研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ライチの果皮・果肉・種子で異なる褐変 ― 部位ごとの違いを比べた研究
ライチは収穫後に果皮が褐色に変わる「褐変」が大きな課題として知られています。一方で、食用部分である果肉(仮種皮)や種子がどのように褐変するのかについては、あまり理解が進んでいませんでした。
公開日: 2026年09月17日 06:01
魚肉粉末中の4種ビスフェノールを測るための標準物質を開発
ビスフェノールAをはじめとするビスフェノール類は、プラスチック製品などに関わる化学物質として環境中や食品中での存在が注目されてきました。こうした物質が魚の身にごく微量含まれているかどうかを調べるには、分析装置が正しい値を出しているかを確認するための「ものさし」が必要になります。この役割を果たすのが標…
公開日: 2026年09月17日 05:53
シーバックソーン多糖を飼料に添加した宙返りバト(トンブラー種)の抗酸化・炎症指標と血清代謝物の変化を調べた研究
シーバックソーン(スナヂグミの仲間)に含まれる多糖(SP)は、抗酸化作用と抗炎症作用をもつ成分として知られています。ただし、宙返りバト(トンブラー種のハト)に与えたときにどのような影響があるかは、これまで明らかになっていませんでした。研究チームは、この点を確かめるため、飼料へのSP添加が抗酸化能・炎…
公開日: 2026年09月17日 05:23
天然成分の組み合わせでカットした梨の褐変を抑える——オキシレスベラトロールとEGCGによる酵素阻害の研究
カットしたリンゴや梨の切り口が茶色く変わる「褐変」は、見た目や品質を損ない、日持ちを短くする原因になります。この変色の中心的な役割を担っているのが、ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)と呼ばれる酵素です。PPOは果物に含まれるポリフェノール類を酸化させ、褐色の色素をつくり出します。
公開日: 2026年09月17日 05:18
腸内細菌の乱れと聴覚・平衡感覚の不調をつなぐ「腸‐耳軸」を整理した総説
腸の中にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)と全身の健康との関係については研究が進み、腸と脳、腸と肝臓といった「腸‐○○軸」と呼ばれるつながりが数多く論じられるようになりました。著者らは、この流れの中で、腸内細菌叢のバランスが崩れた状態(ディスバイオーシス)が、聴覚と平衡感覚に関わる病気、すなわち聴覚前庭…
公開日: 2026年09月17日 05:00
栽培年数の違うオウセイ(ナルコユリ)多糖を、ヒト腸内細菌で発酵させて比較した研究
オウセイ(Polygonatum cyrtonema Hua)は、根茎に多糖と呼ばれる糖の大きな分子を含み、研究チームによれば抗酸化作用や免疫の調節にかかわる働きをもつ成分として知られています。栽培期間の長い株から採れた多糖のほうが健康面での利点が大きいのかどうかは、これまではっきりしていませんでし…
公開日: 2026年09月17日 04:56
山椒の「しびれ」の強さを持ち運べる電気化学装置と機械学習で測る試み
山椒のしびれるような辛味(ピリッとした刺激の強さ)は、これまで人の官能評価パネルによる主観的な判定か、実験室の機器分析に頼ってきました。研究チームは、どちらも産地や加工の現場でその場で測るには向かないと指摘しています。
公開日: 2026年09月17日 04:52
乳清タンパク質と大豆タンパク質を組み合わせた食品のアレルギー性を下げる乳酸菌を探す研究
牛乳由来の乳清タンパク質分離物(WPI)と、大豆由来の大豆タンパク質分離物(SPI)を組み合わせた「デュアルプロテイン(二種タンパク質)」の食品素材は、互いの栄養面の長所を補い合える点が利点とされています。一方で、どちらの原料にも主要なアレルゲン(アレルギー反応の原因となるタンパク質)が含まれており…
公開日: 2026年09月17日 04:48
前糖尿病の中高年に対する2種類の運動プログラム——血糖値とビタミンDへの影響を比べた無作為化試験
糖尿病になる一歩手前の状態を「前糖尿病」と呼びます。血糖値が正常より高いものの、糖尿病と診断される基準には届かない段階です。研究チームによれば、この状態から毎年5〜10%の人が2型糖尿病へ進むとされる一方、生活習慣への介入によって糖尿病の発症を大きく減らせる可能性も報告されてきました。運動はその中心…
公開日: 2026年09月16日 10:49
植物性タンパク質を使ったソウギョ用飼料 —— 押出加工の温度を変えると何が変わるか
養殖業の持続可能性は、魚に与える飼料の配合によって大きく左右されます。一方で、その飼料をつくる際の「押出加工(エクストルージョン)」という製造工程が環境や経済にどう影響するかは、これまで十分に調べられてきませんでした。押出加工とは、原料を加熱しながら押し出して粒状の飼料に成形する加工方法で、その際の…
公開日: 2026年09月16日 06:36
沈香の原料植物アキラリア・シネンシスの5部位を比べ、潰瘍性大腸炎に関わる成分を探る
アキラリア・シネンシス(学名Aquilaria sinensis)は、中国で「沈香(チンシャン)」と呼ばれる樹脂を含む香木の原料となる樹木です。沈香は古くから香料として、また消化器の不調をはじめとするさまざまな症状に用いる伝統薬として使われてきました。しかし研究チームは、この植物の部位ごとに含まれる…
公開日: 2026年09月16日 06:32
キウイフルーツの「常温での追熟」と「エチレン処理による追熟」を比べた研究
キウイフルーツは収穫後に追熟するタイプの果実で、その道筋はひとつではないことが知られています。処理をしていない果実では、エチレン(果実の成熟を促す植物ホルモンで、気体として働きます)の発生が検出できない状態のままでも、常温に置くだけでゆっくりと追熟が進むことがあります。一方、外から与えたエチレンは急…
公開日: 2026年09月16日 06:26