研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

水温への順応がクロアシアワビ(パウア)の環境ストレス応答に与える影響 研究論文OpenAlexベトナム

水温への順応がクロアシアワビ(パウア)の環境ストレス応答に与える影響

岩礁域にすむアワビ類は、水温、塩分、溶存酸素(水に溶けている酸素の量)が大きく変動する環境にさらされることが多い生き物です。研究チームは、こうした変動に対してアワビがどこまで対応できるのかを明らかにしようとしました。

公開日: 2026年09月15日 06:01

食べごろを色と光で知らせる包装フィルム — 牛乳由来タンパク質と黒大豆の色素を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexベトナム

食べごろを色と光で知らせる包装フィルム — 牛乳由来タンパク質と黒大豆の色素を組み合わせた研究

羊肉(マトン)は良質なタンパク質を含む一方で傷みやすく、冷蔵保存中にも酵素の働きや微生物の増殖によって品質が落ちていきます。傷みが進むとアルカリ性の揮発性アミンが生じ、pH(酸性・アルカリ性の度合い)が上がって異臭の原因になります。そこで、包装材そのものが鮮度の変化を知らせてくれる「スマートフィルム…

公開日: 2026年09月14日 01:16

ソウギョのウロコからコラーゲンを取り出す ― ベトナムの養殖魚を資源として活かす研究 研究論文OpenAlexベトナム

ソウギョのウロコからコラーゲンを取り出す ― ベトナムの養殖魚を資源として活かす研究

魚を食べたり加工したりする過程で出るウロコや骨、皮は、多くの場合そのまま廃棄されています。しかし近年、こうした副産物からコラーゲンを取り出し、化粧品や医療材料などに役立てようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、ベトナムで養殖されているソウギョ(Ctenopharyngodon …

公開日: 2026年09月08日 05:29

細菌セルロースと銀・酸化亜鉛のフィルムでタンジェリンを長持ちさせる研究 研究論文Europe PMCベトナム

細菌セルロースと銀・酸化亜鉛のフィルムでタンジェリンを長持ちさせる研究

果物や野菜をプラスチックで包む代わりに、微生物が作る天然素材で作った包装フィルムを使えないか——そんな発想から生まれた研究が報告されました。今回紹介するのは、細菌が作り出す「細菌セルロース(BC)」とポリビニルアルコール(PVA)という素材を組み合わせ、さらに銀と酸化亜鉛のナノ粒子を加えて作った新し…

公開日: 2026年09月04日 19:27

捨てられるメロンの皮を機能性食材に――酵素処理で食物繊維クッキーの血糖応答を改善する試み 研究論文Europe PMCベトナム

捨てられるメロンの皮を機能性食材に――酵素処理で食物繊維クッキーの血糖応答を改善する試み

世界の糖尿病人口は2024年時点で成人の約11.1%にあたる5億8900万人と推計され、2050年には8億5300万人に達すると予測されています。食後の血糖値上昇はこうした代謝異常の主要な要因のひとつとされ、食物繊維の摂取が血糖応答の緩和に役立つと考えられていますが、多くの集団で摂取量は推奨水準に届…

公開日: 2026年09月04日 19:24

超音波の力で植物ポリフェノールを効率よく取り出す AIとの組み合わせで抽出条件を最適化 研究論文OpenAlexベトナム

超音波の力で植物ポリフェノールを効率よく取り出す AIとの組み合わせで抽出条件を最適化

植物に含まれるポリフェノールやフラボノイドは、抗酸化作用を持つ成分として食品や健康分野で注目されてきました。しかし、これらの成分を植物からどれだけ効率よく取り出せるかは、加熱温度や時間、抽出に使う技術の設定条件によって大きく左右されます。今回紹介する研究では、東南アジアに自生するピランカサ(Ardi…

公開日: 2026年09月04日 06:34

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究 研究論文OpenAlexベトナム

ジャックフルーツの種でビールを造る? 廃棄されがちな種子を麦芽の代わりに使う研究

ジャックフルーツは東南アジアなどで親しまれている果物ですが、果肉を食べたあとに残る種子は、多くの場合そのまま捨てられています。この種子には栄養や機能性の面で活用できる可能性があるとされ、食品として有効利用(アップサイクル)する研究が進められています。今回紹介する研究では、このジャックフルーツの種子を…

公開日: 2026年09月04日 05:33

色つき米ハッサウィ種は栄養価が高い? 主要イネ品種との比較研究 研究論文OpenAlexベトナム

色つき米ハッサウィ種は栄養価が高い? 主要イネ品種との比較研究

お米には白いものだけでなく、黒や赤みを帯びた色つきの品種も存在します。こうした色つき米には、天然のアントシアニンやポリフェノールなどの植物由来成分が含まれていることが知られており、育種の現場でも注目が集まっています。今回紹介する研究では、サウジアラビアで栽培される「ハッサウィ米」という在来品種に着目…

公開日: 2026年09月03日 08:37

灌漑用水は「肥料」にもなる? マスタードグリーン栽培で見えた栄養と品質のトレードオフ 研究論文OpenAlexベトナム

灌漑用水は「肥料」にもなる? マスタードグリーン栽培で見えた栄養と品質のトレードオフ

野菜づくりに使う灌漑用水は、単なる水やり以上の役割を果たしているかもしれません。都市近郊の農地では、生活排水や有機物を含む河川水が畑に引き込まれることが珍しくなく、そこに溶け込んだ窒素やリンが作物の肥料代わりになっている可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、ベトナム・ハノイ近郊の紅河(ホン川…

公開日: 2026年09月02日 07:37

ベトナム中部の自閉症児48人に見えた「三重の栄養課題」——微量栄養素と食事内容を調べた横断研究 研究論文DOAJベトナム

ベトナム中部の自閉症児48人に見えた「三重の栄養課題」——微量栄養素と食事内容を調べた横断研究

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある子どもは、偏食や感覚過敏などの影響で食生活が偏りやすいことが知られています。とはいえ、こうした子どもたちが実際にどのような栄養状態にあるのか、特に所得水準が高くない地域でのデータは限られていました。今回紹介する研究は、ベトナム中部の子どもたちを対象に、食事内容と…

公開日: 2026年08月16日 20:27

ローゼル由来アントシアニンのマイクロカプセル素材「HIBI®」、保存安定性と前臨床安全性を検証 研究論文OpenAlexベトナム

ローゼル由来アントシアニンのマイクロカプセル素材「HIBI®」、保存安定性と前臨床安全性を検証

ハイビスカスの仲間として知られるローゼル(roselle)には、鮮やかな赤色のもとであるアントシアニンという色素成分が含まれています。アントシアニンは抗酸化作用を持つ植物由来成分として注目されてきましたが、粉末やカプセルなどの食品素材として実用化する際には、保存中に成分がどれだけ安定に保たれるか、そ…

公開日: 2026年08月03日 02:29

自閉スペクトラム症児への複合的栄養支援、ベトナムでのパイロット研究が示したもの 研究論文OpenAlexベトナム

自閉スペクトラム症児への複合的栄養支援、ベトナムでのパイロット研究が示したもの

自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもたちの中には、特定の食べ物しか受け付けない「極端な偏食」が見られるケースが少なくありません。こうした偏食は、成長に必要な栄養素の不足につながることが懸念されていますが、資源が限られた地域でどのような栄養支援が実際に行えるのか、そのデータはまだ十分ではありません…

公開日: 2026年07月16日 07:32