研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

SNSは高齢期の食生活にどう関わるのか:四つの心理的経路と研究課題を整理したミニレビュー 研究論文OpenAlex中国

SNSは高齢期の食生活にどう関わるのか:四つの心理的経路と研究課題を整理したミニレビュー

世界では高齢化が進んでいます。論文が引用する世界保健機関(WHO)の資料によると、2030年には世界の6人に1人が60歳以上になり、この年齢層は2050年に21億人に達すると見込まれています。同じ時期に、レシピや健康情報、広告、人とのやり取りは、ますますSNSを通じて流れるようになりました。研究チー…

公開日: 2026年10月13日 21:37

栄養はがんの周りの免疫環境をどう変えるか――代謝の仕組み、免疫療法への反応、看護への示唆を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

栄養はがんの周りの免疫環境をどう変えるか――代謝の仕組み、免疫療法への反応、看護への示唆を整理した総説

がん患者の栄養は、これまで主に体重減少や食欲不振、筋肉量の低下、治療に耐える体力、術後の回復といった視点から扱われてきました。著者らはこうした視点の重要性を認めたうえで、それだけでは栄養とがんの関係を十分に説明できないと指摘しています。近年の研究では、食事や栄養の介入が、全身の代謝、腸内細菌、がん組…

公開日: 2026年10月13日 21:33

肝硬変の栄養リスクを血液検査値とGDF15で評価する予測モデルの開発 研究論文OpenAlex中国

肝硬変の栄養リスクを血液検査値とGDF15で評価する予測モデルの開発

肝硬変の患者では低栄養がよく見られ、感染症、生活の質の低下、死亡率の上昇などの好ましくない経過と関連することが知られています。低栄養は、食事量の減少、全身の炎症、代謝の乱れ、筋肉量の減少などが複雑に絡み合って生じると考えられています。

公開日: 2026年10月13日 14:40

原料小麦の表面にいる微生物は、白酒づくりのスターター「大曲」の微生物と香りにどう関わるか 研究論文OpenAlex中国

原料小麦の表面にいる微生物は、白酒づくりのスターター「大曲」の微生物と香りにどう関わるか

中国の蒸留酒・白酒(バイジウ)づくりでは、「大曲(ダーチュー)」と呼ばれるスターターが使われます。大曲は小麦を砕いて水を加え、ブロック状に固めて発酵させたもので、中にすむ多様な微生物とその酵素が、でんぷんの糖化やアルコール発酵、香りの形成に重要な役割を果たします。研究チームが扱ったのは、発酵中に中心…

公開日: 2026年10月13日 07:06

紅麹に含まれる微生物由来の細胞外小胞画分のタンパク質を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

紅麹に含まれる微生物由来の細胞外小胞画分のタンパク質を調べた研究

発酵食品の健康への働きは、これまで食物繊維やポリフェノールなどの成分、あるいは生きた微生物そのものを中心に研究されてきました。近年は、微生物が外に放出する「細胞外小胞(EV)」にも関心が集まっています。EVは脂質の二重の膜で包まれた、直径がおおむね30〜1000ナノメートルの微小な粒子です。タンパク…

公開日: 2026年10月13日 07:01

超加工食品と健康格差:低・中所得国の生涯にわたる課題を論じた論考 研究論文OpenAlex中国

超加工食品と健康格差:低・中所得国の生涯にわたる課題を論じた論考

工場で精製・加工された原料や添加物を主体につくられる「超加工食品」は、甘味飲料、袋入りスナック、菓子パン類などを含み、世界各地で日常の食事に広がっています。これまでの研究では、肥満や生活習慣病、心の健康との関連が報告されてきました。一方で、こうした食品が所得や生活状況の違いによる健康格差を広げている…

公開日: 2026年10月13日 05:58

中国南部の中高年で20年間に食事パターンはどう変わったか:広東省の栄養調査4回分の分析と過体重・肥満との関連 研究論文OpenAlex中国

中国南部の中高年で20年間に食事パターンはどう変わったか:広東省の栄養調査4回分の分析と過体重・肥満との関連

中国では過去数十年で食生活が大きく変わり、同時に過体重や肥満の人も増えてきました。中年期以降は体の組成やエネルギー代謝が変わり、慢性疾患も重なりやすいため、体脂肪の蓄積による影響を受けやすい年代とされています。一方で、この年代の食事の組み合わせが長期間にどう移り変わり、それが肥満とどう関係しているか…

公開日: 2026年10月12日 11:42

粉砕したタケノコ先端の食物繊維と大豆たんぱく質で作るエマルションゲル:安定性と脂質消化への影響 研究論文OpenAlex中国

粉砕したタケノコ先端の食物繊維と大豆たんぱく質で作るエマルションゲル:安定性と脂質消化への影響

モウソウチクの若い茎、いわゆるタケノコは加工の際に先端部分が硬く筋っぽいため、収穫重量のおよそ4割が捨てられています。この部分は乾燥重量の6〜7割が食物繊維で、その大半は水に溶けない「不溶性食物繊維」です。研究チームは、この副産物を食品素材として活用する方法を調べました。目指したのは、化学合成の添加…

公開日: 2026年10月12日 11:15

中国産マンゴーの品質を左右するのは産地か品種か:4省・6品種の果実を比較した研究 研究論文OpenAlex中国

中国産マンゴーの品質を左右するのは産地か品種か:4省・6品種の果実を比較した研究

マンゴーは熱帯・亜熱帯で広く栽培される重要な果物です。甘さや香り、色合い、栄養成分といった果実の品質は、品種がもつ遺伝的な性質と、育った土地の環境の両方から影響を受けると考えられています。ただ、産地、気候、品種のどれがどの程度品質に関わっているのかは、はっきりしていませんでした。

公開日: 2026年10月12日 09:59

加熱加工食品にできた蛍光性AGEsを減らす乳酸菌株の探索と評価 研究論文OpenAlex中国

加熱加工食品にできた蛍光性AGEsを減らす乳酸菌株の探索と評価

終末糖化産物(AGEs)は、食品を加熱したときに糖とたんぱく質が反応してできる安定な化合物です。焼き菓子やローストした食品に多く含まれ、とくに加熱加工した乳製品や肉製品で多いとされています。論文は背景として、AGEsを多く含む食事を長く続けることが、2型糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患のリスク上昇と…

公開日: 2026年10月12日 09:56

アルツハイマー病とDHA:基礎研究と臨床試験のずれを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

アルツハイマー病とDHA:基礎研究と臨床試験のずれを整理した総説

アルツハイマー病は、記憶や思考などの認知機能が徐々に低下していく神経変性疾患です。著者らが注目したのは、魚油などに含まれるω-3系多価不飽和脂肪酸の一種であるドコサヘキサエン酸(DHA)です。DHAは脳に最も多く含まれるω-3系脂肪酸で、神経細胞の構造や働きに欠かせない成分とされています。

公開日: 2026年10月12日 09:49

セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究 研究論文OpenAlex中国

セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究

魚介類は、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸、ミネラルなどを同時にとれる食品です。なかでもセレンは、体内で酸化ストレスから身を守る酵素(セレンたんぱく質)の働きに必要な微量ミネラルです。近年は、こうした栄養素をサプリメントで単独にとるより、食品の形でとることへの関心が高まっています。

公開日: 2026年10月12日 06:19