研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
発芽ハダカムギの加熱方法で栄養成分はどう変わる?代謝物解析による研究
ハダカムギ(裸麦)は食物繊維や機能性成分を含む穀物として知られ、発芽させることで栄養価がさらに変化することが注目されています。ただし発芽させたハダカムギを実際に食べられる形にするには加熱処理が欠かせません。電子レンジ、焙焼、炒め、蒸しといった調理法の違いが、栄養成分や体内での消化されやすさにどのよう…
公開日: 2026年09月10日 10:24
食品まるごとで摂るポリフェノールの働きとは?分布の違いと体への作用機序を整理した総説
お茶や果物、野菜、豆類などに含まれる「ポリフェノール」という成分は、健康志向の食品の話題でよく耳にする言葉です。しかし一口にポリフェノールといっても、その種類は非常に多く、含まれる食品によって種類や量、体内での働き方が大きく異なります。今回紹介する総説論文は、こうしたポリフェノールが食品というマトリ…
公開日: 2026年09月10日 09:37
未利用果実アケビ、混濁果汁飲料化への配合最適化を検討した研究
アケビ(Akebia trifoliata)は独特の香りと食感を持つ果実ですが、飲料原料としての活用はまだ限られています。皮や果肉を丸ごと使う『混濁果汁』はビタミンや食物繊維を残せる一方、風味のバランスを取りにくく、時間が経つと果肉の粒子が沈んだり分離したりしてしまう課題があります。今回紹介する研究…
公開日: 2026年09月10日 09:34
クルクミンの光の力で守るバナナ包装フィルム、抗菌性と食品保存への応用を検証
食品を包む袋やフィルムに抗菌機能を持たせる「アクティブパッケージング」という考え方が注目されています。抗菌成分を練り込んだ包装材があれば、食品の腐敗や食中毒菌の増殖を抑えられる可能性があるためです。しかし、天然の抗菌成分は光や熱で分解されやすく、時間が経つと効果が弱まってしまうという課題がありました…
公開日: 2026年09月10日 09:32
クローブの香り成分を包み込んで長持ちさせる、新しい食品包装フィルムの研究
食品の鮮度を保つために、抗菌作用のある精油を包装フィルムに練り込む研究が進められています。ただし精油は揮発しやすく、フィルムに混ぜてもすぐに効果が失われてしまうことが課題でした。中国・吉林省農業科学院農産食品技術研究所のfengge yuらの研究グループは、クローブ精油(CEO)を微細な粒子で包み込…
公開日: 2026年09月10日 09:28
柿の葉に含まれる多糖類、AIを使った抽出条件の最適化と抗酸化のしくみを探る研究
柿の木は果実だけでなく、葉もお茶や健康素材として利用されることがあります。柿の葉には多糖類と呼ばれる糖が鎖状につながった成分が含まれており、抗酸化作用が期待される研究対象として注目されてきました。ただし、こうした天然成分を効率よく取り出し、どのような仕組みで働くのかを明らかにするには、抽出方法の工夫…
公開日: 2026年09月10日 09:27
フコイダンが老齢マウスの腸内環境を整えるという報告
年齢を重ねると、腸の働きは少しずつ変化していくと考えられています。食べ物を消化・吸収する能力や、腸を守るバリア機能、そこに棲む腸内細菌のバランスなどが、若い頃とは異なる状態になっていくためです。こうした加齢に伴う腸内環境の変化に、食品由来の成分がどこまで働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェ…
公開日: 2026年09月10日 09:09
牛乳中のサルモネラ菌を40分以内で検出、光熱ナノ材料とCRISPR技術を組み合わせた新手法
牛乳などの乳製品は、加工や流通の過程でサルモネラ菌の一種であるネズミチフス菌(Salmonella Typhimurium)に汚染されることがあり、食品衛生の現場ではこの菌をいかに早く正確に見つけるかが課題となってきました。従来の検査法は、菌を培養して増やしてから調べる方法が主流で、結果が出るまでに…
公開日: 2026年09月10日 09:08
微細藻類の強すぎる『旨味』を抑える食品成分ラクチゾール、食べやすさ改善のカギに
スピルリナやクロレラといった微細藻類は、たんぱく質や栄養価の高さから食品原料として注目されています。しかし実際に食べてみると、独特の強い旨味や風味が気になり、そのまま口にするのは難しいと感じる人も少なくありません。この研究は、そうした微細藻類が持つ『強すぎる旨味』を、味覚に作用する物質でうまく抑えら…
公開日: 2026年09月10日 09:03
野菜の農薬残留と腸内細菌叢、消化器の健康との関係を整理した研究
キャベツやほうれん草など野菜には、栽培過程で使われた農薬がごく微量残留することがあります。こうした農薬残留が腸内細菌叢(腸内フローラ)に影響を与え、それが消化器の不調や炎症性腸疾患(IBD)とどうつながるのか、これまで人を対象にした研究がどこまで明らかにしてきたのかを整理したレビュー論文が、コンプリ…
公開日: 2026年09月10日 08:57
特殊用途の粉ミルクに含まれる18種アミノ酸を、より速く正確に測る分析法
乳アレルギーや代謝異常など特別な事情を持つ乳幼児や患者向けに作られる「特殊調製粉乳」は、通常の粉ミルクとは異なる配合で栄養バランスが設計されています。こうした製品ではアミノ酸組成が健康に直結するため、含まれるアミノ酸の種類と量を正確に把握できる分析法が欠かせません。中国のQilu Universit…
公開日: 2026年09月10日 08:46
油かす(搾油かす)を発酵で活かす:飼料や機能性食品への応用に向けた研究動向
大豆油や菜種油などを搾ったあとに残る「油糧粕(ゆりょうかす)」は、タンパク質や食物繊維、ミネラルを豊富に含む副産物です。しかし、そのままでは消化を妨げる成分(抗栄養因子)が含まれているため、飼料や食品としての高付加価値な利用が制限されてきました。中国・江蘇大学食品科学工程学院などの研究グループは、微…
公開日: 2026年09月10日 08:39