研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

貴州の発酵食品「紅酸湯」の品質を科学的に評価し、優れた乳酸菌を選び出す研究 研究論文DOAJ中国

貴州の発酵食品「紅酸湯」の品質を科学的に評価し、優れた乳酸菌を選び出す研究

中国貴州省には、トマトなどを乳酸発酵させて作る「紅酸湯」という伝統的な酸味調味料があります。地域や作り手によって風味や品質にばらつきがあることが知られていますが、その違いを科学的な指標で比較した研究はそれほど多くありません。今回紹介する論文は、貴州の異なる地域で作られた9種類の紅酸湯を対象に、味や香…

公開日: 2026年08月18日 15:27

幼いノコギリガザミの成長と脂質代謝に葉酸が関わる可能性、腸内細菌との関係も報告 研究論文OpenAlex中国

幼いノコギリガザミの成長と脂質代謝に葉酸が関わる可能性、腸内細菌との関係も報告

カニやエビといった甲殻類の養殖では、成長を助ける栄養素をどう食事から補うかが重要なテーマになっています。人にとってビタミンB群の一つである葉酸(フォリックアシッド)は、細胞分裂やエネルギー代謝に関わることが知られていますが、水産養殖で重要なノコギリガザミ(Scylla paramamosain)のよ…

公開日: 2026年08月16日 18:26

赤ワイン・ビール・黄酒、発酵酒に含まれる注目成分を比較したレビュー研究 研究論文DOAJ中国

赤ワイン・ビール・黄酒、発酵酒に含まれる注目成分を比較したレビュー研究

赤ワイン、ビール、そして中国の伝統的な米酒である黄酒(ホワンジュウ)は、いずれも発酵によって作られるアルコール飲料として世界中で親しまれています。発酵の過程では、原料由来あるいは発酵中に新たに生まれるさまざまな成分が飲料に含まれるようになることが知られており、これらの成分がどのような働きを持つのかは…

公開日: 2026年08月16日 13:29

ラクダミルクと発酵ラクダミルク、腸内細菌叢を介した血糖改善の可能性を探る動物実験 研究論文DOAJ中国

ラクダミルクと発酵ラクダミルク、腸内細菌叢を介した血糖改善の可能性を探る動物実験

ラクダミルクは中東や北アフリカなどで古くから飲用されてきた乳製品で、近年は健康との関わりについて研究が進められています。今回紹介するのは、ラクダミルク(CM)と、それを発酵させた発酵ラクダミルク(FCM)が、2型糖尿病モデルのラットにどのような影響を与えるかを調べた研究です。糖尿病は血糖コントロール…

公開日: 2026年08月16日 13:27

アズキの完全長ゲノムを解読、セントロメアの特殊な構造と品種改良への応用が明らかに 研究論文OpenAlex中国

アズキの完全長ゲノムを解読、セントロメアの特殊な構造と品種改良への応用が明らかに

あずきご飯や和菓子の餡でおなじみのアズキ(Vigna angularis)は、経済的にも栄養的にも重要なマメ科作物です。しかし、これまでのアズキのゲノム(遺伝情報の全体像)解読には、技術的な限界からどうしても読み切れない『すき間』が残っていました。今回、中国の研究グループによって、この空白を埋める『…

公開日: 2026年08月16日 06:27

在来ダイコン「黄州」のゲノム解読で見えてきた、食感を決めるセルロース蓄積の仕組み 研究論文OpenAlex中国

在来ダイコン「黄州」のゲノム解読で見えてきた、食感を決めるセルロース蓄積の仕組み

ダイコンは煮物や漬物、乾物などさまざまな料理に使われる身近な野菜ですが、品種によって水分量や食感、加工への向き不向きが大きく異なることをご存じでしょうか。今回紹介する研究は、中国湖北省黄州(こうしゅう)地域に古くから伝わる在来種ダイコン「黄州(HZ)」を対象にしたものです。この品種は円錐に近い独特な…

公開日: 2026年08月15日 02:27

一般市民の骨粗鬆症予防をどう進めるか——中国で発表された市民向けガイドラインを紹介 研究論文OpenAlex中国

一般市民の骨粗鬆症予防をどう進めるか——中国で発表された市民向けガイドラインを紹介

骨粗鬆症は、骨の量が減り骨の内部構造がもろくなることで、骨折しやすくなる慢性的な骨の病気です。高齢化が進む社会では患者数が増えていくと考えられていますが、その一方で「自分が骨粗鬆症のリスクを抱えているかどうか」「どう予防すればよいか」について、一般の人々の関心や知識はまだ十分ではないと指摘されていま…

公開日: 2026年08月15日 01:29

下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説 研究論文OpenAlex中国

下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説

お腹の調子が慢性的に不安定で、下痢や腹痛を繰り返す「下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)」。ストレスや自律神経の乱れなど、脳と腸の相互作用が関わる身近な疾患として知られていますが、既存の治療法だけでは症状が長く落ち着かないケースも少なくないとされています。そうした中で近年、副作用が少ないとされる中医学…

公開日: 2026年08月15日 00:27

食塩の摂りすぎと腎機能低下、G20諸国の虚血性心疾患への影響を分析した論文を紹介 研究論文OpenAlex中国

食塩の摂りすぎと腎機能低下、G20諸国の虚血性心疾患への影響を分析した論文を紹介

「塩分の摂りすぎは体によくない」という話は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は塩分の摂りすぎ(食事性高ナトリウム)は血圧を上げたり血管を傷つけたりすることを通じて、心臓の血管が詰まったり狭くなったりする「虚血性心疾患(IHD)」の一因になると考えられています。ま…

公開日: 2026年08月14日 23:30

セレン食品の"顔かたち"を見分ける ― 食品中セレン形態分析研究の現状と課題を総説 研究論文OpenAlex中国

セレン食品の"顔かたち"を見分ける ― 食品中セレン形態分析研究の現状と課題を総説

セレンは、私たちの体に必要な微量ミネラルのひとつとして知られています。しかし「セレンを摂る」と一口に言っても、食品中のセレンにはさまざまな化学的な形(セレン化合物の種類、いわゆる「形態」)があり、その働き方は形態によって大きく異なるとされています。今回紹介する総説論文は、この食品中のセレンの形態をど…

公開日: 2026年08月14日 22:27

サマリー型か栄養素別か? 前面パッケージ表示のデザインが食品選びの『考え方』を左右する可能性 研究論文DOAJ中国

サマリー型か栄養素別か? 前面パッケージ表示のデザインが食品選びの『考え方』を左右する可能性

スーパーの棚に並ぶ加工食品のパッケージには、健康度を一目で伝えるためのマークやラベルが付いていることがあります。こうした「栄養成分の前面表示(Front-of-Package Labeling、FoPL)」は、健康的な食選択を後押しする公衆衛生の取り組みとして各国で導入が進んでいます。しかし、星の数…

公開日: 2026年08月14日 13:28

ヒスタミンはどのくらい食べても大丈夫? 魚や発酵食品の「食べ過ぎリスク」を統計モデルで見積もる研究 研究論文DOAJ中国

ヒスタミンはどのくらい食べても大丈夫? 魚や発酵食品の「食べ過ぎリスク」を統計モデルで見積もる研究

青魚やチーズ、しょうゆのような発酵食品には、ヒスタミンという成分が含まれていることがあります。ヒスタミンは本来体内にも存在する物質ですが、食品中に多く蓄積すると、頭痛や発疹、動悸といった症状を引き起こすことが知られており、食品の安全性を考えるうえで注目される成分の一つです。

公開日: 2026年08月12日 23:30