研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

海藻由来のフコイダンで食品包装を変える? プラスチック代替素材に関する研究レビュー 研究論文OpenAlex中国

海藻由来のフコイダンで食品包装を変える? プラスチック代替素材に関する研究レビュー

食品を包むプラスチックごみは、自然界に蓄積し、やがて細かく砕けてマイクロプラスチックとなり生態系に負荷をかけ続けています。この「白い汚染」とも呼ばれる問題を受けて、プラスチックに代わる持続可能な包装素材の開発が世界的な課題になっています。今回紹介する研究は、褐藻類(茶色い海藻の仲間)から得られる多糖…

公開日: 2026年09月07日 07:33

保存する場所や気候で「安茶」の香りと味はどう変わるのか——中国の黒茶を対象にした研究 研究論文OpenAlex中国

保存する場所や気候で「安茶」の香りと味はどう変わるのか——中国の黒茶を対象にした研究

お茶の中には、作った直後よりも時間をかけて保存することで独特の風味が育つ種類がある。中国産の黒茶の一種「安茶(アンチャ)」もそうしたお茶で、自然な保存過程を経ることで香りや味わいが変化していくとされる。今回紹介する研究は、この保存という工程そのものに注目し、保存される場所の気候条件が香味の変化にどう…

公開日: 2026年09月07日 06:33

イチゴを長持ちさせる新しい包装フィルム、植物成分をナノ粒子化して活用する研究 研究論文OpenAlex中国

イチゴを長持ちさせる新しい包装フィルム、植物成分をナノ粒子化して活用する研究

収穫後のイチゴは傷みやすく、常温はもちろん冷蔵下でも数日で品質が落ちてしまう果物の代表格です。こうした青果物の保存期間を延ばす手段として近年注目されているのが「活性包装フィルム」で、抗菌・抗酸化作用を持つ成分をフィルム自体に組み込み、包んだ食品の劣化を遅らせようという発想です。中国・安徽農業大学の研…

公開日: 2026年09月07日 06:23

豚肉は部位によって香りが違う? 山下黒豚を使った脂肪酸と香気成分の研究 研究論文OpenAlex中国

豚肉は部位によって香りが違う? 山下黒豚を使った脂肪酸と香気成分の研究

豚肉は世界で最も多く食べられている肉のひとつで、経済協力開発機構(OECD)の報告によれば中国では年間一人当たりの豚肉消費量が30kgを超えるとされています。豚肉の味わいには品種や年齢だけでなく「どの部位か」も大きく関わるとされていますが、部位ごとの香りの違いがどのような化学物質によって作られている…

公開日: 2026年09月07日 05:40

クルミの渋皮成分をフィルムに再利用、むきクルミの保存に活用する研究 研究論文OpenAlex中国

クルミの渋皮成分をフィルムに再利用、むきクルミの保存に活用する研究

むきクルミ(渋皮を除いた生の仁)は香ばしく食べやすい一方、酸化による油脂の劣化や微生物の増殖が進みやすく、保存性が課題となる食品です。廃棄されがちなクルミの渋皮には抗酸化・抗菌の成分が含まれることが知られていますが、これを保存に役立てる具体的な方法についての研究が今回、エルダブリューティー誌にて20…

公開日: 2026年09月07日 05:38

古茶樹の葉から得た多糖体、マウスの大腸炎モデルで腸内環境改善を示唆——超音波抽出プロセスも最適化 研究論文OpenAlex中国

古茶樹の葉から得た多糖体、マウスの大腸炎モデルで腸内環境改善を示唆——超音波抽出プロセスも最適化

お茶に含まれる多糖体(糖が鎖状につながった成分)は、抗酸化や免疫調整など幅広い機能が報告され、近年は腸の健康との関わりにも注目が集まっています。今回紹介する研究では、中国重慶市南川区に自生する希少な茶樹「南川古茶(Camellia nanchuanica)」の葉から新しい多糖体を取り出し、その構造を…

公開日: 2026年09月07日 05:31

腸内細菌のバランスが崩れると脂肪肝は進むのか——MASLDと腸肝軸をめぐる研究のいま 研究論文OpenAlex中国

腸内細菌のバランスが崩れると脂肪肝は進むのか——MASLDと腸肝軸をめぐる研究のいま

肝臓に脂肪がたまる代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、かつてのNAFLDに相当する新しい呼び方)は、世界の成人の3割以上に見られるとされる非常にありふれた病気です。肥満や2型糖尿病の増加とともに今後も患者数は増えると見込まれており、単なる脂肪の蓄積にとどまらず、悪化すると脂肪肝炎(MASH)、…

公開日: 2026年09月07日 05:24

収穫後のワンピー果実、低温にならす『予冷処理』で褐変を抑える研究 研究論文OpenAlex中国

収穫後のワンピー果実、低温にならす『予冷処理』で褐変を抑える研究

ワンピー(Clausena lansium)は東南アジアや中国南部で親しまれている柑橘系の小さな果実です。収穫後は傷みやすく、特に冷蔵保存中に果皮が茶色く変色する「褐変」が起こりやすいことが、流通や販売での課題になっています。今回紹介する研究は、「大鶏心」という品種のワンピー果実を対象に、冷蔵する前…

公開日: 2026年09月07日 05:03

ケトジェニック食の比率と過活動膀胱・夜間頻尿の関係を大規模データで調べた研究 研究論文OpenAlex中国

ケトジェニック食の比率と過活動膀胱・夜間頻尿の関係を大規模データで調べた研究

ケトジェニック食(高脂肪・低炭水化物の食事法)は、体重管理や血糖コントロールへの関心から広く注目されてきました。しかし脂質異常症(高脂血症)を抱える人において、この食事パターンが脂質や血糖、炎症状態にどう影響するかは、これまでの研究でも結果が一致していませんでした。さらに、頻尿や膀胱の過活動といった…

公開日: 2026年09月07日 03:40

ナツメの品種で酢の味と機能性はどう変わる?中国産7品種を比較した研究 研究論文DOAJ中国

ナツメの品種で酢の味と機能性はどう変わる?中国産7品種を比較した研究

ナツメ(jujube)を発酵させて作る「ナツメ酢」は、健康に良い発酵食品として注目されてきました。ただし、原料となるナツメの品種によって、出来上がる酢の成分や働き、香りがどう変わるのかについては、これまであまりよくわかっていませんでした。今回紹介する研究は、中国各地で栽培されている7種類のナツメ品種…

公開日: 2026年09月06日 20:23

クコの実の色素を包む微小構造「クロモプラスト」、水に分散する天然カプセルとして評価 研究論文OpenAlex中国

クコの実の色素を包む微小構造「クロモプラスト」、水に分散する天然カプセルとして評価

クコの実(ゴジベリー)の鮮やかな赤色は、カロテノイドと呼ばれる色素成分によるものです。カロテノイドは油に溶けやすく水に溶けにくい性質を持つため、食品や飲料に均一に混ぜ込むのが難しいという課題があります。今回紹介する研究は、この課題に対して、植物細胞の中でカロテノイドを蓄えている「クロモプラスト」とい…

公開日: 2026年09月06日 05:32

生のクコの実から加熱せずに多糖を取り出す—乾燥ものとの違いを調べた研究 研究論文OpenAlex中国

生のクコの実から加熱せずに多糖を取り出す—乾燥ものとの違いを調べた研究

クコの実(ゴジベリー)は薬膳や健康食品として親しまれてきた果実で、その健康効果の中心にあるとされるのが「クコ多糖(LBP)」という成分です。抗酸化や免疫調節、肝臓の保護などに関わる可能性が示唆されてきましたが、これまでの研究の多くは、いったん乾燥させたクコの実から従来の方法で抽出した多糖を対象にして…

公開日: 2026年09月06日 05:27