとって最も身近な乳製品ですが、世界には牛乳以外にもさまざまな家畜の乳が飲まれています。特に乾燥地帯で暮らす人々にとって、ラクダやウマの乳は貴重なタンパク源として古くから利用されてきました。今回紹介する論文は、こうしたラクダ乳とウマ乳が医療の現場でどのように役立つ可能性があるのかに…
公開日: 2026年07月25日 16:28
フェヌグリークの成分と働きを整理した総説論文が公表
カレーの香りづけなどに使われるスパイス「フェヌグリーク」をご存じでしょうか。マメ科の一年草で、地中海地域やアジア、アフリカなど幅広い地域で栽培されており、料理だけでなく伝統的な民間療法でも古くから利用されてきた植物です。今回、このフェヌグリークについて、これまでの研究知見を幅広く整理した総説論文が学…
公開日: 2026年07月09日 22:30
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
公開日: 2026年07月08日 21:29
旧核実験場に隣接するカザフスタンの畜産物、鉛と放射能を調べた研究
冷戦時代、核実験が繰り返された土地では、今もその名残が土壌や環境に残っていることがあります。カザフスタン北東部にあった「セミパラチンスク核実験場」もその一つです。この実験場に隣接するアバイ地域で作られている牛肉や馬肉、羊肉、鶏肉、牛乳といった畜産食品は、今どのくらい安全なのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月04日 02:26
カザフスタンの伝統発酵乳製品、どんな乳酸菌がすんでいる? 地域ごとの菌叢を調べた研究
チーズやヨーグルトなど、発酵させてつくる乳製品には、乳酸菌をはじめとするさまざまな微生物が関わっています。こうした発酵食品は世界各地に独自の伝統があり、その土地ならではの菌が住み着いていることも少なくありません。今回紹介するのは、中央アジアのカザフスタンに伝わる伝統的な発酵乳製品や発酵飲料に、どのよ…
公開日: 2026年07月02日 05:25