研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
黄変時間が茶の香りと味を左右する? 娘娘茶の成分変化を分析した研究
中国貴州省などで作られる娘娘茶(ニャンニャンちゃ)は、黄茶(きちゃ)に分類されるお茶の一種です。黄茶づくりの工程には「黄変(おうへん)」と呼ばれる、茶葉を軽く発酵させて寝かせる特有のステップがあり、この時間の長さが香りや味の仕上がりを大きく左右すると考えられています。しかし、黄変の間に茶葉の中でどの…
公開日: 2026年09月02日 07:40
セレンの葉面散布でコムギのカドミウム吸収は減らせるか、鉢植え実験からの報告
土壌にわずかに含まれるカドミウム(Cd)は、コムギなどの作物に吸収されて食品中に残留することがあり、農地の汚染対策は世界的な関心事です。今回紹介する研究は、セレン(Se)をナノ粒子の形にして葉に散布することで、冬コムギのカドミウム蓄積を抑えつつ、逆に有用とされるセレンを穀粒に取り込ませられるかを調べ…
公開日: 2026年09月02日 07:36
洗浄しないティラピアすり身を、カラギーナンでどこまで強くできるか
かまぼこやカニ風味かまぼこなどの練り製品の原料になる「すり身」は、通常、魚肉を水で何度も洗浄して脂質や色素、におい成分を取り除いてから作られます。しかしこの洗浄工程には大量の水を使うため、環境負荷や栄養成分の流出が課題として指摘されてきました。洗浄をしない「無洗浄すり身」はこうした水消費や養分ロスを…
公開日: 2026年09月02日 07:35
北西太平洋のマサバに含まれる微量元素を調べた研究、食の安全性はどう評価されたか
マサバ(Scomber japonicus)は、日本や韓国、ロシアなどでも巻き網漁業の重要な対象となっている魚で、良質なたんぱく質や脂肪酸、ミネラルの供給源として世界的に消費されています。海洋生物は鉄や亜鉛のように体に必要な微量元素だけでなく、カドミウムや鉛のように毒性を持つ非必須元素も、えらや腸、…
公開日: 2026年09月02日 06:29
Intervention of aggregates astaxanthin nano-delivery system on skin photoaging――研究資料から確認できる内容
このページでは、研究資料から確認できる内容だけを項目別に整理しています。
公開日: 2026年09月02日 06:24
食品や医薬品に潜む病原細菌を1回の検査で見分ける遺伝子チップ技術
食中毒の原因になる細菌や、医薬品の製造現場で問題となる微生物汚染を素早く見つけることは、食品や薬の安全を守るうえで欠かせない課題です。従来、細菌の種類を特定するには培養や個別の検査を重ねる必要があり、時間がかかることが少なくありませんでした。今回紹介する研究では、複数の細菌を一度の検査でまとめて識別…
公開日: 2026年09月02日 05:26
コガネバナ多糖の『色抜き』処理は成分と機能をどう変えるか——樹脂を使った精製法を検証した研究
コガネバナ(Scutellaria baicalensis)は中国で古くから利用されてきたシソ科の薬用植物で、根は生薬として使われるほか、花や茎葉は日常的なお茶としても飲用されてきました。この植物には多糖という大きな分子の成分が含まれており、腸の状態を整える働きや、免疫・抗酸化に関わる作用が報告され…
公開日: 2026年09月02日 04:50
紅酸湯(ホンスワンタン)餃子餡の保存性を高める配合とは:貴州の発酵調味料を使った肉餡の研究
中国貴州省のミャオ族に伝わる「紅酸湯(ホンスワンタン)」は、トマトや唐辛子、もち米を自然発酵させてつくる酸味の強い調味料で、乳酸などの有機酸や、リコピン、ポリフェノール、カロテノイドといった成分を含むとされています。この紅酸湯を肉餡に混ぜた餃子の具材は貴州の名物食品ですが、酸味のある調味料と肉を組み…
公開日: 2026年09月02日 04:48
紫や黒の野菜・果物はなぜ色が濃いのか——16種の農産物で色と色素、抗酸化力の関係を調べた研究
ブルーベリーや黒豆、紫キャベツなど、紫や黒っぽい色をした食材は「体によさそう」というイメージを持たれがちです。しかし、見た目が似ていても、その色を生み出している色素の種類や量は食材ごとにかなり違うのではないか——そんな疑問を出発点に、中国農業農村部食品栄養発展研究所などの研究グループが、16種類の紫…
公開日: 2026年09月02日 03:46
軽度認知障害と腸内細菌叢の関係を整理した研究レビュー
もの忘れが増えたと感じても、日常生活には大きな支障がない状態は「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれ、加齢に伴う自然な物忘れと、認知症との中間に位置づけられています。MCIは適切な対応によって進行が食い止められたり、状態が元に戻ったりする可能性がある一方、認知症とは異なり承認された薬物治療は現時点で存在…
公開日: 2026年09月02日 03:44
塩を減らしても発酵肉のうま味は保てるか?酢肉の減塩化と酵素の働きを調べた研究
中国の伝統的な発酵肉製品「酸肉(サワーミート)」は、高濃度の食塩を使うことで独特の風味を生み出してきました。しかし塩分の摂りすぎは健康リスクを高めることが知られており、風味を保ちながら塩分を減らす加工方法が求められています。貴州大学の研究グループが発表したこの研究は、食塩(塩化ナトリウム、NaCl)…
公開日: 2026年09月02日 03:42
タラのすり身をなめらかにゲル化させる卵白・乳ホエイタンパク質の働きを検証した研究
かまぼこやソーセージのような練り製品は、加熱によって筋肉のタンパク質どうしが絡み合い、網目状の構造(ゲル)を作ることで独特の弾力と保水性が生まれます。この網目づくりがうまくいかないと、水分が抜けてパサついたり、逆にゲルが弱く崩れやすくなったりします。今回紹介する研究は、タラの筋原線維タンパク質(筋肉…
公開日: 2026年09月02日 03:36