研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ 研究論文OpenAlexアメリカ

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ

肥満、2型糖尿病、慢性腎臓病(CKD、腎臓のはたらきが長期にわたって低下していく病気)に対する薬の選択肢は、近年急速に広がりました。著者らは、こうした薬物療法が臨床の現場を変え、代謝性疾患の治療の幅を大きく広げたと述べています。

公開日: 2026年10月03日 04:59

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画 研究論文OpenAlexアメリカ

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画

幼い子どもの肥満は、心血管疾患や非アルコール性脂肪性肝疾患、2型糖尿病につながりうる問題として知られています。著者らは、その主要な危険因子のひとつが砂糖入り飲料(SSB:砂糖で甘くした清涼飲料や甘い乳飲料など)からの砂糖摂取であり、子ども時代のSSB摂取はその後の人生でのSSB摂取や、肥満・むし歯の…

公開日: 2026年10月03日 04:46

腸内細菌とミトコンドリアをつなぐ経路から神経変性疾患と網膜の病気を読み解く総説 研究論文OpenAlexアメリカ

腸内細菌とミトコンドリアをつなぐ経路から神経変性疾患と網膜の病気を読み解く総説

私たちの消化管には100兆を超える微生物がすみついていると著者らは述べています。ヒト自身の遺伝子が約2万3000個とされる一方、腸内細菌の集団がもつ遺伝子は300万個以上にのぼるため、微生物の遺伝子がつくり出す代謝産物がヒトの健康に影響しうると論文は指摘します。微生物の数や種類は消化管の場所によって…

公開日: 2026年10月02日 07:34

カルシウムと複合微量栄養素サプリメントを同時に飲んでよいか——ブルキナファソとパキスタンで進む臨床試験の計画 研究論文OpenAlexアメリカ

カルシウムと複合微量栄養素サプリメントを同時に飲んでよいか——ブルキナファソとパキスタンで進む臨床試験の計画

低中所得国の多くでは、妊娠可能年齢の女性の食事に不足する微量栄養素が多く、妊娠中は胎児の成長に伴う需要の増加によって不足がさらに強まると著者らは説明しています。WHOは妊娠中に鉄と葉酸のサプリメント(IFA)を毎日摂取することを推奨していますが、近年は15種類の微量栄養素を含む「複合微量栄養素サプリ…

公開日: 2026年10月02日 07:17

妊娠中の高食物繊維食が体重増加と体脂肪の増え方に与える影響を調べたパイロット試験 研究論文OpenAlexアメリカ

妊娠中の高食物繊維食が体重増加と体脂肪の増え方に与える影響を調べたパイロット試験

妊娠中に体重が増えすぎること(過剰な妊娠中体重増加)は、妊娠の経過が良くないことや、母親の肥満が増えることと関連していると報告されています。これまでにも体重増加を抑えるための取り組みは行われてきましたが、研究チームによれば、体重増加をある程度抑えることはできても、母親の健康状態そのものへの効果は限ら…

公開日: 2026年10月02日 06:47

人種差別の経験と食事の「炎症を促す傾向」との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

人種差別の経験と食事の「炎症を促す傾向」との関連を調べた研究

人種に関する不公平な扱いを受けたという経験は、心理社会的なストレス要因の一つとして知られています。研究チームは、こうした経験が大人では慢性的な炎症や食事に関連する病気のリスクと結びついていることが報告されてきた一方で、子どもや若者への影響については分かっていることが少ないと述べています。

公開日: 2026年10月02日 06:19

高塩分でも腎臓を守る? コチュジャンと腸内細菌をめぐる動物・細胞研究 研究論文OpenAlexアメリカ

高塩分でも腎臓を守る? コチュジャンと腸内細菌をめぐる動物・細胞研究

肥満は腎臓を傷つける要因の一つとして知られています。論文の序論によると、脂肪分の多い食事や塩分の多い食事は体重を増やすだけでなく腎臓の健康にも影響し、適切な対処がないまま酸化ストレスや炎症が続くと慢性腎臓病へ進むとされています。そのため著者らは、腎臓の健康を保つ食事や食品による対策を探ることが重要だ…

公開日: 2026年10月02日 05:10

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介 研究論文OpenAlexアメリカ

イヤホンで食事の速さを測り、その場で促す——「Earinter」の研究紹介

早食いはよくある習慣ですが、食事のその場で自分の速さを調整するのは難しいとされています。研究チームはその理由として、人は食べる速さの変化にほとんど気づかないこと、そして自分の食べ方を常に意識し続けること自体が負担になることを挙げています。

公開日: 2026年10月01日 21:37

紫パッションフルーツの果皮の色づきと追熟を貯蔵温度で調整する研究 研究論文OpenAlexアメリカ

紫パッションフルーツの果皮の色づきと追熟を貯蔵温度で調整する研究

パッションフルーツ(Passiflora edulis)は南アメリカ原産の果実です。著者らは、この果実が地面に落ちてから収穫される(地面収穫)場合に商品価値を失いやすい点に注目しています。論文によれば、地表の高温によって果実が急速に乾燥し、果皮がしなびる現象が起こりうるとされています。

公開日: 2026年10月01日 09:46

マダガスカル南西部のサンゴ礁の食料システムはどう変わったか——地元の人々の知識から読み解く研究 研究論文DOAJアメリカ

マダガスカル南西部のサンゴ礁の食料システムはどう変わったか——地元の人々の知識から読み解く研究

サンゴ礁の漁業は、沿岸に暮らす人々にとって重要なタンパク質や微量栄養素の供給源です。しかし研究チームによれば、サンゴ礁は乱獲や気候変動、汚染といった圧力にさらされており、その変化が地元の食生活にどう跳ね返っているのかは十分に分かっていません。とくに漁獲の記録が乏しい地域では、長期の科学的モニタリング…

公開日: 2026年10月01日 02:40

大豆から生まれる成分「エクオール」――作れない人を作れる人に変えられるか、臨床試験の系統的レビュー 研究論文Europe PMCアメリカ

大豆から生まれる成分「エクオール」――作れない人を作れる人に変えられるか、臨床試験の系統的レビュー

大豆に含まれるイソフラボンは、更年期症状の緩和や心血管・認知機能の健康との関連が注目されてきた成分です。ただし観察研究では良い結果が示される一方、ランダム化臨床試験(参加者をくじ引きのように割り付けて効果を比べる試験)の結果は一致していません。

公開日: 2026年09月30日 21:29

買い物かごの「カーボン・アウェア・チェックアウト」——オンライン食料品購入時に排出量を見直す仕組みの提案 研究論文OpenAlexアメリカ

買い物かごの「カーボン・アウェア・チェックアウト」——オンライン食料品購入時に排出量を見直す仕組みの提案

食べ物の選び方は、家庭から出る温室効果ガスの大きな部分を占めます。論文は、食料消費が世界の排出量のおよそ26%にあたり、サプライチェーン全体を含めると34%に達するという既存の推計を紹介しています。また、食品の排出の68%は生産方法に由来し、小売・流通が27%、輸送は5%にとどまるという内訳も引いて…

公開日: 2026年09月30日 09:01