研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

チオール基を付けた磁性バイオ炭でカドミウムを選び取り、水と水産物の微量分析を助ける 研究論文Europe PMC中国

チオール基を付けた磁性バイオ炭でカドミウムを選び取り、水と水産物の微量分析を助ける

環境水や食品に含まれる有害物質の監視では、分析装置そのものよりも、測定前に試料を整える「前処理」が性能の足かせになりつつある、と著者らは述べています。実際の川や湖の水、水産物の中では、測りたい物質はごく薄い濃度でしか存在せず、そのまわりには溶けた有機物、タンパク質、脂質、さまざまな無機イオンが大量に…

公開日: 2026年10月01日 22:49

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介 研究論文OpenAlex中国

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介

早食いはよくある習慣ですが、食事のその場で自分の速さを調整するのは難しいとされています。研究チームはその理由として、人は食べる速さの変化にほとんど気づかないこと、そして自分の食べ方を常に意識し続けること自体が負担になることを挙げています。

公開日: 2026年10月01日 21:37

腸と心臓をつなぐ「腸心軸」――微生物代謝物から診断・治療応用までを整理した総説 研究論文OpenAlex中国

腸と心臓をつなぐ「腸心軸」――微生物代謝物から診断・治療応用までを整理した総説

心血管疾患は世界で死亡と病気の最大の原因であり続けています。血圧やコレステロールといった従来の危険因子を十分に管理しても、残ってしまうリスク(残余リスク)があることが知られています。著者らは、この埋まらない隙間に関わりうる要素として腸内細菌に注目しました。腸内細菌が宿主の代謝、免疫の調節、血管の働き…

公開日: 2026年10月01日 16:53

薬用植物の抗増殖作用に関する文献レビューの紹介 研究論文OpenAlex中国

薬用植物の抗増殖作用に関する文献レビューの紹介

著者らは、さまざまな植物由来の抽出物がもつ「抗増殖作用」、すなわち細胞の分裂や増殖を抑えるはたらきについて、これまでに発表された科学文献を整理することを目的としました。抗増殖作用とは、細胞が数を増やす過程を遅らせたり止めたりする性質を指し、がん細胞を対象とした研究で注目されてきた観点です。

公開日: 2026年09月30日 21:08

アルギン酸ナトリウムは生タイプ即席でんぷん麺の品質をどう変えるか 研究論文OpenAlex中国

アルギン酸ナトリウムは生タイプ即席でんぷん麺の品質をどう変えるか

中国で親しまれている「酸辣粉(サンラーフン)」は、サツマイモでんぷんを主原料とする麺料理です。手軽に食べられる即席タイプの需要が高まる中、麺のかたまり(麺塊)を乾燥させずに水分を含んだまま仕上げる「生タイプ即席でんぷん麺塊」が注目されています。乾燥工程を省くことで、多くのエネルギーを使わずに済み、で…

公開日: 2026年09月30日 20:03

食品に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)――生理作用とそのしくみをめぐる研究の整理 研究論文OpenAlex中国

食品に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)――生理作用とそのしくみをめぐる研究の整理

γ-アミノ酪酸(GABA)は、発芽玄米や大麦、トマト、ホウレンソウ、緑茶、発酵食品などに含まれる成分です。タンパク質の材料にはならない「非タンパク質アミノ酸」の一種で、グルタミン酸から炭酸ガスが外れる反応(脱炭酸)によってつくられます。分子量は103.12 g/mol、融点は202 ℃で熱に比較的強…

公開日: 2026年09月30日 14:20

葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理 研究論文OpenAlex中国

葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理

2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と、インスリン分泌の低下によって起こる慢性の代謝疾患です。著者らによれば、病気の初期には筋肉・脂肪組織・肝臓でインスリンの感受性が下がり、血糖を下げる働きが鈍ります。それを補うために膵臓が過剰にインスリンを出す状態が続き、やがて腎症・網膜症…

公開日: 2026年09月30日 13:42

アーモンド搾りかす由来タンパク質を加工し、クルクミンを包み込むゲルをつくる研究 研究論文OpenAlex中国

アーモンド搾りかす由来タンパク質を加工し、クルクミンを包み込むゲルをつくる研究

アーモンドミルクを作る際には、油や液を搾ったあとに「搾りかす」が残ります。論文によれば、この搾りかすは主に飼料の原料として使われていますが、タンパク質を42〜61 g/100 g含み、そのうち約半分はグロブリンという種類のタンパク質だと報告されています。著者らは、この甘扁桃(スイートアーモンド)搾り…

公開日: 2026年09月30日 12:19

カンゾウの茎を活かすには? 酵素処理と高温蒸気処理を比べた研究 研究論文Europe PMC中国

カンゾウの茎を活かすには? 酵素処理と高温蒸気処理を比べた研究

漢方などで古くから使われてきたウラルカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis Fisch.)は、主に地下の根が利用されてきました。一方で地上部、とりわけ茎は加工の際に捨てられたり、価値の低い用途に回されたりすることが多く、資源の無駄が生じていると研究チームは指摘しています。しかし茎にも、…

公開日: 2026年09月30日 11:01

四川ジャンロウ(醤肉)の熟成中に起こる風味成分と細菌叢の変化 研究論文Europe PMC中国

四川ジャンロウ(醤肉)の熟成中に起こる風味成分と細菌叢の変化

ジャンロウ(醤肉)は、醤油や甜麺醤などの調味ソースで豚肉を漬け込み、そのまま自然乾燥・熟成させて作る中国の伝統的な食肉製品です。中国西南部の四川で作られるものは、比較的おだやかな温湿度のもとで乾燥と熟成が進む点に特徴があり、長期の塩漬けに頼る生ハムや、燻煙を用いるベーコン、スターターカルチャー(発酵…

公開日: 2026年09月30日 10:54

泥興陶で六堡茶を24か月保存すると何が変わるか——中国・広西の伝統陶器と発酵茶の関係を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

泥興陶で六堡茶を24か月保存すると何が変わるか——中国・広西の伝統陶器と発酵茶の関係を調べた研究

六堡茶は中国・広西の特産である「黒茶」の一種で、微生物による発酵を経てつくられます。論文によると、その品質は長期の保存(熟成)によって整えられていくため、どんな容器に入れて置くかが重要になります。ところが著者らは、現在使われている保存容器には課題が多いと指摘します。透明なガラス瓶は光を通すため茶の成…

公開日: 2026年09月30日 10:50

オオイチョウタケの周りの土壌細菌を調べる — 中国・山西省の6地点での報告 研究論文Europe PMC中国

オオイチョウタケの周りの土壌細菌を調べる — 中国・山西省の6地点での報告

オオイチョウタケ(学名 Leucopaxillus giganteus)は、ユーラシアから北アメリカにかけて分布する大型のきのこです。傘が大きく食味もよく、栄養成分や生理活性のある成分を含むことが報告されていますが、生育がゆるやかなため人工栽培が難しいことが知られています。加えて、乱獲や生息地保護の…

公開日: 2026年09月30日 10:45