研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
バジルシードガムを加えたニンジン粉末パンケーキの品質を調べた研究
ニンジンにはカロテノイドや食物繊維、ビタミン、抗酸化性をもつ成分が含まれており、乾燥させて粉にしたニンジン粉末は、焼き菓子類の栄養面を高める素材として注目されています。しかし著者らは、ニンジン粉末を加えると生地のふくらみが落ちたり、硬くなったり、内部の組織が不均一になったりして、食べる人の受け入れら…
公開日: 2026年09月13日 16:46
捨てられる柑橘の種から油を——6種の柑橘種子油を比較した研究
オレンジやライムを食べたり搾ったりしたあと、種は多くの場合そのまま廃棄されます。しかし柑橘の種には油分が含まれており、農産業の副産物としてどの程度活用できる可能性があるのかは、種の種類によってあまり整理されてきませんでした。今回紹介する研究では、同じイランの気候条件で栽培された6種類の柑橘、すなわち…
公開日: 2026年09月09日 04:53
生後18か月未満の乳児における「吐き戻し」、テヘランでの地域調査が示した実態
赤ちゃんが授乳の後にミルクを口から少し戻す「吐き戻し」(食物逆流)は、多くの保護者が経験する身近な現象です。医学的には生後2歳未満の子どもに起こる生理的な現象とされ、飲み込んだ液体や食べ物が胃から再び口へ戻ってくる状態を指します。イランのテヘラン医科大学(Islamic Azad Universit…
公開日: 2026年09月08日 20:29
パンノキの若い果実と種子、どちらも野菜として食べられる? 発育段階ごとの成分を比較した研究
パンノキ属の樹木には、種なしで果肉を食べる「パンノキ(Artocarpus altilis)」と、種を野菜として利用する近縁種「パンノミ(Artocarpus camansi)」があります。どちらも熱帯地域で古くから食用にされてきましたが、果実が育つ過程でどのように味や栄養、調理特性が変化していくの…
公開日: 2026年09月08日 19:45
レスベラトロールのサプリメントは脂肪肝に効くのか? 9件のメタ解析を統合した最新研究
赤ワインやブドウの皮に含まれる成分として知られるレスベラトロールは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。肝臓に脂肪がたまる非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)に対して、このレスベラトロールをサプリメントとして摂ることに意味があるのか、これまで複数の研究で調べられてきましたが、結果は一貫してい…
公開日: 2026年09月07日 07:28
ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究
ポテトチップスは子どもから大人まで幅広く親しまれているスナック菓子ですが、原料となるじゃがいもや製造・流通の過程で、金属、農薬、カビ毒(マイコトキシン)といった汚染物質がわずかに混入する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、こうした複数種類の汚染物質を同時に取り上げ、ポテトチップスを食べるこ…
公開日: 2026年09月06日 05:23
生乳への中和剤混入は微生物汚染のサインか——イラン北西部の実地調査
牛から搾ったばかりの生乳は時間が経つと乳酸菌の働きで酸性化し、酸度が上がる。この酸っぱさを消すために炭酸塩などのアルカリ性の中和剤をひそかに混ぜる不正行為が、新興国の一部地域で問題になっている。中和剤そのものが直接の毒性を持つかどうかとは別に、この行為が牛乳の衛生状態そのものと関係しているのかは、実…
公開日: 2026年09月05日 04:53
水不足でも育つクラスタービーンへ シリコンナノ粒子とジャスモン酸処理の効果を調べた研究
クラスタービーン(Cyamopsis tetragonoloba L.)は、種子から抽出される多糖類ガラクトマンナンの原料として工業的に栽培されることが多い植物です。しかし若いさやは野菜としても食べられており、乾燥地帯や半乾燥地帯での野菜用クラスタービーン栽培の重要性が高まっているといいます。その一…
公開日: 2026年09月04日 19:26
ニジマスの切り身をより長持ちさせる包装フィルム、ZnOナノ粒子と茶ポリフェノールの効果を検証
魚は栄養価が高い一方で傷みやすく、冷蔵保存中でも数日で微生物の増殖や脂質の酸化が進み、風味や安全性が損なわれてしまいます。こうした課題に対して、食品を包む「フィルム」自体に抗菌・抗酸化の働きを持たせる『アクティブパッケージング』という考え方が研究されています。今回紹介する研究は、キトサンとゼラチンを…
公開日: 2026年09月03日 09:25
妊娠中のタンパク質、種類によって妊娠糖尿病リスクに差?イランでの症例対照研究
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病」は、母子双方の健康に影響しうる代表的な妊娠合併症です。糖尿病になりやすさには食事内容が関わるとされてきましたが、タンパク質の摂取量や由来(植物性か動物性か)と妊娠糖尿病リスクとの関係については、これまでの研究結果が一致していませんでした。今回、イラン・イスファハ…
公開日: 2026年09月03日 01:29
腸内細菌と「褐色脂肪の白色化」――肥満をめぐる新たな視点を探る総説
私たちの体には、寒さにさらされたときや食べすぎたときに余分なエネルギーを熱として消費してくれる「褐色脂肪組織(BAT)」という特殊な脂肪があります。ところが肥満が進むと、この褐色脂肪が本来の役割を失い、まるで白色脂肪のようにエネルギーをため込む組織へと変質してしまうことが知られています。この現象は「…
公開日: 2026年09月02日 14:28
グアの種子、品種によって栄養価や粘りに大きな差──15系統を比較した研究
グア(Cyamopsis tetragonoloba)という豆科植物をご存じでしょうか。主に夏に栽培される作物で、種子の胚乳部分に含まれるガラクトマンナンという多糖類は「グアガム」として抽出され、食品の増粘剤や安定剤として幅広く使われています。さらに種子を包む胚芽や種皮はタンパク質を多く含み、飼料や…
公開日: 2026年09月02日 09:39